2007年06月26日

Ubuntu Feisty(TeX編)

 Ubuntu Linux 7.04 Feisty Fawnをインストールしよう第九話(目次はこちら)。今回は日本語でTeXを利用可能にするためのパッケージをインストールし、設定します。


歴史的経緯

 TeX/LaTeXは組版ソフトとして世界的に有名なソフトです。特に複雑な数式の入力・表示が容易なので、学術系でよく使われています。TeX/LaTeXには基本的な機能しか備わっていないので、よりヘヴィに使うためにはいろんなパッケージが必要です。それをひとまとめにしたTeXディストリビューションがteTeXであり、日本語を使えるようにしたのがアスキーのpTeXです。

ところがteTeXは2006年以降アップデートされないことが発表されました。そこで最近はteTeXに代わるTeX Liveというディストリビューションが注目されています。teTeXに含まれるパッケージのライセンスの問題もあって、Debianでは徐々にTeXLiveに移行しつつあるようです(Ubuntuもそのうち?)。その辺りの詳しいことは、2006年4月に開催されたDebian Meetingの"Debian TeX Policy と Debian の LaTeX の日本語処理"に書いてあります。ただ、今のところTeX Liveは日本語の対応に難があるようです。

現状、Ubuntu 7.04(Feisty Fawn)において、日本語でTeXを使うためには三種類の方法が考えられます。
  1. pTeX/teTeXを使う
    一番簡単で確実な方法。ただし今後この方法が通用するかは不明。xdviで日本語が表示できない問題は、Feistyで解決しました。文字コードはEUC-JPしか使えないので、コンパイル時のエラーメッセージのソース表示部分が化けます(端末の文字コードを変更すれば問題なし)。
  2. TeX Liveを使う
    今後有望な方法。ネットでの日本語の情報が今一つないのが不安。UTF-8に対応とか各種パッケージのライセンス問題をクリアにするとか、心惹かれる話題もちらほらと。apt-line(universe)にパッケージが用意されているので、インストールだけなら簡単?
  3. ptetexを使う
    teTeXや各種ツールに日本語用パッチを当てたものなどをまとめたソフト。Vine 4.0でも採用されていて、UTF-8も使える上にUbuntuでの動作実績もあり(UTF-8のソースファイルも自動的にEUCなどに変換してくれるという意味。よってUnicodeの全ての文字が使えるというわけではない)。ただUbuntu用のバイナリパッケージは用意されていないので、ソースからビルドする必要あり(手順自体は簡単です)。
結論から言うと、TeXファイルをEUC-JPで統一しても構わないのなら「pTeXのインストール」だけを読めば充分ですし、一番簡単です。TeXファイルをUTF-8で編集したいなら「ptetexのインストール」の部分だけを読んでください。「TeX Liveのインストール」のところは今のところは役に立たないと思います(今後自分が調べ直すときのための保険なんです)。


pTeXのインストール

 この場合、このサイトにpTeXとdvipdfmxのインストール方法のほとんど全てが網羅されています。

まずはpTeXのインストール。[アプリケーション] - [アクセサリ] - [端末]を開き、以下のコマンドを実行してください(コピー&ペースト+エンターでいけます)。
sudo apt-get install okumura-clsfiles xdvik-ja dvipsk-ja \
dvi2ps-fontdesc-morisawa5 mendexk jmpost jbibtex-bin gv gnome-gv
sudo jisftconfig add
ptexやtetexは依存関係に従って自動的にインストールされますので、このパッケージをインストールするだけで充分です。

上記サイトではこの後、東風フォント(kochi-*.ttf)を削除してIPAモナーフォントへのリンクを張っていますがこれはどうなんでしょう。もっとスマートな方法がありそうな気がするのですが。/etc/texmf/texmf.d/ディレクトリ以下を編集して、フォントのサーチパスを編集し、update-texmfやmktexlsrを実行すればいいんでしょうか。


 次にdvipdfmxのインストールです。[アプリケーション] - [アクセサリ] - [端末]を開き、以下のコマンドを実行してください(コピー&ペースト+エンターでいけます)。
sudo apt-get install dvipdfmx gs-cjk-resource cmap-adobe-cns1 \
cmap-adobe-gb1 cmap-adobe-japan1 cmap-adobe-japan2
"No CIDSupplement specified for"というエラーが出ますが、どうやら気にしなくてもいいようです。あとは
sudo nano -w /etc/texmf/dvipdfm/dvipdfmx.cfg
として、ファイルの末尾に
f jis-cjk.map
を追加、Ctrl+Oでファイル名を指定して保存、Ctrl+Xで終了です。編集が完了したら
sudo update-texmf
を実行して設定ファイルを反映させます。これで完了です。

あと、以前に書いたPDFにフォントを埋め込む話ですが、以前のエントリで書いた内容はptetex用です。pTeXの場合、まずフォントのパスを通す必要があります。件のエントリの参考リンクのやり方だとうまくいくと思います。


TeX Liveのインストール

 これはEdgyの時の情報です、FeistyではTeX Liveのインストールを試していません。TeX LiveにはインストールCDが用意されているようなのですが、今回はapt-lineからインストールすることにしました。texlive-fullをインストールするとtexliveに関する全てのパッケージがインストールされます。ただ、ハードディスクを630MBも消費するようなので今回はパス。基本的なパッケージのみ(70MB消費)をインストールします。
sudo apt-get install texlive texlive-doc-ja
texlive-doc-jaは日本語マニュアルファイルっぽいのでこれも追加。texliveをインストールすると、tetexやptexに関するパッケージが削除されますので注意してください。

コマンドはlatexで、jarticleクラスがなくてarticleクラスにするぐらいで特に問題なく終了。xdviはTeX Liveに同梱されたものがインストールされます……が、表示できず。うーん、なんでだ。


ptetexのインストール

 ptetexとは、teTeXに日本語パッチを当てたり、日本語の使えるpTeXを追加したりしてくれるパッチ集です。一連のコマンドを実行するだけで必要なものを全て用意してくれるのがポイント。Ubuntuの場合、ソースからビルドすることになるのでパッケージ管理ソフトの恩恵には預れませんが、TeXパッケージはアップデートがそれほど頻繁じゃありませんし、作成したファイルは特定のディレクトリにしかインストールしないのであまり気にしなくてもいいと思います。もちろん上でインストールしたpTeXとの共存も可能です。より詳しいことは公式Wikiにある、FAQを見るとよいでしょう。ここではptetex3-20070606をインストールします。

Wikiの動作報告にはUbuntu 7.04 Feisty Fawnの動作報告が掲載されています(自分が書いたんすけど)。これを参考にしながら進めていきましょう。上記FAQにも書いてあるように、ビルドするためにいくつかのパッケージが必要となります。必要な理由はこのあたりが参考になるかと。まずflex、bison、build-essentialは開発環境のため必要です。それ以外に、ライブラリとしてlibncurses5-dev、x11proto-print-dev、libmotif-dev、libxaw6-dev、libxpm-dev、libfreetype6-dev、gsが必要なようです(libmotif-devはlesstif2-devでも可)。よって、[アプリケーション] - [アクセサリ] - [端末]の中で
sudo apt-get install flex bison build-essential \
libncurses5-dev x11proto-print-dev libmotif-dev \
libxaw6-dev libxpm-dev libfreetype6-dev gs
と入力してください。

これでmakeすれば、必要なものはすべてそろっているはずですが、なんらかのエラーが出るかもしれません。その場合、上のリンク先などを参考に関係ありそうなパッケージをインストールしてください。その際、'make c'でコンパイルを中断したところから再開出来ます。しかし、'make distclean'と'make clean'をして最初からコンパイルを開始しないと問題を解決できない場合もあるようです。

パッケージが揃ったあとの詳しいインストール方法はREADMEファイルに書いてあります。自分の場合、ダウンロードしたファイルは~/downloadに一時的に保存するようにしています。今回はその下に~/download/src/ptetex3というディレクトリを作って、そこに三つの圧縮ファイルを保存。あとは上記READMEファイルの手順に沿って
tar xzvf ptetex3-20070606.tar.gz
cd ptetex3-20070606
make
sudo make install
とすればインストール完了です。途中、
[-dNOKANJI] test
と表示されてからえらい時間がかかりました(数十分間HDDにアクセスしっぱなし)。一応テストは問題なく終わるようですがちょっと気になるところです。

実行ファイルは/usr/local/teTeX/binに格納されるので、そこにパスを通す必要があります。ptetexを使うのがそのユーザだけなら~/.bashrcに、全ユーザがptetexを使うなら/etc/bash.bashrcの最後に
# for ptetex3
PATH=/usr/local/teTeX/bin:$PATH
を書き込みます。端末を再起動すればパスが通っているはずなのでwhichコマンドなどでplatexへの正しいパスが通っているか確認してみてください。

platexコマンドは適切なオプションを指定することで、EUC-JP/Shift_JIS/UTF-8なTeXファイルに対応することが可能です。ビルド時に特定のオプションをあたえていない場合は、platexはTeXファイルの文字コードがEUC-JPだと考えて変換します。もし、UTF-8なファイルを変換したい場合は
platex --kanji=utf8 TeXファイル.tex
としてください。以前のplatex-utf8とかのコマンドは廃止されました。

またdvipsやdvipdfmx、dvipngというコマンドも付属しているのでこれらも別途インストールする必要はありません。ただdvipsで変換したpsファイルは別にインストールしたgvからだと日本語を表示できなかったので正しく動作しているかは未確認です。同梱されているプレゼンテーション用のbeamerクラスはバージョンが古いため正しく動作しません。別途インストールする必要があるのですが、方法については別のエントリで。

ptetexをアンインストールする場合、Makefileが残っているなら
sudo make uninstall
でできます。残っていないなら/usr/local/teTeX以下を削除すればOKです。

dvipdfmでPDFにフォントを埋め込む場合は、こちらのエントリを参考にしてください。


latex2htmlのインストール

 インストールは簡単です。
sudo apt-get install latex2html
ただし、一緒にteTeXもインストールされることに注意してください。ptetex3はaptからインストールされたteTeX環境と共存できるので特に問題はないはずです。どうも日本語化パッチはあたってないようなのですが、特に問題なく日本語も解します、不思議だ。

そのままだとteTeXのlatexコマンドとdvipsコマンドを使ってしまうので、jarticleなどの日本語クラスファイルを指定したTeXファイルだとエラーが起きて数式を画像に変換できません。よって設定ファイルを変更する必要があります。全体の設定ファイルである"/usr/share/latex2html/l2hconf.pm"を直接編集してもいいのですし、ホームディレクトリに".latex2html-init"を作って設定する方法もあります。

まず、雛型から".latex2html-init"を作成します。
cp /usr/share/latex2html/dot.latex2html-init ~/.latex2html-init
その後、テキストエディタで"~/.latex2html-init"を開き、ファイルの最後の方が
}

#For LaTeX commands
$LATEX = 'platex --kanji=utf8';
$DVIPS = 'dvips';

1; # This must be the last line
となるように、真ん中の三行を追加します。こうすれば、ptetex3をインストールしたときにパスの設定もしてあれば、TeX系のコマンドはptetex3のコマンドが使われます。'platex --kanji=utf8'としたのは、僕がTeXファイルをUTF-8で使うことが多いだろうなと思ったからです。ちなみにこの設定をしても、jarticleなどを指定したら警告が出ます(警告が出るだけでちゃんと変換されているので問題はないのですが)。

あとは
latex2html test.tex
などとすれば、test.texからhtmlファイルが作成されます。ただし、日本語を含むhtmlファイルを作成しても、ブラウザが正しく文字コードを認識できない場合があります。よってできあがったhtmlファイル全部に、文字コードを指定するMETAタグを挿入するようなスクリプトを作っておくと便利かもしれません。実は上記LaTeXコマンドを指定したときと同様に、$CHARSETを指定すれば自動的にMETAタグが挿入されるらしいのですが、やってみたところ機能していませんでした。何か別の方法で指定できるかもしれません。


LyXのインストール

 LyXはWYSIWYGに編集できるワードプロセッサーで、TeX形式に変換してくれる機能を持っています。TeXを使って何か書きたい。でもTeXソースを直接いじるのは大変って場合には便利かも。Ubuntuからも
sudo apt-get install lyx
とすればバージョン1.4.3(Feisty)をインストールできます。

ただし、日本語は使えませんでした。日本語を使いたい場合CJK-LyXなどを使えばいいようなのですが、リポジトリからは発見できず。どっかで1.4以降はUTF-8に対応して、CJK-LyXも取り込んだ〜とか読んだ気がするんだけどなぁ。LyXからはIMEが起動しないし、LyXファイルを直接編集して日本語(UTF-8/EUC-JP)を組み込んだものをLyXで表示すると化けるし……困ったもんだ。LyXが日本語に対応してくれたら、StellariumのUser's Guideの修正が簡単になるのですけれど。


次回は個人的にインストールしておくと便利なツールあれこれです。
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posted by しぐま at 22:53 | Comment(0) | コンピュータ

2007年06月25日

Ubuntu Feisty(動画設定編)

 Ubuntu Linux 7.04 Feisty Fawnをインストールしよう第七話(目次はこちら)。今回は各種動画が再生できるように設定します。前提として、基本設定編の日本語版セットアップ・ヘルパを実行時に"ubuntu-restricted-extras(制限のあるパッケージ集)"がインストール済みであることとします。このパッケージ集には、動画には欠かせない特許の絡むファイルの再生に必要なパッケージが含まれているからです。

といっても以前にも書いた通り、僕は動画自体よくわかっていません。とりあえず、動画プレーヤーの設定とFirefoxプラグインの設定が主体になるかと思います。また、この内容は常に最新版であるとは限りません、特にレポジトリ関係は常に変わるので、うまくいかなかったり疑問が生じたのなら、おそらく一番まとまっていて最新の情報になっているであろう、UbuntuGuideの"Multimedia Players & Browser Plug-ins"の項目をチェックするようにしてください。


動画が抱える問題

 Ubuntuにおけるマルチメディア対応への最大の敵は「特許」です。特に動画ファイルの仕様(コーデック)は特許の塊となっていて、自由な利用への障壁となっています。音楽ファイルや、古くは画像ファイルにも同様の問題を抱えてましたが、事実上の標準フォーマットが存在し、それ用のある程度自由に利用可能なソフトウェアが普及したこともあって、現在はそれほど大きな障壁にはなっていません。

動画の場合、さまざまなコーデックが乱立している上に、それぞれに利用許諾を必要としている状態です。多くの有志が、自由に利用できるようさまざまな手段を講じている段階ですが、まだまだ十分ではありません。特に著作権保護機能のついたファイルについては法的な制約もあり、Linux上での再生はほぼ絶望的な状況です。そのためUbuntuの場合は、これら完全に自由に利用できるわけではないものをubuntu-restricted-extrasというパッケージに集めるて本体とは別に配布するようにしています。

動画を再生するには主に、動画の内容を表示するプレーヤーとなるフロントエンド、各種ファイル形式を読み込むバックエンド、そしてブラウザ上で再生させるためのプラグインの三つが必要になります。


Totem(動画プレーヤー)

 Ubuntuで使える動画プレーヤーとして、有名どころとしては多くのフォーマットに対応しているMPlayer、GNOMEの標準プレーヤーであるTotem、KDEの標準プレーヤーAmarok、多くのプラットフォームで使えるVLCなどがあります。これらのうちTotemだけは、Ubuntuにも最初からインストールされています([アプリケーション] - [サウンドとビデオ] - [動画プレイヤー])。というわけで、ここではまずTotemに焦点を当てて書きます。


 Totemは最初からインストールされていますが、再生できるファイル形式は限られています(Examplesディレクトリにあるマンデラ氏のビデオはその一つです)。一般的なファイル形式を再生できるようにするためには、前述の通りバックエンドをインストールする必要があります。Totemは標準ではGStreamerというバックエンドを利用しますが、Xineも利用できるそうです。ファイルの種類によってはXineの方がうまく再生できる場合もあるようです。

さてWikipediaのプレーヤーごとの対応フォーマット一覧を見ると、Totemは、圧縮形式としてMPEG-1/MPEG-2/MPEG-4/WMV/RealVideo/Teoraをサポート、Flashを非サポート、コンテナとしてAVI/ASF/MOV/Ogg/OGM/Matroska/MP4をサポートのようです。とりあえずバックエンドを全部入れればこれらは再生できるんじゃないでしょうか。

Totemの場合、未知のファイルを再生しようとした場合(例えばTotemのウィンドウに、動画ファイルをドラッグアンドドロップした場合)、必要なバックエンドを探してきてくれるという機能があります。例えばAVIファイルなどを再生しようとすると
Search for suitable codec?
The required software to play this file is not installed. You need to install suitable codecs to play media files. Do you want to search for a codec that supports the selected file?
The search will also include software which is not officially supported by Ubuntu.
というウィンドウが表示されるでしょう(「再生に必要なソフトウェアを検索しますか。表示されたソフトウェアの中にはUbuntuが公式にサポートしていないものも含まれているかもしれません」と言っています)。「はい」というボタンを押すと、「アプリケーションの追加と削除」ウィンドウが開き、インストールすべきソフトウェアが表示されるので、それにチェックをいれて適用ボタンを押せばインストールされます。

新しいファイルを再生するごとにインストールしていたんじゃ面倒なので、必要ありそうなものはとりあえず全部インストールしちゃいましょう。まず、日本語版セットアップ・ヘルパでubuntu-restricted-extrasパッケージがインストールされていることが前提です。次に、[アプリケーション] - [追加と削除...]を起動し、「サウンドとビデオ」を選択、右上は「全ての利用可能なアプリケーション」にして、左上の検索ボックスに"GStreamer"と入力します。表示されたパッケージの中から、
GStreamer extra plugins
GStreamer ffmpeg video pluugin
GStreamer plugins for mms, wavpack, quicktime, musepack
GStreamer plugins for aac, xvid, mpeg2, faad
にチェックをいれOKボタンを押します。すると、
Restricted Software
The use of some of this software may be restricted in some countries. You must verify that one of the following is true:
1. These restrictions do not apply in your country of legal residence
2. You have permission to use this software (for example, a patent license)
3. You are using this software for research purposes only
と表示されるかもしれません。これはマルチメディアファイル関係のソフトウェアには特許問題が絡んでいることが多く、いくつかの国では法律で利用を禁止、もしくは制限されている場合もあるから注意してくださいという警告です。OKボタンや適用ボタンを押していけば、インストールが開始されます(ユーザのパスワードの入力を求められる場合もあります)。

これで大抵の動画ファイルは再生できますが、WMVWMAはまだ無理です。「WindowsMediaなんとか」やDVDを再生するためにはもう一手間必要で、それについては後述(「WMVとDVDの再生」)します。また、Firefox用のTotemプラグインはインストール済みのはずなので、Totemで再生できる動画ならブラウザ上でも再生できるはずなので確認してみてください。


MPlayer

 MPlayerもまたTotemと同様にオープンソースで自由に利用可能なプレーヤーであり、多種多様なファイル形式に対応しているのが特徴です。Totemのバックエンドをインストールしたときと同じ方法でインストールできます(MPlayerはフロントエンドとバックエンドが一体となっています)。まず、日本語版セットアップ・ヘルパでubuntu-restricted-extrasパッケージがインストールされていることが前提です。次に、[アプリケーション] - [追加と削除...]を起動し、「サウンドとビデオ」を選択、右上は「全ての利用可能なアプリケーション」にして、左上の検索ボックスに"MPlayer"と入力します。表示されたパッケージの中から、
MPlayer Movie Player
MPlayer Plugin for Mozilla
にチェックをいれ適用ボタンを押します。すると、
Restricted Software
The use of some of this software may be restricted in some countries. You must verify that one of the following is true:
1. These restrictions do not apply in your country of legal residence
2. You have permission to use this software (for example, a patent license)
3. You are using this software for research purposes only
と表示されるかもしれません。これはマルチメディアファイル関係のソフトウェアには特許問題が絡んでいることが多く、いくつかの国では法律で利用を禁止、もしくは制限されている場合もあるから注意してくださいという警告です。OKボタンや適用ボタンを押していけば、インストールが開始されます(ユーザのパスワードの入力を求められる場合もあります)。

MPlayerは[アプリケーション] - [サウンドとビデオ] - [MPlayer Movie Player]から起動することができます。適当なファイルを開いてエラー("Error opening/initializing the selected video_out (-vo) device.")が出て再生できない場合は、メインウィンドウを右クリックしてPreferencesを選択、Videoタブの"Avilable drivers"をx11にしてMPlayerを再起動してください。


WMVとDVDの再生

 WindowsMediaVideoやDVDを再生するために必要なソフトウェアは、法的な制約のためUbuntuの公式サイト上には用意されていません。MedibuntuはそのようなソフトウェアをUbuntuの代わりに提供してくれるサイトです。[追加と削除...]apt-getコマンド、[Synaptics パッケージ・マネージャ]は基本的にUbuntu公式サイトに探しにいくようになっているので、まずMedibuntuも探してくれるように設定する必要があります(このような探索先を「レポジトリ(repository)」と呼びます)。

レポジトリの追加は、伝統的には/etc/apt/source.listというファイルをテキストエディタで編集しますが、Ubuntuの場合は初心者にも簡単に追加できるような方法が提供されています。まず「鍵」をインストールします。「鍵」は、Medibuntuからインストール可能なパッケージ一覧を取得する際に、Medibuntuのサイトが正しいサイトかどうかを確認するために必要です。[アプリケーション] - [アクセサリ] - [端末]を起動し、
wget -q http://packages.medibuntu.org/medibuntu-key.gpg -O- | sudo apt-key add -
と入力します。OKと表示されれば大丈夫です。次に[システム] - [システム管理] - [ソフトウェア・ソース]から、「サードパーティのソフトウェア」タブを開いてください(パスワードの入力が必要です)。左下の「Add」ボタンを押し、
deb http://packages.medibuntu.org/ feisty free non-free
と入力し、「ソースを追加」ボタンを押します。
Medibuntuの追加
ここで「閉じる」ボタンを押すと次のように
レポジトリの再読込
「情報の更新が必要」というウィンドウが出ますので、「再読込」ボタンを押してください。場合によってはアップデート・マネージャが起動し、インストール済みのいくつかのパッケージがアップデートされるかもしれません(日本語版パッケージのSkypeとMedibuntuのSkypeって同じもの?)。

これで必要なソフトウェアをインストールするための準備は完了です。ここで提示したアドレスは何度となく変更されています。最新のアドレスはMedibuntu公式サイトのRepository Howtoを確認してください(これは2007/06/25時点の情報です)。


 WMVとDVDを再生するために必要なパッケージはw32codecsとlibdvdcss2の二つです。[アプリケーション] - [アクセサリ] - [端末]を起動し、
sudo apt-get install w32codecs libdvdcss2
と入力すればインストールされます。ファイルサイズが大きい上に回線が細いのでダウンロードに少し時間がかかるかもしれません。これで、一般的なDVDや、著作権保護機能(DRM)のついていないWMV/WMAを再生できるようになります。


再生テスト

 実際に動画が正しく再生されるかどうか確かめたいところです。手元に動画ファイルがある人は、それで確かめばいいのですが自分の場合そういうのがあまりなかったので探すのに苦労しています。とりあえず、以下のサイトを使っているのですが……
  1. スウェーデン王立科学大学の望遠鏡による太陽表面の動画
    真ん中より少し上あたりにmpeg(モノクロ)とmov(モノクロとカラー)の動画ファイルがあります(これを再生させるのが当初の目的でした)。
  2. FLV_Converter
    YouTubeのフラッシュ動画をAVI/MOVファイルに変換してくれるサービスです。
  3. NASA TV
    NASAのストリーミングサービスです。さまざまなプロトコルが用意されています。
  4. Appleのトップページ
    ブラウザのプラグインが動いていればMacのCMが表示されます。
  5. ひのでのファーストライト
    日本の太陽観測衛星ひのでによって撮影された、太陽表面のダイナミックな動画が見られます。動画は全てMPEG1のようです。

再生できたりてきなかったりとまちまちです。今のところ動画再生の必要性にそれほどかられていないので、あんまりちゃんと確認&解決していません。再生テスト用のファイルを用意するというのは今後の課題ですね。Examplesディレクトリのマンデラ氏の動画を変換して使うのもありでしょうか。


ブラウザのプラグイン

 ブラウザのアドレス欄にabout:pluginsと入力し表示すると、インストールされているプラグイン一覧が表示されます。上記の方法でTotemやMPlayerをインストールした場合、両方のプラグインが表示されると思います(MPlayerのプラグインはファイル名のところにmplayerplug-in-*と表示される)。特定のファイルに対して、どのプラグインが優先して起動されるかは環境依存のようです。少なくとも自分には、標準で起動するプラグインを変更する方法を見つけることはできませんでした(どちらかのプラグインを削除するか、特定のファイルをリネームする以外にない?)。

Firefoxの[編集] - [設定]のコンテンツタブから、「ファイルタイプ」の「管理」ボタンを押せば各種拡張子に対して起動するプラグインを確認できますし、「動作設定を変更」ボタンを押せばプラグインではなく別のアプリケーションから開くように変更することも可能です。ただ、プラグインを選ぶ(例えばMPlayerからTotemにする)ようなことはできないようです。

また、UbuntuGuideによると、FirefoxのアドオンであるMedia Player Connectivityを使えば簡単に変更できるよとのことですが、こちらは未調査です。



さて、次回はMSNメッセンジャーとの会話や、ボイスチャットに関する話です。
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posted by しぐま at 19:51 | Comment(0) | コンピュータ

2007年06月24日

Ubuntu Feisty(携帯音楽プレーヤー編)

 Ubuntu Linux 7.04 Feisty Fawnをインストールしよう第六話(目次はこちら)。第四話から数回に分けて、CDから楽曲を取り込んで音楽プレーヤーで再生したり、携帯音楽プレーヤーに転送したりする流れを簡単に説明しています。今回は携帯音楽プレーヤーとの連携の話です。前提として、基本設定編の日本語版セットアップ・ヘルパを実行時に"ubuntu-restricted-extras(制限のあるパッケージ集)"がインストール済みであることとします。このパッケージ集には、MP3など特許の絡むファイルの再生に必要なパッケージが含まれているからです。


iPod vs. その他

 音楽プレーヤーはその楽曲の転送方法によって二種類にわけることができます。一つは専用の転送ソフトが必要なもの、もう一つは専用の転送ソフトが不要でUSBメモリを扱うように転送できるもの。iPodをはじめとする最近の有名どころの携帯音楽プレーヤーは大抵専用の転送ソフトが必要です。しかも転送ソフトはWindows専用が大半だったりします。

Linux使いにとっては、Windows専用の転送ソフト必須というだけで選択肢からはずさざるを得ないわけです。そして、携帯音楽プレーヤーのトップたるiPodもまた、転送ソフト(iTunes)が必須で、Windows/Mac用しかリリースされていません。ところがiPodぐらい人気のハードウェアになると、有志がLinuxでも動く転送ソフトを作ってくれたりしています。利用者の多さも重ね合わせると、実はLinux使いのための携帯音楽プレーヤーとしてiPodは非常に現実的な解になるのです。

もちろん、前回インストールしたAmarokもiPodに対応しています(半ばそれがウリにもなっています)。

 自分は今回、SIRENのDP300というプレーヤーを購入しました。これは転送ソフト不要なタイプです。Amarokはこのようなタイプのプレーヤーにも簡単に音楽を転送する手段を用意してくれています。自分はiPodを持っていないので、このプレーヤーを元に、Amarokと携帯音楽プレーヤーとの連携を説明していきます。


認識するのか?

 DP300 はUSBメモリタイプなので、とりあえずパソコンに接続してみます。そうすると自動的にUSBディスクとして認識されるはずです(Feistyの場合、デスクトップ上に"disk"というアイコンが表示される。この名前はUSBメモリによっていろいろ変わるみたいです。命名規則については不明)。また、Nautilus(ファイル・ブラウザ)が起動して、DP300の中身が表示されます。取り外す場合は、Nautilusを閉じてからデスクトップ上のFeistyならusbdiskというアイコンを右クリックして「取り出し」を選択します。アイコンが消えたら取り外すことが可能です。

これをAmarokに認識させるには、もう一手間必要です。Amarokの起動中にDP300を挿した場合はAmarok側で自動検知されるかもしれません。そうでない場合はAmarokのメニューから[設定] - [Amarokを設定] - [メディアデバイス]と移動してください。通常はDP300がUSBメモリとして認識されて、一覧の中にあらわれているはずです(「デバイスを自動検知」というボタンが機能するかどうかは正直よくわかりません、自動検知できない場合は、「デバイスの追加」ボタンを押してマウントポイントを指定してください。DP300の場合"/media/disk"になります)。自動検知された場合は、以下のようなウィンドウが表示されます:
デバイスとプラグイン

ここで"sda2"はうちのノートパソコンのリカバリ領域です。もちろん、Amarokには必要ないので、プラグインには「扱わない」を選択しておきます(削除ではありません)。DP300は"sdb1"の方です。このデバイスの名前はWindowsのドライブ名(C:とかD:とか)に近い存在で、Ubuntuがいくつかの規則に従って自動的に割り当てるものです。正直、初心者にはわかりにくい名前なのですが、今のところ外付けディスクを利用するなら存在は知っておいた方がいいでしょう。Amarokの場合は、「詳細」のところをクリックすれば、それぞれのデバイスの情報を表示してくれます。そこから自分が携帯音楽プレーヤーとして認識したいデバイスを探してください。DP300は"sdb1"なので、このプラグインを「一般的なオーディオプレーヤ」に指定します。

次にプラグインの右隣にある工具のアイコンをクリックしてください。ここではフォーマットを追加ボタンを押して、oggを追加し、曲の場所を
/Music/%artist/%album/%filenames.%filetype
にします。
デバイスとプラグインの詳細
この二つの設定は普通は必要ありません。しかしながら携帯音楽プレーヤーの種類によっては設定が必要になるかもしれないので、Amarok公式サイトにあるメディアデバイスに関する項目を読んでおいた方がいいでしょう。設定できたらOKを押して一度Amarokを再起動してください。

DP300がマウントされている状態で、Amarokの左端にあるデバイスタブをクリックします。左上の接続ボタンをクリックすると、Amarokが DP300を認識し、DP300内のディレクトリ構造を表示します。DP300に曲を転送する場合、まずコレクションタブを表示し、転送したいファイル (アルバムごと転送したい場合はアルバムの名前、アーティストごと転送したい場合はアーティストの名前)を右クリックし、メディアデバイスに転送を選択します。

この時点では転送キューに格納されるだけで、まだDP300に書き込まれません。デバイスタブの左上あたりにある転送ボタンを押すことによって初めて転送されます。転送が完了したら切断を接続ボタンを押します。DP300をパソコンから取り外す場合はさらに、デスクトップ上のusbdiskアイコンを右クリックして取り出しを押してから取り外してください(これをしないと変更内容が反映されていない場合があります)。

ただし、以上の方法だとうまくいきません。なぜか日本語ファイル名が全て化けてしまうのです。ぐぐってみてもそれらしき問題には遭遇しないところを見ると、DP300かAmarokプラグインの問題だとは思うのですが……。DP300でもUTF-8のファイル名は普通に使えるので、多分にAmarokプラグインの問題だと思われます。仕方ないのでAmarokを使わず、コマンドラインから(cpコマンドを使って)転送するようにしています(ID3タグ周りの状況がすっきりしてくれれば、日本語ファイル名が表示されなくてもかまわないのですけれども)。もちろん[場所] - [ホーム・フォルダ]などからNautilusなどのファイルブラウザでコピーするのも可です。

しかしUTF-8なファイル名が化けるって、致命的な問題だと思うんですけど、ネット上に類似例がないってのは不思議ですね。環境依存な問題なのかもしれません。解決したいんだけど、どこから手を付けていいものか……。


次回は、Linuxを使う上で現在のところ一番の鬼門となるであろう動画に関する話です。
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posted by しぐま at 18:12 | Comment(2) | コンピュータ

2007年06月23日

Ubuntu Feisty(楽曲管理編)

 Ubuntu Linux 7.04 Feisty Fawnをインストールしよう第五話(目次はこちら)。前回から数回に分けて、CDから楽曲を取り込んで音楽プレーヤーで再生したり、携帯音楽プレーヤーに転送したりする流れを簡単に説明しています。今回は楽曲をUbuntu上で再生したり、管理する話です。前提として、基本設定編の日本語版セットアップ・ヘルパを実行時に"ubuntu-restricted-extras(制限のあるパッケージ集)"がインストール済みであることとします。このパッケージ集には、MP3など特許の絡むファイルの再生に必要なパッケージが含まれているからです。


iTunesに対抗せよ

 iTunesはメディアプレーヤー、楽曲管理、携帯音楽プレーヤーとの連携、楽曲の購入を見事に連携させることで成功しました。というわけで、Linuxにも似たようなソフトがいくつかあります。その中でも現在、一番人気なのはAmarokでしょう(もともとKDEのソフトという理由からamaroKという名前だったのですが、現在はいくつかの議論を経てAmarokに改名されています)。

音楽プレーヤーとしての機能はもとより、音楽CDの作成機能もあります。iPodを初めとするさまざまな携帯音楽プレーヤーにも対応していますし、インターフェースのカスタマイズの自由度は高く、スクリプトを使って新しい機能を追加することもできます。さらにAmazonから再生中の楽曲のカバーを取得したり、歌詞を表示したりという機能まであります。Amarokに関してはこんな紹介記事もあります。

もともとKDEのソフトという触れ込みなのですが、GNOMEでもちゃんと動きます。GNOMEにはRhythmboxというAmarokと同じ立ち位置のプレーヤーがありますが、機能の多さやiPodへの対応具合などはAmarokの方が強いようです。ただAmarokでも日本語ファイル名やタグの表示は可能ですが、携帯音楽プレーヤーへの転送時に文字化けすることがあるようです(理由は不明)。あとKDEアプリなので標準状態では日本語入力ができません(何か方法があったはず……)。音楽プレーヤというくくりで言えば、Amarok以外にもBeep Media Player(xmmsの後継)、Audacious(BMPの姉妹品)、Banshee、Helix Playerなどさまざまな種類のソフトウェアがあり、それぞれに軽さや機能性などにおいて長所・短所を持っています。よって、自分にあったものを模索してみるのも一興かもしれません。

Amarokのインストール方法は簡単です。[アプリケーション] - [アクセサリ] - [端末]を開いて
sudo apt-get install amarok kde-i18n-ja
と入力するだけ。kde-i18n-jaはKDEアプリの日本語化に必要です。必要なパッケージが多いのでちょっと時間がかかるかもしれません。

また、MP3のような別途コーデックのインストールが必要なファイルを扱う場合は、前回と同様にGStreamer pluginをインストールしておいてください。


Amarokの起動と簡単な操作

 では早速起動してみましょう。[アプリケーション] - [サウンドとビデオ] - [Amarok]をクリックするだけです。初回起動時はスプラッシュスクリーンが表示されたあとに、初回起動ウィザードが起動します:
Amarokへようこそ!

音楽ファイルを格納しているディレクトリを指定する画面:
音楽コレクションの選択
自分の場合、前回ホームディレクトリ(/home/ユーザ名)下にMusicというディレクトリを作ったのでそこだけにチェックをいれます。人によっては、ホームディレクトリ自体にチェックをいれておくと便利かもしれません。あと"フォルダを再帰的にスキャン"はチェックをいれたディレクトリ以下の全てのディレクトリを検索するかどうかというオプションです。通常はチェックをいれておきましょう。"フォルダの変更を監視する"は起動時にディレクトリの内容が変更されたときに、その内容を自動的に反映するかどうかというオプション。これもいれておいたほうがいいと思います(ただしディレクトリの内容が変更されたときの起動は遅くなってしまいます)。

データベースの設定
"データベース設定"は楽曲の管理にどのデータベースソフトを使うかという設定です。わからない場合はSQLiteのまま「次」をクリックしてください。あとは終了を押せばAmarokが起動します。楽曲データを検索するために、起動はちょっともたつくかもしれません。

 初期状態では、プレイリスト(ウィンドウの右半分)には英語で喋る兄ちゃんの声しか入っていないと思います。プレイリストから削除したい場合は右クリックして"プレイリストから削除"をクリック。

逆に楽曲一覧(Amarokでは「コレクション」という名称)からプレイリストに追加したい場合は、まず左端のコレクションをクリックします。既にコレクションが表示されている状態でクリックするとプレイリストだけになっちゃうので、その場合はもう一回クリック。楽曲がディレクトリごとに区分けされていると思いますので再生したい曲をドラッグアンドドロップでプレイリストにもっていけばOKです。ディレクトリごと追加したい場合はディレクトリを右クリックしてプレイリストに追加をクリック。

あとは真ん中下にある再生ボタンを押せば再生されます。ウィンドウ下部のステータスバーにある下向きの矢印は繰り返しの制御です。その右隣の右を向いた矢印はランダムの制御です。

左端の関連情報タブには再生中の楽曲の情報が表示されます。音楽にはアルバムの画像が、歌詞には再生中の音楽の歌詞が、アーティストには英語版Wikipediaの内容が表示されます。アルバムの画像は画像の部分をクリックすると、Amazon.comから探してきてくれます。歌詞の取得は Lyrcというスクリプトを起動する必要があります。ツール→スクリプトマネージャを起動し歌詞→Lyrcを選択して実行ボタンを押せば起動できます(再生中でもかまいません)。英語の曲なら大抵は取得できますが、日本語の曲はまず無理です(取得できてもローマ字だったりします)。アーティストの情報は、英語版Wikipediaの内容だったり、アーティスト名によっては「あいまいさ回避」のページが表示されたり。基本的にこれらは洋楽でのみ役立つ機能と思った方がいいかもしれません。

 Amarokはウィンドウを閉じても、トレイに常駐し音楽再生を続けます。終了させるには、トレイのアイコン(青い狼が吠えている奴)を右クリックして終了を選択するか、ウィンドウのアクション→終了を選択してください。


次回は、楽曲管理シリーズ最終回。音楽プレーヤーとの連携についてです。
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posted by しぐま at 22:09 | Comment(0) | コンピュータ

Ubuntu Feisty(CDのリッピング編)

 Ubuntu Linux 7.04 Feisty Fawnをインストールしよう第四話(目次はこちら)。今回から数回に分けて、CDから楽曲を取り込んで音楽プレーヤーで再生したり、携帯音楽プレーヤーに転送したりする流れを簡単に説明します。今回はCDのリッピング編。前提として、基本設定編の日本語版セットアップ・ヘルパを実行時に"ubuntu-restricted-extras(制限のあるパッケージ集)"がインストール済みであることとします。このパッケージ集には、MP3など特許の絡むファイルの再生に必要なパッケージが含まれているからです。

CDのリッピング

 まずはCDからデータを吸い出す方法から。その前に楽曲を保存する場所を作っておきます。自分の場合はホームディレクトリ(場所→ホーム・フォルダ)にMusicというディレクトリを作っておきました。以下、このディレクトリが存在することを前提に説明していきます。

Ubuntuでは音楽CDをドライブに入れるだけで、デスクトップ上に「オーディオ・ディスク」というアイコンがあらわれ標準でインストールされているSound Juicerが起動するはずです。Sound Juicerは[アプリケーション] - [サウンドとビデオ] - [Sound Juicer CD取り込みツール]でも起動できます。一般的な音楽CDなら、タイトルやアーティスト名なんかは自動的に表示されると思います。

すぐに取り込んでもいいのですが、その前に細かな設定。Sound Juicerのメニューから、[編集] - [設定]を起動。いろいろ設定できますが、ここでは「音楽フォルダ」を先ほど作ったMusicに変更します。フォルダの階層構造やファイル名はお好みに合わせて変更。

問題はフォーマットです。初期状態では「CDの品質(劣化あり)(Ogg multimedia)」というOgg Vorvis形式が選ばれています(拡張子はogg)。これは普及度を除けばMP3よりも何かと良い選択肢なのですけれども、如何せん未だマイナーな位置に甘んじています。他の選択肢のFLAC(劣化無しの圧縮形式、ファイルサイズはOgg Vorbisに比べて5倍くらいになる。拡張子はflac)、WAVなどもありますがどれも一長一短です。自由なソフトウェアとOgg Vorbis対応の携帯音楽プレーヤーだけでやっていけるのなら、Ogg Vorbisはおすすめですが、そうでない場合はMP3で保存したいところ。とりあえずOgg Vorbisで保存する方法を説明してから、MP3で保存する方法を説明します。

 CDのリッピング自体は簡単です。Sound Juicerのメインウィンドウで保存したいトラックだけにチェックをいれて、切り出しボタンを押します。あとは待っておけば先ほどのMusicディレクトリ以下に保存されます。ディレクトリ構造は初期状態だと
Music/アーティスト名/アルバム名/トラック番号 - タイトル.ogg
となります。

最初からUbuntuにインストールされている音楽プレーヤーRhythmboxは、標準でOgg Vorbisに対応しています。ですので、Rhythmboxを起動し、初期設定でMusicディレクトリをライブラリとして指定すれば、リッピングした Oggファイルを再生できるでしょう。


MP3形式で保存するために

 まず、MP3ファイルを作成するためのコーデックが必要です。その前に、[システム] - [システム管理] - [日本語版セットアップ・ヘルパ]から、ubuntu-restricted-extrasをインストールしておいてください。その後、[アプリケーション] - [追加と削除...]を起動し、「サウンドとビデオ」を選択、右上は「全ての利用可能なアプリケーション」にして、左上の検索ボックスに"GStreamer"と入力します。表示されたパッケージの中から、
GStreamer extra plugins
GStreamer ffmpeg video pluugin
GStreamer plugins for mms, wavpack, quicktime, musepack
GStreamer plugins for aac, xvid, mpeg2, faad
にチェックをいれOKボタンを押します。すると、
Restricted Software
The use of some of this software may be restricted in some countries. You must verify that one of the following is true:
1. These restrictions do not apply in your country of legal residence
2. You have permission to use this software (for example, a patent license)
3. You are using this software for research purposes only
と表示されるかもしれません。これはマルチメディアファイル関係のソフトウェアには特許問題が絡んでいることが多く、いくつかの国では法律で利用を禁止、もしくは制限されている場合もあるから注意してくださいという警告です。OKボタンや適用ボタンを押していけば、インストールが開始されます(ユーザのパスワードの入力を求められる場合もあります)。

あとは、Sound Juicerの[編集] - [設定]から出力フォーマットを「CDの品質 (MP3)」にすれば、Ogg Vorbisのときと同じ手順でMP3ファイルを作成することができます。


AAC形式で保存するために

 iPod使いはAAC形式で保存できると便利かもしれません。これもGStreamerやfaacなどの適切なパッケージが入っていれば、MP3のときと同じやり方で保存できる……はずなのですうが。

前項、MP3の時と同様にGStreamer pluginsを導入して、Sound Juicerの[編集] - [設定]から出力フォーマットを「CDの品質 (AAC)」を選択すればm4aという拡張しでファイルが作成されます。ただし、うまく再生できません。作成方法が悪いのか、再生方法が悪いのか。Edgyのときはうまくいったんですけどねぇ。自分はiPod持ってませんし、AAC形式の出力ができなくても問題ないので、これはとりあえず放置です。


どのフォーマットで保存するべきか

 選択肢としては三つ、MP3/Ogg Vorbis/FLACのどれかでしょう(iPodオンリーならAACもありです)。よっぽどのこだわりがなければMP3を選ぶのが無難です。ただ、MP3には特許関係の問題があるので、Ubuntuで標準でサポートされることはないと思います(確かにnon-freeなパッケージをいくつか入れるだけですぐに再生できるようにはなるのですが)。自分の環境は自由なソフトウェアだけで構成したいという変態的欲求があるときのみ、Ogg Vorbis/FLACという選択肢が出てくるわけです。

しかしながらOgg Vorbisが再生できる携帯音楽プレーヤーなんて韓国製ぐらいしかない雰囲気です。またOgg Vorbis対応プレーヤーでもVorbis comment(MP3でいうID3タグ)に対応しているかどうかはまちまちのようです。パソコン上では、Windows Media PlayerでOgg Vorbisを再生するにはいくつかインストールする必要があるそうです。WinAMP5だと再生・タグの表示共に可能の模様。もちろん最近のLinuxなら問題なく使えます。

一つの解決策として、自分のライブラリには劣化のないFLACで保存しておいて、携帯音楽プレーヤーに転送したり、別のパソコン、例えばWindowsマシンなどに転送する場合にMP3に変換するスクリプトを作っておくという手もあります。これはSound Converter(パッケージ名soundconverter)を使えば、実現可能です。Ogg→MP3もできなくもないですが、共に劣化のあるフォーマットなので、どうしても音質は悪くなってしまうようです(自分は全然わかりませんでしたが)。

やり方だけ、簡単に。まずはインストール。[アプリケーション] - [追加と削除...]から、「差雨うんどとビデオ」を選択、右上は「全てのオープンソースアプリケーション」にして、"SoundConverter"というのを探します。チェックをいれて、適用ボタンを押せばインストール開始です。[アプリケーション] - [サウンドとビデオ] - [SoundConverter]を起動します。 Add FileやAdd Folderで変換したいファイルを追加し、編集→設定→Type of result?で出力ファイルの形式を選びます。あとは変換ボタンを押せば変換されます。コマンドラインから実行する場合は
soundconverter -b -m audio/mpeg -s .mp3 test.ogg
です(コマンドラインにない設定は~/.gconf/apps/SoundConverter/%gconf.xmlを参照する)。

Vorbis CommentもちゃんとID3タグに(ID3v2.4のUTF-8で)変換してくれるようです。注意点としてはID3v2.4対応プレーヤーが少ないこと、あとVBRを有効にするとプレーヤ側の時間表示が変になる場合がありますのでCBRでの保存が無難だと思われます。ちなみに、Sound Juicerの初期値であるOgg Vorbisの音質(quality=0.5ってことは160kbps相当?)からSoundConverterの初期値であるMP3の音質 (192kbps)の変換でも劣化は感じられませんでした。また、Feistyでインストールされるバージョン0.9.4には、ディレクトリ名の空白を勝手に"%20"に変換してしまうバグがあるようです(0.9.6では直っているらしいのですけど、Feisty用には修正版が提供されないかもしれません)。

自分は今回、Ogg Vorbis対応の携帯音楽プレーヤーを手に入れたので、ライブラリはOgg Vorbisで構築するつもりです。


次回は、リッピングした音楽データをどのように再生するかという話をします。
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posted by しぐま at 22:07 | Comment(0) | コンピュータ

Ubuntu Feisty(ブラウザ・メーラ設定編)

 Ubuntu Linux 7.04 Feisty Fawnをインストールしよう第三話(目次はこちら)。今回はもっとも利用頻度の高いブラウザとメーラに関する設定方法です。


Firefoxの設定

 とりあえずFirefoxの起動。[アプリケーション] - [インターネット] - [Firefoxウェブ・ブラウザ]からでも、GNOMEパネル上のFirefoxのアイコンからでも。一度起動すればホームディレクトリ(ホーム・フォルダ)にプロファイルディレクトリ(.mozilla)が作成されます。あとダウンロード用ディレクトリを作っておくと便利(自分はホームディレクトリの下にdownloadというディレクトリを作っています)。

Firefoxの細かい設定は[編集] - [設定]から
  • 一般:ホームページはhttp://www.google.co.jp/firefoxに。「すべてのダウンロードが完了したら閉じる」にチェック。ダウンロードフォルダは指定する。
  • タブ:「同時に複数のタブを閉じるときは確認する」のチェックをはずし、「常にタブバーを表示する」にチェック。「新しいページは次の場所に開く」は一度「新しいウィンドウで開く」を選択してから「新しいタブで開く」を選択(参考)。
  • コンテンツ:JavaScriptの詳細設定で「ウィンドウの移動または大きさの変更」のチェックをはずす。
  • プライバシー:「Webページのフォームや検索バーに入力した内容を記憶する」のチェックをはずす。
  • セキュリティ:「サイトのパスワードを記憶する」のチェックをはずす。
  • 詳細:更新タブの「Firefoxの更新が見つかったとき」は「どうするか確認する」に。
こんな感じ。

さらに画面を効率良く使うために見た目の変更。[表示] - [ツールバー]から、ブックマークツールバーのチェックをはずして、カスタマイズから「小さいアイコンを使用」にチェック。

あとFirefoxは標準でIPv6アドレスを探そうとするために、若干反応が遅くなるらしいのでこれをオフにします。アドレスバーにabout:configと入力して左の緑の矢印をクリック。フィルタに"dns"と入力したときに表示される"network.dns.disableIPv6"の"false"をダブルクリックして"true"に。

Edgyまでにあった初期状態ではいくつかのタグで太字が表示されない問題は解消されています。


プラグインの確認

 ブラウザを起動しアドレスバーにabout:pluginsを入力して、インストールされているプラグインを確認します。日本語セットアップ・ヘルパの内容にも依存しますが、初期状態ではShokwave Flash、RealPlayer、Totem Web Browser Plugin、Windows Media Player Plug-in、DivX Web Player、QuickTime Plug-in、Java Plug-inがインストールされているはずです。プラグインがインストールされていても、Codecがインストールされていないと再生できませんので注意してください。動画関係のCodecに関しては「動画設定編」を参照してください。現時点では、YouTubeでFlashが再生されるかや、Shockwave.co.jpのイラストロジックのサイトなどでJavaアプリが動くかを確認すればよいでしょう。


アドオン(旧称:拡張機能)のインストール

 まずText Linkをインストール。ブラウザの再起動後、ツール→アドオンからText Linkの設定。動作モードをステルスモードに、動作を「新しい背後のタブで」に。

次にGo Upをインストール。[表示] - [ツールバー] - [カスタマイズ]から「上へ(Up)」のアイコンを「進む」と「再読み込み」の間に配置。


Thunderbirdのインストールと設定

 Ubuntuの標準のメールソフトはEvolutionですが、個人的な趣味からThunderbirdをインストールをします。[アプリケーション] - [アクセサリ] - [端末]から端末を開き
sudo apt-get install mozilla-thunderbird
と入力(これだけで日本語化されています)。インストールが完了したら、[アプリケーション] - [インターネット] - [Thunderbird Mail]から起動します。

アカウントウィザードが起動するので、メールアカウントを設定します。複数のアカウントを使い分けたいので、「共通受信トレイを使用する」のチェックをはずしておきます。あと前のメールをインポートしたいので、「いますぐメッセージをダウンロード」のチェックははずしておく(このへんちゃんとプロファイルを保存しておけばいいのでしょうけれども)。

で、メッセージをダウンロード(受信)する前に一度終了してから、以前使っていたThunderbirdの~./mozilla-thunderbird/(ランダムな文字列).default/Mail/ディレクトリ以下の内容をコピーすれば、以前の送受信メールボックスとごみ箱の内容が復帰します。他のアカウントについても同様に([編集] - [アカウント設定] - [アカウントを追加])。

他のアカウントでは別のSMTPサーバを使いたい場合は編集→アカウント設定から「送信(SMTP)サーバ」をクリックして追加します。で、同ウィンドウの各設定名のところの「送信(SMTP)サーバ」を設定したサーバに変更します。

あとは各アカウントに対して「サーバ設定」の「起動時に新着メッセージがないか確認する」「自動的に新着メッセージをダウンロードする」をチェックし、「編集とアドレス入力」の「HTML形式でメッセージを編集する」のチェックをはずします。

また[編集] - [設定]から編集→「一般」タブを選び「メッセージを転送するとき元のメッセージを」を「メール本文を含める」にして、次に詳細を選び、「設定エディタ」をクリック。フィルタに"dns"を入力し、"network.dns.disableIPv6"のfalseをダブルクリックしてtrueに。受信トレイでは「送信日時」の隣の四角いのをクリックして「受信順」にチェックをいれて、受信順の大きな番号が上に表示されるように調整。送信トレイは送信日時が最近のものが上にくるように。

[システム] - [設定] - [お気に入りのアプリ]からメール・クライアントをMozilla Thunderbirdに。[アプリケーション] - [インターネット] - [Thunderbird Mail]を右クリックして「このランチャをパネルに追加」をクリック。Evolutionメールのランチャ(標準でFirefoxのアイコンの隣にある白い封筒)を右クリックして「パネルから削除」をクリック。ヘルプのランチャ(青い丸に白いハテナ)を右クリックして「ロックする」のチェックをはずし、同じく「移動」をクリックして右の方に移動。ThunderbirdのランチャがFirefoxの隣にくるようにいろいろ移動。


次回から数回に分けて、楽曲管理についての話をします。
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posted by しぐま at 00:46 | Comment(0) | コンピュータ

Ubuntu Feisty(基本設定編)

 Ubuntu Linux 7.04 Feisty Fawnをインストールしよう第二話(目次はこちら)。今回はインストールした後、初回起動時にまずやっておいたほうがいい細かい設定あれこれです。

無事インストールされたら、特に問題もなくログイン画面が表示されるはずです。ぽんぽんっという音が鳴ればなおよし。グラフィックカードや液晶ディスプレイが認識されていなければ、黒い画面しか表示されないかもしれません。その場合は、いくつかの方法で/etc/X11/xorg.confを修正する必要がでてきます。その方法についてはGoogleや日本語フォーラムで検索してください。ネットワークがちゃんと設定されていれば、起動後右上にオレンジのアイコンが現れて「新しいアップデートがあります。ここをクリックしてください」というような表示がされますが、今は無視(あとでアップデートします)。ネットワークの自動設定に失敗した場合は画面上部のメニューバーから[システム] - [システム管理] - [ネットワークの管理]を選択して設定したってください。

とりあえず画面上部のメニューバーから[システム] - [システム管理] - [日本語版セットアップ・ヘルパ](英語版やalternate版だとありません)をクリックします。パスワードが求められるのでログイン時に使った自分のパスワードを入力。あとは(いくつかの画面で)チェックすることでインストールするアプリを決めていきます。自分は標準でチェックされているのに加えて、SkypeとJD(2chブラウザ)をチェックしました。ネットワーク環境によっては完了までけっこうな時間がかかるかも(未確認ですが、この時ubuntu-restricted-extrasを選択することで、Universe,Multiverse,Restrictedリポジトリが追加されると思われます)。


 今度は先ほど放置した右上のオレンジのアイコンをクリックしてアップデート開始。たぶん大量に表示されるされるけど、「アップデートをインストール」をクリックしてがんばって全部インストールさせてください(2007/06/08の時点で53個でした)。

これはWindowsでいうWindows Updateみたいなものです。けっこう頻繁に「アップデートがあります」と表示されますので定期的にアップデートするようにしてください。アップデートしても再起動する必要はめったにありません(ただ、インストール直後のアップデートでは再起動を要求されるでしょう)。だから起動したらまずアップデート、でもいいぐらいかもしれません。再起動しなければならないときは、アップデート中に右上に青い丸型矢印のアイコンが表示されて「再起動が必要です」という表示が出るはずです。その場合、アップデート完了後にそのアイコンをクリックして画面の指示に従ってください。

あとDapperまではインストールされるカーネルがlinux-386で、Pentium Pro以降のCPUを使う場合はlinux-686(マルチコアの場合はlinux-686-smp)をインストールする必要があったんですけど、Edgy以降は自動的に最適なカーネルを使ってくれるようです(パッケージ名もlinux-genericに)。

以降は個々の要求に応じて設定します。


細かい環境の設定

  • 画面解像度は[システム] - [設定] - [画面の解像度]から変更できます。自分は17インチの液晶を使っているので初期値の1024x768のままにしています。初期値や変更できる解像度はグラフィックカードとそのドライバと設定に依存します。「画面の解像度」に希望する解像度がなくても、設定ファイルを修正することで追加できる場合があるので、日本語フォーラムを検索してみてください。
  • Work Spaceが2つに変更されていたので右下のワークスペースを右クリック→設定から数を4に変更。
  • CapsLockキーをCtrlにするために、[システム] - [設定] - [キーボード]からレイアウトのオプションタブにて"Ctrl key position"から"Make CapsLock an additional Ctrl."をチェック。
  • PrintScreenキーを押すと、標準ではスクリーンショットをどこに保存するか尋ねるウィンドウが出てくるのですが、誤爆して押しっぱなしになると大変なことになります。なんで、[システム] - [設定] - [キーボード・ショートカット]から「スクリーンショットを撮る」をCtrl+PrintScreenになるように設定。あと一度、撮影して標準の保存先をホームディレクトリになるように変更。
  • 初期状態ではスクリーンセーバが無効になっています。[システム] - [設定] - [スクリーンセーバー]から、好きなスクリーンセーバを選んでください。自分は「ランダム」にしています。
  • 起動時にNumLockが有効になるように、numlockxをインストール。まず[アプリケーション] - [アクセサリ] - [端末]を起動し
    sudo apt-get install numlockx
    と入力。パスワードが聞かれるので自分のパスワードを入力。インストールされたら、端末にsudo cp /etc/X11/gdm/Init/Default /etc/X11/gdm/Init/Default_backup
    gksudo gedit /etc/X11/gdm/Init/Defaultと入力。テキスト・エディタ(gedit:Windowsでいうメモ帳)が起動するので"exit 0"と書いてある行の前に
    if [ -x /usr/bin/numlockx ]; then
    /usr/bin/numlockx on
    fi
    と書き込みます。これで次回ログイン時からNumLockがオンになります。ちなみに、"Ctrl+Alt+Backspace"を押せばコンピュータ全体を再起動することなく、GNOME(Ubuntuのグラフィック部分を担当しているソフトウェアだと思ってください)だけ再起動することでログイン画面に戻ることが出来ます。
  • ログイン時の音が少し大きいので調整します。[システム] - [設定] - [サウンド]からサウンドタブと、[システム] - [システム管理] - [ログイン画面]からアクセシビリティタブの効果音でオンオフを切り替えられます。また、画面右上のスピーカーのアイコンを左クリックして調節した音量は、ログイン時の効果音には反映されないようです。よって、音の大きさ自体は、画面右上のスピーカーのアイコンを右クリックし「音量調節ツールを開く」を選択して調節します。



おそらくもっとも利用するであろうアプリケーションである、ブラウザとメーラに関する設定方法は第三話で解説します。
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posted by しぐま at 00:43 | Comment(0) | コンピュータ

2007年06月22日

Ubuntu Feisty(インストール編)

 Ubuntu Linux 7.04 Feisty Fawnをインストールしよう第一話(目次はこちら)。今回はとりあえずインストールするだけです。

インストールするマシンの構成は以下の三つ。自宅のちょっと古いデスクトップ
CPU:     Celeron 1GHz
Memory: 384MB
M/B: ASUS TUSL2
Chipset: Intel 815E
Sound: C-Media CMI8738
Display: IO-DATA LCD-A172LD
LAN: メーカ不明のPCIカード
だったはず。この構成だとグラフィック・音声(出力)・ネットワークは自動認識してくれます。その他は未確認。ただ如何せん古いマシンなので、GNOMEなどの動作はかなりもっさりしています。Linuxの場合、動作を軽くしようと思ったらとことん軽くできますので、このクラスのマシンにインストールする人は、普通のUbuntuではなく、Ubuntu派生のディストリビューション(例えばEcolinux)を試してみるのをおすすめします。

ノートパソコン(hpのCompaq nx6310/CT)
CPU:     Celeron M 430 1.73GHz
Memory: 512MB
Chipset: Intel 940GML Express
Display: 14inch TFT XGA
LAN: Broadcom(無線LANは付属せず)
こちらもグラフィック・音声(出力)・ネットワークは自動認識してくれます。6.10まではBIOSの起動(電源入れてからGRUBメニューの表示まで)に時間がかかっていたのですが、その不具合は解消されました。その他は未確認。

研究室のパソコン(Dell Optiplex GX620)
CPU:     Pentium 4 3GHz(2CPUs)
Memory: 1GB
Chipset: Intel 945G/P
Graphic: Radeon X600 Pro(256MB)
Display: Dell M770(17inch CRT)
Sound: SoundMAX Digital Audio
LAN: Broadcom NetXtreme 57xx Gigabit Controller
ネットワークと音声は自動認識、2CPUも認識してくれるみたい。6.10までオープンソースなドライバではグラフィックカードを認識してくれず、ATI製のドライバではOOoが起動しないという問題がありましたが、オープンソースなドライバで自動認識可能かつOOoも起動可能になっています(direct renderingも有効になっています)。

参考サイトはなどなど。


 公式サイトからISOイメージファイル(ubuntu-ja-7.04-desktop-i386.iso)をダウンロードしてCDに焼いて、CDから起動。問題なければLiveCDとしてUbuntu Linuxが立ち上がります。少なくとも上記の構成だと無事Xやネットワークも含めてちゃんと設定されたものが自動的に起動しました(Xが起動しない場合やBusyBox云々言われる場合の解決方法のヒントはこちら)。Firefoxを起動してネットワークにつながることを確認したり、Exampleディレクトリの中身のファイルをダブルクリックして各種アプリケーションが機能することを確認してみましょう。あとはデスクトップにある「インストール」アイコンをダブルクリックしたらインストール作業が開始します。

スクリーンショット付きインストールガイドは日経ITProのサイトにあります。ただ、基本的にそれ読まなくても大丈夫なほど簡単。"進む(Forward)"をクリックするだけでOKな勢いです。「あなたの名前」は適当に、「ログインに使いたい名前」(要するにログイン名)とパスワードはよく考えて。コンピュータの名前はいつも悩むんですけど……自動で設定されるやつでいいや。

「ディスクの準備」が一番の難所でしょうか。HDDを丸々Ubuntuのためだけに使っていい(既存のWindows領域やデータは削除しちゃっていい)なら、「ガイド - ディスク全体を使う」が一番ですが、自分はWindowsとのデュアルブートをしたいので「手動」を選びました(事前にLinux用のパーティションが作成されていない場合は「リサイズ」を選択する必要があるかもしれません。「リサイズ」も大抵の場合は問題ないはずですが、Windows領域のバックアップをとってから実行した方がいいと思います)。ルートパーティション("/")にext3で研究室のパソコンで約60GB、ノートだと約10GB、スワップパーティション(swap)に研究室のパソコンで約2GB、ノートで約1GBを割り当てました。研究室のパソコンの設定手順を画像付きで簡単に説明していきましょう。

まずはディスクの準備の画面(クリックでフルサイズ画像)
ディスクの準備1
ここで、「手動」を選択して「進む」をクリックします。

すると多少時間がかかるかもしれませんが、現在のHDDの構成が表示されます(クリックでフルサイズ画像)
ディスクの準備2
Ubuntuの前のバージョンをインストール済みなので、既にデュアルブートに適したパーティション分けになっています。/dev/sda2と/dev/sda3がWindows領域(たしかCドライブとDドライブ)、/dev/sda1はWindowsリカバリ用の領域だったはず。/dev/sda5は前のLinuxのルート領域で、/dev/sda6はswap領域(Linuxがメモリの内容をHDDに退避させる領域)です。Deviceはsdaと表示されていますが、人によってはsdbとかhdaとかhdbとかあるかもしれません。あと、初めてLinuxをインストールする場合は、Windows用のパーティションしか存在せず、Linux用のパーティション領域を作る必要があるかもしれません。人によってDドライブを削除したり、Cドライブを「リサイズ」したりしてそこをLinux用に変更しているようです。やりかたはかなりケースバイケースなので、フォーラムなどで質問する方がいいと思います。

本当はこのまま/dev/sda5の"Mount point"を"/"に変更して、"Format"のチェックを入れるだけでもかまわないのですが、一度きれいさっぱりLinux領域を消してしまいます。/dev/sda5の欄を選択し、下の"Delete partition"をクリックすると、次のような状態になります。
ディスクの準備3
気を付けてほしいのは、この時点では変更はまだ適用されていないということです。「パーティションへの変更を元に戻す」ボタンを押せば、一つ前の画像の状態に戻ることができます。変更内容がHDDに適用されるのは、右下の「進む」ボタンを押したときです。

Linuxのルート領域を作成します。今度は"free space"を選択し、"Create partition"("Edit partition"かも)をクリックします。すると次のようなウィンドウが表示されます。
パーティションの作成
"New partition..."に作成するパーティションのサイズを、"Use as"には使いたいファイルシステム(普通はext3でOK)を、"Mount point"にはルート領域を作成するので"/"を入力します。パーティションのサイズを正確に指定するのは難しいので、多少ずれる(例えば"63000"と入力しても、"62915"と表示される)のは諦めてください。

OKボタンを押せば、次のように表示されます。
ディスクの準備4
/dev/sda6に"Mount point"が割り当てられ、"Format"にチェックが入っていることを確認してください。

Linuxをインストールするためには、最低ふたつのパーティションが必要です。Linuxに必要なファイルを保存するルート領域(WindowsでいうCドライブみたいなもので、"Mount point"は"/"になります)と、メモリの内容をHDDに退避するためのスワップ領域("Mount point"は存在せず、"Type"がswapになります)です。ルート領域はあればあるほどいいです。前述のウィンドウには「最低2GB」と書いてありますが、これはLinuxに必要なシステムファイルに必要な領域で、いろんなソフトをインストールすることを考えれば、5GBは欲しいところです。それに加えて、動画や音楽などの各自のデータファイルを保存するためのディスク領域も考慮してください。ただし、WindowsでいうところのCドライブにはOSとアプリケーションだけインストールし、自分用のデータファイルはDドライブに保存するというようなことは、Linuxでも簡単に可能です。

さて、この状態で"進む"をクリックしたら変更が適用されます(進むを押すまではやり直せる)。変更が適用されたら、パーティションの構成はもう前の状態に戻せないことに注意してください。

これでインストールの準備が完了します。あとはInstallボタンを押すだけでインストールが開始されます。そうそうDesktop CDの場合そのまま進めて行くとGRUBはMBRにインストールされます。他のところにインストールしたい場合は、「インストールの準備完了」というウィンドウで右下にある"Advanced..."ボタンを押し、"GRUB will be installed to"の項目を変更してください。また、本家のサイトからDownloadを選び、ダウンロードサイトを選択したあとに出てくるリストから"Other installation options"を選択して"Alternate install CD"をダウンロードして、このCDからインストールすることでもGRUBのインストール場所を変えられます。


 インストール開始すると当分の間は放置です。インストール作業中もそのままインターネットを徘徊するぐらいならできますが、場合によってはCDドライブを酷使することになるのでそっとしておいた方がいい感じ。最近のパソコンなら、インストール完了まで20分もかからないでしょう。

インストールが完了したら「すぐに再起動」をクリック(この時点ではまだCDを取り出さないように)。画面の背景が黒くなって電源が切れる間際に「ドライブからCDを取り出してね(Please remove the disc, close the tray(if any), and press ENTER to continue)」みたいな青いメッセージが表示されるので(もしかしたらドライブが勝手に開くかも)、CDを取り出してEnterキーを押します。そうすれば再起動してUbuntu Linuxが起動します。

これでインストール自体は完了です。実際に使い始める前に、細かい設定をしたほうがいいかもしれません。それに関しては第二話で解説します。
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posted by しぐま at 18:42 | Comment(0) | コンピュータ

Ubuntu 7.04インストールメモ

 数ヶ月前にリリースされた、Ubuntu 7.04 Feisty Fawnのインストール手順と細々した設定の自分用メモです。ここ1年ぐらいで色んな人が日本語で同じような記事を書いてますし、困ったら日本語公式フォーラムを検索するという手段もありますし、有益な本も販売されているので、今更っちゃぁ今更なんですけれどもね。
  1. インストール編
  2. 基本設定編
  3. ブラウザ・メーラ設定編
  4. CDのリッピング編
  5. 楽曲管理編
  6. 携帯音楽プレーヤー編
  7. 動画設定編
  8. メッセンジャーとボイスチャット編
  9. TeX編
  10. その他便利なツール編
Linuxを使うなら当然知っておくべきようなことでも、知らないことを前提としてなるべく丁寧に書くようにしています。なもんで、冗長もいいとこ。基本コンセプトは他のマシンにインストールするようなことがあったときに、明日の自分がこの内容を機械的に進めていけば、書いてある内容に疑問を感じることなく今と同じ環境を構築できるようにするというものです。

今後の課題としましては、以前も書いたようにCDの焼き方までの丁寧な説明(たしか海外サイトにも似たようなのあったはず)や、OpenOfficeの簡単な利用法とberyl関係(今後はCompiz Fusionという名称?)、バックアップの取りかた、一通りできたあと次にどんなことができるのかの指針みたいなものも書けたらいいなぁと。なかなか着手できそうにないので、どっか既にいいサイトがあればいいのだけれど。

おまけ編

  1. 画面解像度の変更方法
  2. 任意のアプリケーションの検索・インストール方法
  3. 3Dデスクトップ
  4. 問題の解決方法
リンクがないのはまだ未完成のものです。

参照:

 Ubuntu 5.10 Breezy Badgerのインストールメモ
 Ubuntu 6.06 Dapper Drakeのインストールメモ
 Ubuntu 6.10 Edgy Eftのインストールメモ
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posted by しぐま at 16:55 | Comment(0) | コンピュータ

2007年06月13日

嗚呼無情

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伊右衛門買ったばかりに……
posted by しぐま at 19:26 | Comment(3) | 日記

2007年06月09日

タカミーを目指す

 自分が今いる場所の標高を知りたいときがあります。経度緯度に関しては最近はネット上の地図も充実してきましたし、その中のパラメータを読めば簡単にわかりますが、こと標高に関しては表示してくれるところがなかなかありません。

ちゃんとした地図なら等高線が書いてありますけれども、あれ読むの大変ですし、ビルとかだと全く機能しませんし。なんて思いながら携帯電話を見ると……GPS機能があるじゃん。


 auの位置情報取得機能には二種類あって、基地局情報のみを利用した簡易位置情報と、GPS衛星と基地局を併用したgpsOneがあるそうです(参考:[1][2][3])。EzNavi(だっけ?)などは簡易位置情報を使っているので高度を表示してくれません。よって、高度を取得する場合はgpsOneを使う必要があります。

といっても、方法は簡単でEzWeb上で特定のリンクを踏ませたら、任意のCGIにGETメソッドで位置情報を渡してくれます。というわけで、非常にシンプルな座標表示ページを作ってみました。入力されたデータは保存していないので、好きなように使ってください(といってもGETメソッド使っているので、座標情報はHTTPサーバのログに残っちゃうんですけど)。あとauでしか機能しません。というかau以外だと、高度情報を取得できません。

精度は数字が小さくなるほど良いそうです(0が最良)。高度誤差の単位は不明。メートルって書いてあるところもありますけれど、メートルにしては誤差が大きすぎるような気がします。数十とか表示されるので、たぶんセンチメートル単位なんじゃないでしょうか。
posted by しぐま at 22:21 | Comment(3) | コンピュータ

Stellarium News

Stellarium 0.9.0リリース!(06/06)


 Stellariumチームは、オープンソースなプラネタリウムソフトであるStellariumのバージョン0.9.0をリリースしたことをお知らせします。Stellariumは、まるであなたが肉眼や双眼鏡や望遠鏡で夜空を見上げたときのような、本物そっくりの星空を表示します。是非、試してみてください。

バージョン0.9.0の新機能は以下のとおりです:
  • Hipparcos、Tycho2、NOMADの巨大な星表データを採用(これらのうちいくつかは、別途ダウンロードすることで利用可能になります)
  • 新しい地域の星座:ラコタ(アメリカの先住民族)、ナバホ(アメリカの先住民族)、イヌイット(イヌイットに関してはJohan Meurisによる星座絵もついてきます)
  • 新しい投影方法: Orthographic, Lamberts Equal Area, Cylinder
  • 惑星の座標がより高精度に
  • 彗星のような天体を追加可能にする、新しい軌道計算クラス(ただし、まだ特別な表示はされず、惑星と同じように表示されます)
  • Windowの動的なサイズ変更。WindowsとMac OS Xだと、フルスクリーンのオンオフを軌道中に切り替えられます
  • 惑星を選択中に、Ctrl+Gを押せば観測者の座標をその惑星まで移動してくれます
  • 背景の設定項目の中にその背景画像の座標を指定できるようになりました
  • 地球(街の座標)、月(各種観測ミッションの位置)、火星(各種観測ミッションの位置)の新しい座標の追加
  • 新しい背景画像:Garching(ドイツはミュンヘン近郊の都市)
  • 背景やスクリプトのインストールが簡単になるようデータファイルの構造を変更
  • いくつかの星雲画像を更新:より正確に星雲画像を配置
  • 数多くのバグの修正と、Stellarium用の拡張機能を簡単に作れるようにコードの大幅な変更を施しました(ただしAPIはまだ確定したわけではありません)。


バグレポートや、バグの修正、翻訳やパッケージングなど、リリースのために手伝ってくれた全ての人に感謝します。WikiにはStellariumを手伝うための方法が書いてありますので、興味のある方は是非よろしくお願いします。

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以上、ニュースの翻訳でした(原文)。
以下はChangeLogにのみ載っていた新機能です。

  • 複数の星座を同時に選択可能に
  • TUI表示時に、スクリプトディレクトリを再読み込みする
  • キーボードで恒星日/恒星週単位の移動が可能に(Alt -, Alt =, Alt [, Alt ])
  • Jpeg画像の読み込みが可能に
  • メインウィンドウはSDLの代わりにQT4.2を使うように
  • 惑星間を移動した場合、タイトルバーの表示を変更する
  • autoconf/automakeの代わりにcmakeを使うように(このバージョンではまだ古い方も使えます)

これにあわせて前回のニュースで紹介したタスクリスト(Google Spreadshetts)も更新されています。

以下、些細な情報


 まず、必要なパッケージが0.8.xから大幅に変わっています。こちらのページを参考に、必要なパッケージをインストールしてください。Ubuntuでaptitudeじゃなくてapt-get使いたい場合、あげられているパッケージにgettextを追加してください。

CMakeが採用されたので、Linuxのインストール方法が変わります。従来の./configure;make;sudo make installではなく、
cmake .
make
sudo make install
を使用してください。また、従来どおり日本語表示のための設定も必要です。

星の描画はだいぶきれいになっているのですが、日本語表示関係の問題は直ってませんというか悪化しています。0.9.0はどちらかというと内部コードの可搬性を高めるための改良がメインだったので、外部からのパッチはひとまず置いておくという方向性を採られたようです。もし、英語ロケールと日本語ロケール両方を使いたい場合は、0.8.2のままアップデートしない方がいいかもしれません。ずっと日本語のまま使うというのであれば、特に目立った問題は生じないはず。


 また今回はSDL/autotools→Qt/CMakeへの移行が始まってから初めてのリリースです。個人的にはStellariumで使われているのに惚れ込んでSDL/autotoolsの勉強を始めたばかりなので、移行されるとちょっとショボーンなのですが。

CMake採用の理由はおそらくマルチプラットフォーム対応につきるでしょう。もちろんautotoolsもWindowsで使えるのですが、なんかいろいろと難があるそうです(Cygwin必須とか?)。CMakeはVC++などでも使えるとかなんとか。

Qt採用の理由はわかりません。マルチスレッド対応の容易さとかあるのかな。個人的にKDEよりGNOME派なんで、どうせならGtk+を採用して欲しかったのだけれども。ただ、SDLから脱却してくれれば「一般的なIMを使った日本語入力が可能になる」というとてつもなく大きなメリットが待っているので今後の更新に期待です(今回はメインウィンドウだけQt化なので、あまりメリットはない)。
posted by しぐま at 21:41 | Comment(2) | 天文学と教育

2007年06月06日

男の園

 先日、なつさんと八月のアレについて相談していたところ、

「ギャルゲーの主人公って顔が不明なの多いよね」

って話になりました。それに対して、ボーイズラブなゲームの場合は主人公はバリバリ顔出ししています。この違いはなんでしょうって思っていたら、師曰く、

「ボーイズラブの場合、組み合わせで萌えるから主人公も重要なんですよ」

なるほど納得。そもそも、ギャルゲーの対義語はボーイズラブじゃなくて乙女ゲーなんじゃないですかって諭されました。……個人的にはそれ、主人公の性別が変わっただけで、最終的に男キャラ同士でいちゃいちゃしてるんだと思っていましたよ。主人公の性別を選べるドラクエ4と同じ程度しか内容は変わらないのかと。

そういえば乙女ゲーの登場キャラも、ギャルゲーみたいに役割分担があるんすかね。幼なじみキャラとかツンデレとか。という話を、乙女ゲーに詳しいなつ先生に伺ったところ

「別に詳しいわけじゃありませんよー」

と。守備範囲外でしたか。


 数分後、以下の画像が送られてきました。
主人公:
主人公

相棒:
相棒

クール:
クール

曰く、主人公は髪型が普通で色は黒か茶系統で大人しそうなのがデフォルトだとか、相棒は奇抜な髪型で性格はちょっとキツめというか元気がありまっていることが多いとか、三人目は頭が良くてちょっといじわるだったりするとか、最近は相棒は普段強気なんだけどいざとなると受けにまわってギャップを見せてくれるのがトレンドだとか、小一時間ほど語ってくれました。

……十分詳しいんじゃん。
posted by しぐま at 22:41 | Comment(6) | 日記