2007年12月30日

OTPD 2007/12

 オープンソース関係を中心としたニュースサイト、Open Tech Pressから気になる記事をピックアップするOTPD、ようやく12月分です。OTPDといい、先日の記事といい、一つにまとめずに個別の記事毎に別エントリにしたら?と言われました。たしかに、タグ付けしてるんだし、あまりまとめる意味ありませんね。来年からそうしようかな。


Linux向けのCHMファイルビューア

 Linuxを使いながらWindowsのヘルプファイルが必要になる、ということはこれまで一度もありません。たぶんこれからもないかな……。でも、まあ、「ビューアがある」ということだけでも知っておいた方がいいかな、ということで。


OpenOffice.orgで日めくりカレンダーを作る

 最近のOO.oは、上方(?)から送られてくるWord/Excel/PowerPointファイルの閲覧専用と化しています。どうも自分の思い通りに編集できなくて。でもこういうハウツーをしっかり実践していけば、そのうちちゃんと使えるようになるのかな。


次期ブラウザ「IE 8」がWeb標準テストをパス――正確なサイト表示を重視

 Firefoxは開発版ではクリア済みで、リリース版としてはFirefox 3からクリアできるようになるそうです(Firefox 3っていつリリース予定なんでしょう。Hardyに間に合うのかな)。というわけで、これで主要なブラウザはすべてクリアできる目処がたったのでしょうか(Safari/Konqueror/Operaなどは対応済です)。IEについては、当分は6/7が幅をきかせそうですけど。あれ、でもIEの8が2008年前半にリリース予定ってことは、日本におけるIE 7の立場ってどうなるんだろう……。


Gmailのバージョンアップ

 上のブラウザ関係で検索していて知ったのですけれども、Gmailが根本から改善されるそうです。これは10月末の記事なんで、もうすでに新しくなった人もいるらしい……。いろんな新機能もがしがし追加されているとか。個人的には、ラベルデザインの自由度が上がるM&Mがうれしいかな。

ずっと日本ロケールで使っているせいか、うちのアカウントは未だ有効になっていません。そういえばIMAP機能もまだ使えませんね。日本ロケールのまま(一度英語に切り替えるとかいうことをせずに)有効になる日は来るのかな。


ビデオのフォーマット変換を簡単に実行できるOggConvert

 簡単に音声フォーマットを切り替えてくれる「SoundConverter」のビデオ版、かな。UbuntuではSynapticからインストールできますが、7.10だと以前のバージョンである0.2.1.1がインストールされます。対応している入力フォーマットはGStreamerが対応しているもの、つまり動画プレイヤー(Totem)で再生できるものです(MIMEタイプというのは、/usr/share/mimeディレクトリ以下で確認できます)。出力フォーマットはTheoraDiracになります。

Diracは英国放送がインターネット放送用に開発中のコーデックで、参照実装はMPL/GPLv2/LGPLでライセンスされ、関係する特許に対して使用料はとらないことを宣言しています。つまり、フリーなビデオコーデックとしてはTehoraの強力なライバル。


GUIを持つGRUB構成エディター

 いきなりでなんですがQGRUBEditorは開発を停止し、現在はKDE4リリースに向けてKGRUBEditorを開発中だそうです。どちらもUbuntuのレポジトリには存在しないので、Ubuntuにインストールするにはサイトからバイナリパッケージをダウンロードするか、ソースコードをコンパイルしてインストールする必要があります。

デュアルブートしつつWindowsを優先したい初心者や、標準とは異なるパーティション構成でインストールしたい初心者にとって、GRUBの編集が一番の難関になるみたいですね。特にUbuntuの場合は、カーネルアップデート時に古いカーネルをGRUBメニューから削除するため、/boot/grub/menu.lstの中でも、勝手に編集してはいけない領域があります。ここで紹介されているQGRUBEditor/KGRUBEditorはそういうことをちゃんと考慮してくれるのかどうかはちょっとわかりません。

ちなみに、同様の機能を持ったソフトウェアとして、StartUp Managerというものがあります。標準で起動するOSを変更したい場合のような簡単な変更についてはこちらの方が適しているかもしれません。StartUp ManagerはSynapticからインストール可能です。
タグ:OTPD
posted by しぐま at 14:59 | Comment(0) | コンピュータ

2007年12月28日

Hardy Alpha 2

 先日っていってもだいぶ前にUbuntuのHardy Alpha 2がリリースされました。新機能としては、9月6日にリリースされたX.Orgの7.3、Linuxカーネルの開発版である2.6.24-rc5が導入され、新しいサウンドアプリケーションであるPulseAudioが最初から動作するようになったようです。

Hardyの開発環境が欲しかったので古いパソコン(CPU:Celeron1GHz/Memory:386MB/Chipset:Intel 815E)にインストールしてみました。デスクトップCDでは、xorg.confを修正すれば起動できるものの、インストーラが途中で固まります。で、一度試してみてみたかったAlternateCDをトライ。前半のキーボードの認識あたりがけっこうややこしいですね。インストール自体は無難に終了。

でも、やっぱりGDMがうまくスタートしません。32bppがどうたらというエラーメッセージが見えたので、32ビットカラーで起動しようとしているのかと思い、コンソールでログインして下記のように/etc/X11/xorg.confのScreenセクションに、DefaultDepthの行を追加。
Section "Screen"
Identifier "Default Screen"
Monitor "Configured Monitor"
DefaultDepth 24
EndSection

あとはsudo gdm restartでGDMを再起動(LANG=C sudo gdm restartかも?)。そしたらうまくいきました。


 ぱっと見の違いとしては、デスクトップの背景画像が前に戻ったようです。暫定的なものなのか、そういう決定がなされたのかはわかりませんが。あと、Trackerが「索引作成中です」みたいなメッセージをポップアップするようになりました。右上のシステムトレイをクリックすれば、索引作成中かどうかを確認することができますし、一時的に停止させることもできるようです。

パッケージのテスト環境が欲しかっただけなので、アルファのうちはは英語環境のまま使用するつもりです。ただ古いパソコンなので、動作がものごっつ遅い……Ubuntuの開発している人たちって、やっぱメインマシンに開発版いれているのかな。それとも仮想環境なのかな。
タグ:ubuntu
posted by しぐま at 11:29 | Comment(0) | コンピュータ

2007年12月27日

OTPD 2007/11

 オープンソース関係を中心としたニュースサイト、Open Tech Pressから気になる記事をピックアップするOTPD、ようやく11月分です。年内に2007年分を消化できそうな気がしてきました。


PulseAudioに注目すべき理由(とPulseAudioの始め方)

 混沌としていたLinuxでサウンド関係を司るアプリケーションに、一つの方向性が見えてきたよというお話。自分にはこういう話はさっぱりで、ボリュームいじって音が鳴らなければお手上げな人なんで、利用者から見てシンプルな作りになってくれるとうれしいです。

Ubuntuでは先ほどリリースされた、Hardy Alpha 2からデフォルトで利用できるようになりました。7.10の段階でデフォルトにするという動きもあったようですが……。いずれにせよ、新しいシステムなので8.04リリース時は「音が鳴らない」という質問が増えるかもしれませんね。


Skype、ビデオ電話に対応したLinux版「Skype 2.0」ベータ版を公開

 待望のビデオ版がLinuxにも登場するようです。この記事の時点では2.0.0.13(日本語のChangeLog)、現時点では2.0.0.27(英語のChangeLog)が最新版のようです。いつ正式リリースされるかはわかりませんが、リリース後はレポジトリが公開されると思います。現時点でUbuntuにインストールするためには7.04用のパッケージをダウンロードする必要があります。

同じ月の別の記事として「かなりイケてるSkype for Linuxベータ版」という実際に使ってみた紹介記事もありますので、そちらもあわせてどうぞ。


Firefox拡張:Screengrab!でWebページをキャプチャする

 Firefoxに表示されたウェブページをそのまま画像にしてくれるアドオンです。通常のスクリーンショットと違うのは、スクロールしないと表示されない部分もしっかりとキャプチャしてくれるところ。ウェブページの使い方を説明する場合等に便利ですね。

そういえばCompizが導入されてから、Alt+PrintScreenでウィンドウ単位のスクリーンショットを撮影しても、タイトルバーや枠が撮影されなくなりましたね。インストール記事を書いたときはちょっと不便だったんですけど、不具合なのかな……。


LaTeX Beamerを使った簡単なプレゼンテーション作成の概要

 BeamerはLaTeXのクラスの一つで、効果的なプレゼンテーションファイルを作成するのに特化しています。Ubuntu(TeX Live/pTeX)では、latex-beamerパッケージをインストールすれば利用できます。ptetexの場合は最初から入っているBearmerのバージョンが古いので、別途インストールする必要があります。Beamerクラスがインストールされていれば、LyXからも利用できるようです。

ただ、日本語の利用に難のあるpdflatexコマンドを使うことを前提としています。platexdvipdfmxコンボを使う場合は、いくつかの機能が使えないようです。いずれBeamerの紹介記事を書こうと思っていますので、この辺の話はまた今度。
タグ:OTPD
posted by しぐま at 21:29 | Comment(0) | コンピュータ

2007年12月26日

Ubuntuあれこれ

@ITのUbuntu紹介記事

 12/18付けで@ITに、「Ubuntu 7.10 日本語ローカライズド Desktop CD 〜Linuxデスクトップの可能性を感じさせる実力派〜」という記事が掲載されています。基本からかなり丁寧に書かれているので、なかなか読みごたえのある内容です。Ubuntuのインストール記事といえば、日経BP ITProのみというという状況だったので、今後どんどんいろんなサイトで取り扱ってもらえるかもしれません。雑誌での紹介とかやたらと増えてるし。


Ubuntuデスクトップコース

 12/20に、「Ubuntuデスクトップコース」なるものがリリースされました。これは、Ubuntuの利用法を教室で教えるための教材です。生徒はコンピュータに関する基本的な知識を持っていること、教室にはUbuntuと教材用パッケージがインストールされたコンピュータが存在することを想定しています。丸二日かけて、講師がこの教科書を一通り説明していけばUbuntuに関する基本的な知識を学ぶことができるようになっています。

教科書は生徒用(student.pdf)と講師用(instructor.pdf)が存在します。講師用は生徒用の内容に加えて、授業の際のメモ書き(Instructor Notes)などがあります。どちらも400ページ(76MB)ほどですので、二日で消化するのは厳しいかもしれません。内容は、Ubuntu/オープンソースの紹介、デスクトップの利用方法、インターネットへの接続方法と関連アプリケーションの利用方法、OpenOffice.orgの使い方、Ubuntuとゲームについて、デスクトップやアプリケーションのカスタマイズ方法、画像や写真関係のアプリケーションの紹介、音楽や動画の再生方法、Ubuntuのヘルプとサポートについて、パーティションとブート方法について、などになっています。


Kubuntu日本語ローカライズドデスクトップCD

 クリスマスイブにKubuntu日本語ローカライズドデスクトップCDがリリースされたそうです。ほとんどいくやさん一人の努力の賜物なので、利用されている方はどんどんフィードバックしていきましょう。
タグ:ubuntu
posted by しぐま at 21:15 | Comment(0) | コンピュータ

2007年12月25日

OTPD 2007/10

 オープンソース関係を中心としたニュースサイト、Open Tech Pressから気になる記事をピックアップするOTPD、ようやく10月分です。Ubuntuリリース月ですが、リリース関係の話は以前もやったのでとっぱらってあります。


Linux用Skypeに1.4ベータ版が登場

 SkypeはUbuntu用のレポジトリも公開してくれているので、日本語版セットアップ・ヘルパを使えば簡単にインストールすることができます。あんまり使い込んでいないので改善点はよく分かりません。インストールや設定については、こちらも参考に。ただ、見た目の日本語化はできないようです。

そして、現在は待望のビデオ機能が搭載された2.0版がベータテスト中です。きっと年明けにでも正式公開されるんじゃないでしょうか。


Nautilusにユーザ独自のコンテクストメニューを追加させるNautilus-actions機能拡張

 Nautilus(ファイル・マネージャ)の右クリックメニューを簡単に拡張できるアプリケーションだそうです。Ubuntuの場合は、nautilus-actionsパッケージをインストールすればいいでしょう。

シェルスクリプトなどを使って自由に機能を追加することができるので、ファイル名の一括変換やファイルの転送などを右クリックして選択するだけで行えるようにすることもできます。開発サイトにはさまざまな例が投稿されていますので、参考までに。


Google、GmailでIMAPアクセスをサポート

 実はIMAPって「おもしろそう」と思うだけでまったく使ったことがないんですよね。設定方法がよくわからなかったり、使っているメールサーバが対応していなかったり、最近は大抵のことがウェブメールで済んだり……。簡単にブロードバンドに接続できる環境があるからかもしれませんが。

自分の生活スタイルの中で「こういう風に使えば便利だ!(たぶん)」みたいなことを思いつけば、ぜひ試してみたいのですけれども。
タグ:OTPD
posted by しぐま at 18:47 | Comment(0) | コンピュータ

2007年12月24日

紐解

 最近、歩いているだけで靴紐が解けます。1時間に1回ぐらいのペースで。右足が五、六回解けたあとは、左足が五、六回解けるというように、交互に解けやすくなっているみたいです。何か結び方が悪いんでしょうか……。
posted by しぐま at 17:41 | Comment(5) | 日記

2007年12月23日

ミラーサーバの変更

 Ubuntuで使われているパッケージ配布サーバのうち、日本用のサーバ(jp.archive.ubuntu.com)は慢性的に不安定になっていました。そのため、ここ数ヶ月はアップデートがうまくいかない場合が多発し、他のミラーサイトを使う方法などが紹介されています。また、jp.archive.ubuntu.comを置き換えようという動きもあります。ちなみにLaunchpadではミラーサイトの一覧と詳細を確認することができます。

そんな中、富山大学が新しいミラーサーバと回線を提供してくれることになりました。Japanese LoCo Teamのhitoさんが管理に携わっていらっしゃるので、トラブルが生じた場合もこれまでよりも迅速に対応できると思われます。富山大学のミラーサーバを利用する場合は、/etc/apt/sources.listを書き換える必要があります。"http://archive.ubuntu.com/ubuntu/"の部分を、"http://ubuntutym.u-toyama.ac.jp/ubuntu/"に置き換えてください。置き換えたあとは、端末内でsudo apt-get updateを実行しておいてください。

ソフトウェア・ソースで変更したい場合は、/usr/share/python-apt/templates/Ubuntu.mirrorsの"#LOC:JP"の次の行ぐらいに上記URLを追加すればいいようです。そうすれば、UbuntuTipsの「パッケージ配布サーバを切り替えるには」と同じやり方で切り替えることができます。ただ、この方法が「正しい」やり方かどうかはちょっとわかりません……。ミラーサーバについては/usr/share/update-manager/mirros.cfgにも書いてあるようですけれども、こっちは書き換えなくていいのかな。
タグ:ubuntu
posted by しぐま at 18:06 | Comment(0) | コンピュータ

2007年12月22日

とーじ

 今日は冬至だそうです。で、ニュースのお天気コーナーでは柚子湯だの冬至粥だのの話題と共に、「一年で一番影が長くなる日」という紹介がされていました。これって本当ですか?

夏至が「一年で一番影が短くなる日」ってのはわかるんです。夏至の日以上に太陽が高くなることはありませんから。冬至の場合、確かに正午の南中高度が一年で低くなるのはそうなんですが、一番影が長くなる朝夕の高度は一年を通して変わんないわけで。

「一日の影の長さ」の定義には「正午時に測ったもの」という縛りがあったり、冬至前後で朝夕の影の長さが長くなる何らかのメカニズムがあったりするんでしょうか。
posted by しぐま at 18:44 | Comment(6) | 日記

2007年12月21日

OTPD 2007/09

 OTPD、ようやく9月分です。Open Tech PressのアーカイブからリンクされているURLはarticle.plだったりshtmlだったりするんですけど、この違いはどこからきているんでしょうか。

ワイヤレスカードをLinuxで利用可能にする2つのツール

 今、Ubuntuを使う上での一番の難所は無線LANの設定でしょうね。フォーラムにもさまざまな質問があります。自分は無線LAN環境そのものを経験したことがないので、その苦労はまだよくわかっていないのですけれども。最近は、ノートパソコンにも標準搭載されるようになってきて、早急に対応しなければいけない課題となっています。だって、ネットワークに接続できなければ、パソコンの可能性ががくんと落ちちゃいますもんね。

この記事で紹介されているのはLinux全般に対応するような方法だと思います。Ubuntuの場合は、より簡単な方法も用意されていますので、まずは画面上部のメニューから[システム] - [ヘルプとサポート]を選択し、「インターネット」の項目に移動してください。そこに手順や問題解決の方法などが載っていますので、それに沿って設定すると良いでしょう。特に「3.2 問題を解決するには」で実行する各コマンドの出力を控えておき、フォーラムで質問する際に一緒に提出すれば、他の人が解決手段を提供しやすくなります。それでも詰まった場合は、この記事の情報を噛み砕きながら読んで行くと、自己解決できるかもしれません。


DVDオーサリングのクイックガイド

 Linux上でDVDビデオを自作しようというお話。複数のソフトウェアを使うことで、ビデオカメラからの取り込み、編集、DVDメニューの作成、DVDへの書き込みまでをすべてLinux上で行えるそうです。ある程度、確立した説明書を用意しておけば、一般うけしそうですね。

作成の流れは、Kinoでビデオデータを取り込んで、KinoやCinelerraなどで動画を、Audacityなどで音声を編集し、Q DVD-AuthorやDeVeDeなどでDVD用のデータに変換・メニューやチャプターの作成・字幕の追加などを行い、VLCやMPlayerなどで試写、画面上部メニューの[場所] - [CD/DVDの作成]でDVDに焼くという手順になります。ほとんどのソフトウェアはUbuntuでもインストール可能ですが、CinelerraやManDVDなどはいくつかの手順を踏まなくてはいけないようです(Cinelerraを7.04にインストールする話)。


Windows向けFTPの秀作FileZillaがLinuxにも対応

 Windows時代はファイル転送ソフトとして、FFFTPとWinSCPを使っていました。FFFTPはとても軽く、使いやすいので重宝したのですが、SSHを使えないという問題があったのです。それでWinSCPを使い始めたのですが……起動がとても遅く、けっこうストレスがたまりました。そんな中で出会ったのがFileZillaです。FFFTPの軽快さと、SSHへの対応、充分な日本語化など自分にとっては素晴らしいソフトに見えました。でも、FileZillaに出会ったころと時を同じくして、Ubuntuにも出会い、Windowsそのものを使う頻度が減り、結局FileZillaはほとんど使わずじまいに終わったのです。

そんなFileZillaがLinuxでも使えるようになったようです。名前からしてMozillaプロジェクトの一員だと勝手に思っていたのですが違うんですね。Ubuntuでも、簡単にインストールすることができます(日本語化するにはfilezilla-localesも一緒にインストールしてください)。ちなみに、現在自分はUbuntu上でファイル転送する場合、sftpコマンドを使っています。いずれgFTPを使おうと思っていたのですが……、FileZillaとどっちにしようかな。


Gmail Manager機能拡張による複数のGmailアカウントの一括管理

 Gmail ManagerはFirefoxのアドオンとして管理するソフトウェアです。複数のGMailアカウントを所有している人にとっては便利な機能ですね。ただ、Firefoxから定期的にアカウントを切り替えて状態を取得しているので、Googleの他のサービスも利用している場合、うまくいかないかもしれません。

ブラウザとは独立した形で、メールの状態を取得したい場合はCheckGmailGmail Notifierなどがあります。こちらはシステムトレイに保存されるタイプですので、上記のような問題は生じないでしょう。
タグ:OTPD
posted by しぐま at 20:34 | Comment(0) | コンピュータ

2007年12月20日

姓給ひて

 ローマ字を用いて本名を書くとき、姓(氏・名字)を全部大文字にする慣習ってどうやって生まれたんでしょうね。特に日本のメーリングリストなんかだと、差出人の欄でよくそうなっているのを見かけます。日本は姓名の順が逆だからわかりやすいようにとか、そういう理由があるのでしょうか。
posted by しぐま at 22:32 | Comment(0) | 日記

2007年12月19日

OTPD 2007/08

 OTPD、四回目。ようやく8月分です。ニュースサイトの記事を紹介するのに四ヶ月遅れって、どんだけ離れているんだ。

Dell:Linuxパソコン、欧州、中国でも販売

 DellがUbuntuプリインストールマシンを発売することを発表した当時は(2007年の前半)、とっても話題になっていました。その後、販売地域を拡大すると言うアナウンスがあったあとに発表されたのがこれ。けっきょく日本は仲間外れとなりました。さらにその後はgOSだのEeePCだのに話題をさらわれていってしまったので……

日本でLinuxプリインストールマシンを手に入れたい場合は、「ふつうの人の ふつうのLinux」さんの、この記事が参考になると思います。個人向けならLinuxManiaの、軽子坂モデル相ノ坂モデルとか(基本的な操作なら電話サポートあり。7.10インストール済み)、法人向けならクレバリーBook Ubuntuとか(Ubuntuに関するサポート自体はないのと、7.10版はない?)はUbuntuインストール済みのようです。


レビュー:WYSIWYM文書プロセッサLyX 1.5

 先日のUbuntu 7.10(TeX編)でもインストールしたLyXの話。Qt4採用によって見かけが綺麗になったよー、いろいろできることが増えたよー、などなど。「科学者でない、ごく普通のユーザにとっての利点」という段落もあるのですけれど、果たして利点になるのかな。LyXを使うためには、TeXの知識が多少なりとも必要な気がします。で、「ごく普通のユーザ」にそれを前提知識として求めるのは難しいと思いますし、その前提知識を手に入れてまでの利点が得られるとは思えません。やっぱり、「数式を柔軟かつ綺麗に出力できる」というのがTeXを利用する唯一の利点なんじゃないでしょうか。あ、章わけとか目次、索引なんかも簡単に生成できるから、本を書く人にとっても利便性は高いのかな。


このハードウェアはLinuxで使えるだろうか?――その調べ方

 なんらかのハードウェアを買う前に、動くかどうか確認したい人は多いはず。そんな人のために、主要なハードウェアごとに参考にすべきサイトが列挙されています。各サイトの情報量はまちまちです。ただ単に動かない・動いたという情報だけのものもあれば、機能毎に動作確認の結果を表示したり、動作させるための情報も提示しているところもあったり。本当はハードウェアのメーカ側がそういう情報を提供してくれればいいのですけれども、なかなかそういう状態までにはなりませんね。

Ubuntuに特化した情報については、公式WikiのHardwareSupportにハードウェアごとの参考情報へのリンクが掲載されています。また、日本語フォーラムにもハードウェアフォーラムにも動作報告用トピック(7.04の動作報告プリンタの動作報告など)が作成されていますので、そちらも参考にどうぞ。そしてできれば、動作状況を(動いた・動かないだけでもいいので)投稿してもらえると他の人の参考になりますのでよろしくお願いします。


フリーソフトウェアによる楽譜編集

 音楽的素養はこれっぽっちもないので(絶対音感どころか相対音感すら怪しい)、こういうものが必要になる機会はあまりないのですが、楽譜自体を見ることは好きです。なんか魔法書見ているような気分。

ここに掲載されたすべてのソフトウェアはUbuntuでもインストールすることができます。Synapticから、ソフトウェアの名前で検索してください。日本語化されているかどうかは確認していません。


米Adobe:Flash Playerを高画質「H.264」に対応

 ここであげられているFlash Playerのアップデート版のLinux版は、12月頭にリリースされたようです。Ubuntuの場合は、flashplugin-nonfreeパッケージをインストールするとAdobeの公式サイトからバイナリファイルをダウンロードし、インストールすると言う方法をとっています。ところが、このアップデート版のリリースによって、バイナリファイルの内容が変わってしまい、12月頭以降にflashplugin-nonfreeパッケージをインストールしようとしても失敗しています。もちろん、それまでにインストールされた場合も、(パッケージが更新されないので)最新版にはなっていません。

現在、アップデート版に対応したパッケージが作成中です(9.0.115〜ってのがそれ)。一度パッケージが作成されて、提案されたんですけど、Opera/Konqueror関係のバグがあったために一度削除されています。Ubuntuの、リリースされたあとのバージョンに対する修正は安定性を維持するためにそれなりの手順を踏む必要があるために、ちょっと時間がかかっているようです。開発版(hardy)の方はすぐに修正されたのですが。たぶん今週中にはなんとかなるんじゃない、かな?

今すぐインストールしたいと言った場合は、英語フォーラムに詳しい手順が掲載されていますので、そちらを参考にされるとよろしいかと。
タグ:OTPD
posted by しぐま at 17:29 | Comment(0) | コンピュータ

2007年12月18日

uboontu

 Uboontuとは、Googleのカスタムサーチエンジン機能を使って、Ubuntuに関する公式リソースを網羅的に検索できるサイトです。UbuntuはWikiやフォーラム、メーリングリストなど多種多様なサイトに渡って情報が分散しているため、このように一つの操作ですべてを検索できるのは非常に便利です。というわけで、開発者であるRafael Proençaに手伝ってもらって日本語版を作成しました。といっても、いくつかの単語を翻訳し、日本のリソースを追加してもらっただけですけどね。

使い方も、テキストエリアに検索語を入力し、「検索」ボタンを押すだけ。日本語版の場合、検索対象はとなっています。基本的に日本語版では英語のリソースは検索できません。その場合は本家版を使ってください。

また、検索対象のサイトを絞り込めるフィルタ機能も存在します。例えば"TeX"で検索したとします。フォーラムやML、Wikiなどの情報が表示されるでしょう。メーリングリストの情報だけをピックアップしたい場合は、検索ボックスの下(の広告スペースの下)にある"日本語ML"のリンクをクリックしてください。


 ことUboontu日本語版については、日本語公式ページやフォーラムにある、検索ボックスに比べてそれほどアドバンテージがあるわけではありません。というかインターフェースがシンプルな分、公式の検索ボックスの方が使いやすいかも。Uboontu日本語版の利点はMLを検索できること、同じ検索語に対して「Wikiだけ」とか「フォーラムだけ」といったフィルタができること、ぐらいでしょうか。

英語版の方は、トラブルに遭遇し解決策を探している時はとても便利なのでぜひ使ってみてください。
タグ:ubuntu
posted by しぐま at 21:32 | Comment(0) | コンピュータ

2007年12月17日

Ubuntu 7.10の新機能を切る

 Ubuntu Linux 7.10 Gutsy Gibbonのカスタマイズ方法を解説する「おまけ編」(目次はこちら)。第四話は7.10で導入された諸々の新機能(人によってはお節介機能)を切る方法です。

「Windowsと比較すると、Linuxは古いパソコンでも動く」という話はよく聞きますが、それはある面では事実であり、別の面では嘘です。つまらない言い方をすると「使い方次第」です。最新のWindowsと同程度のことをしようとすると、やっぱりそれなりのスペックは必要になります。ただし、Windowsは最新かその一つ前の、高スペックなパソコンが必要になるバージョンしか手に入れられないのに対して、Linuxは「古いパソコンでも動く」バージョンという選択肢も用意されています。

たしかにUbuntuは、最新機能を使う場合それなりのスペックが必要です(それでもWindows Vistaに比べればはるかに低スペックでも大丈夫なのですが)。その代わり、メモリが64MBしかないような古いパソコンでも動くようにXubuntuというものが用意されています。古いパソコンでも、最新のセキュリティ対策が施された状態で使うことができるのです。

さらに、Ubuntuを使う場合でも不要なサービスをオフにすることで、より高速に動作させることが可能です。これはWindowsでもよく行われている方法ですね。というわけで、ここでは、切るべき「不要なサービス」を探している場合に、最初に候補にあがってくる機能の設定方法を解説します。


ユーザ切り替え

 7.10から、デスクトップの右上にユーザ名が表示されるようになったと思います。これはユーザ切り替えアプレット(fast-user-switch-applet)の機能で、クリックするだけで簡単に複数のユーザを切り替えることができます。でも、家族で一台のパソコンを共有するようなことがない限り特に必要のない機能ですので、個人利用の場合はオフにしたいかもしれません。

これは、ユーザ名の部分を右クリックして「パネルから削除」を選択するだけで可能です。ただのパネルアプレットですので、何か特別なプログラムが裏で動いているということもありません。再び有効にしたい場合は、画面上部のパネルを右クリックして、「パネルへ追加」を選択し「ユーザ切り替え」を追加すればいいだけです。


デスクトップ検索

 7.10からデスクトップ検索機能が追加されました。ホームフォルダにあるファイルや、ブックマーク、アドレス帳などのデータをさまざまな情報を元に検索してくれる機能です。Trackerとデスクバーアプレットのそれぞれについて説明します。

Tracker(tracker,tracker-search-tool)は、ホームフォルダ以下にあるファイルを自動的に走査し、メタデータを抽出し、分類するツールです。これによりユーザは、さまざまな観点から簡単にファイルを検索することができます([アプリケーション] - [アクセサリ] - [Tracker 検索ツール])。ただし、検索用データベースの作成が必要なので起動直後やユーザがパソコンをいじってないタイミングでのハードディスクのアクセスが増えます。このため、少し古いパソコンを使っている場合、一時的に操作がもたつくことがあるようです。もしデスクトップ検索を利用しないので、データベースの作成もしなくていいというのであれば、Trackerのサービスを止めてしまえばいいでしょう。[システム] - [設定] - [セッション]の「自動起動するプログラム」から、「Tracker」のチェックをはずし「閉じる」ボタンを押せば次回から自動でTrackerが動かないようにすることができます。

デスクバーアプレット(deskbar-applet)はパネルから簡単にウェブ検索を実行したり、ブックマークにあるURLにアクセスしたり、アドレス帳に登録してある相手にメールを送ることができる統合的なランチャーです。Trackerを使った検索も利用できます。初期状態では画面上部のパネルの、ユーザ切り替えアプレットの右隣にある虫眼鏡+オレンジの矢印のアイコンがそれです。これはユーザ切り替えアプレットと同じただのパネルアプレットですので、アイコンを右クリックして「パネルから削除」を選択するだけで機能をオフにすることができます。再び有効にしたい場合は、画面上部のパネルを右クリックして、「パネルへ追加」を選択し「デスクバー」を追加すればいいだけです。


ホームディレクトリにある日本語名のディレクトリ

 日本語版の7.10ではインストール直後、ホームディレクトリにテンプレートデスクトップドキュメントビデオ音楽画像公開などのディレクトリが作成されていると思います。これは異なるLinuxのデスクトップ環境の相互運用性を高めることを目的としたfreedesktop.orgが開発した、Portlandによるものです。

Portlandは、大雑把に言うと異なるLinuxやWindows、Macなどでインターフェース(特定のファイルに対するアプリケーションの起動方法やホームディレクトリの中身)が異なっていては初心者にとって不親切だ、だからある程度統一した指針を作成しようという計画です。単純に指針を提案するだけじゃ誰もついてきませんので、xdg-utilsというツール群も提供し、デスクトップ上のソフトウェアの開発者もこの指針に沿ってアプリケーションの指定をしたり、ディレクトリ構造に容易にアクセスできるようにしています(freedesktop.orgは以前は"X Desktop Group"という名前でした。だから"XDG"という名前が使われています)。

要するに初心者と開発者に指向したプロジェクトです。だもんで、他の同様のプロジェクトと同じように、その真ん中あたりに居る人にとっては邪魔なだけかもしれません。まぁ、そういう人たちは自力でなんとかできるだろうということで。ただディレクトリ構造に限って言えば、日本の場合はちょっと事情が変わってきます。Portlandで提供されるディレクトリ構造は、各国の言語にローカライズされることを想定しています。ですので、日本のロケールでPortlandを使うと日本語のディレクトリ名になってしまうのです。日本語の表示できない端末での操作をメインに扱う人にとっては邪魔度(?)がより上昇します。ファイル・ブラウザ(Nautilus)やGNOME端末を使う場合は日本語入力をオンにして名前を指定しなくてもこれらのディレクトリにアクセスする方法が用意されているので特に問題はないのですけれども。


 特に問題はないとは言っても、設定ファイルでもないのに勝手にディレクトリを作成されて主張されるのが嫌という人もいるかもしれません。というわけで、ここではこのディレクトリを削除する方法を説明していきます。この、ディレクトリ構造は、xdg-user-dirsパッケージによって管理されています。

1.機能を切る方法
 システム全体でxdg-user-dirsを使わないようにするには、/etc/xdg/user-dirs.conf内にある、enabled=Trueenabled=Falseに書き換えるだけです。あとは、ホームディレクトリにあるディレクトリ群を削除すれば、今後自動生成されることはありません。また、/etc/xdg/user-dirs.conf~/.config/user-dirs.confにコピーして、enabled=Falseに書き換えれば、そのユーザだけ機能を切ることもできます。

あとは、[システム] - [設定] - [セッション]の「自動起動するプログラム」から「User folders updates」のチェックもはずしておいてください。これは、xdg-user-dirsをGTK+用に拡張したもの(xdg-user-dirs-gtk)で、GNOME上でロケールを変更したときや、xdg-user-dirsの設定を変えた後のログイン時などに、自動的にディレクトリ名をロケールに合わせて変更したり、ファイル選択画面でのディレクトリ表示を変更してくれたりします。/usr/share/doc/xdg-user-dirs-gtk/READMEに何をするかについての簡単な説明が書いてあります。

2.ホームディレクトリに指定する方法
 特定のディレクトリはxdg-user-dirsとして残しておきたいといった場合は、~/.config/user-dirs.dirsを書き換えることになります。例えば音楽ディレクトリは
XDG_MUSIC_DIR="$HOME/音楽"
と設定されていますが、
XDG_MUSIC_DIR="$HOME"
とホームディレクトリを指定し再起動すれば、音楽ディレクトリ=ホームディレクトリになります。これはfreedeskto.orgのxdg-user-dirsに書いてあるやり方です。

もちろん
XDG_MUSIC_DIR="$HOME/Music"
と英語のディレクトリ名を指定してもかまいません。その場合はホームディレクトリの下にMusicというディレクトリが作成されます。

3.英語のロケールで使用する方法
 日本語フォーラムで紹介されていた方法です。LANG=C xdg-user-dirs-gtk-updateを実行するという方法が提示されています。~/.config/user-dirs.localeの"ja_JP"を"C"にして再起動でもいけるかもしれません。


実際のところ、上記三つのやり方を実際に確かめたわけではありません。今後のために調べた内容をメモっているだけですので、もし確かめられた方がいたのならUbuntuの日本語WikiにあるUbuntuに関するTipに書き加えていただけるとありがたいです。


その他の余計なサービス

 Ubuntu Guideには、Ubuntuを高速化するためなら切っても良いサービスがいくつか掲載されています。まず[システム] - [設定] - [セッション]の「自動起動するプログラム」から切れるものとしては、
  • Bluetooth Manager:Bluetoothの接続状態の表示やパスキー(PIN)入力画面を表示するパネルアプレットです。Bluetoothを使う予定がないのなら、切っても問題ありません。
  • Evolution Alarm Notifier:標準のメールソフトであるEvolutionの通知機能、かな。Evolutionを使わないのであれば切っても問題ないと思います。
  • Tracker:上記「デスクトップ検索」の項を確認してください。
  • User folder update:上記「ホームディレクトリにある日本語名のディレクトリ」の項を確認してください。GNOME上でロケールの変更を行わないというのであれば、切っても問題ないと思います。
  • 制限付きドライバの管理:制限付きドライバが必要なハードウェア(例えば無線LANカード)が接続されたときに、自動で必要なドライバを検索しインストールしてくれるプログラムです。Ubuntuインストール後に新しいハードウェアを接続しないのであれば、切っても問題ありません。
  • 視覚:何をするプログラムなのか、よくわかりません。
何をするかよくわからないものはとりあえずチェックをはずさない方がいいでしょう。

また、[システム] - [システム管理] - [サービスの管理]でも、いくつか不要なものを切ることができますが、ここにあるのはシステム全体に関わる設定ですので、何をやっているかわからない内は触らないようにした方が無難です。


 動作を高速化する方法、起動速度をあげる方法は他にもいろいろあるようです。特に起動時は「設定を検索>見つからない>標準の設定を使用or機能を無効化」なんて手順を毎回行っていることもけっこうあります。こういうのを見つけて、ちゃんと設定していけばもっと動作・起動速度をあげられるでしょう。

起動時の流れについては、bootchartなどを使うと視覚化できるようです。これを見て時間がかかっているものから確認していくといいかもしれません。また、UbuntuはDebianベースですので、"Debian GNU/Linux スレッドテンプレ"のTipsのページある程度参考になると思います(Ubuntuとは事情が違うこともあるので、何をやっているか理解しないとあとで困るかもしれません)。
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2007年12月16日

Ubuntu 7.10(その他便利なツール編)

 Ubuntu Linux 7.10 Gutsy Gibbonをインストールしよう第十一話(目次はこちら)。今回は自分がよく使うツールなどをあれこれ紹介します。


開発環境

 Linuxの場合、ソースからビルドしてインストールすることが多いので、開発環境は必須と言ってもいいです。というわけで、こちらをクリックするか、[アプリケーション] - [アクセサリ] - [端末]から
sudo apt-get install build-essential
を実行することで簡単な開発環境がインストールされます。このbuild-essentialはパッケージを作成するために必要なあれこれを簡単にインストールするためのパッケージです。これによってgcc/g++/make/libc6-devなどがインストールされます。builde-essentialをインストールせずにgccだけインストールした場合「stdio.hがない」みたいなエラーメッセージが出ると思います。libc6-devも必要なんです。

これだけで簡単なものならコンパイルできると思います。大抵のソフトウェアはこれら以外に各種ライブラリのヘッダファイルが必要になります。何が必要かはそれぞれのソフトウェアに含まれるREADMEファイルやINSTALLファイルなどに書いてあります(大抵は"libなんとか-dev"みたいなパッケージが必要になります)。

あとはsubversion(バージョン管理システム)/cvs(バージョン管理システム)/automake(Makefile作成ツール)/autoconf(configure作成ツール)/gettext(他言語化支援ツール)/poedit(poファイル編集ツール)/doxygen(ソースファイル文書化ツール)/graphviz(グラフ作成ツール)などがあると便利かもしれません(リンク先は紹介記事)。[アプリケーション] - [アクセサリ] - [端末]から
sudo apt-get install subversion cvs automake autoconf gettext poedit doxygen graphviz
これでインストール完了。


Stellarium

 Stellariumはデスクトップ上でさまざまな星空を表示してくれるプラネタリウムソフトです。Ubuntuでも最新版である0.9.0のパッケージが用意されていますので、こちらをクリックするか、[アプリケーション] - [アクセサリ] - [端末]から
sudo apt-get install stellarium
でインストールできます。

あとはStellariumで日本語フォントを使えるようにする方法もやっておきましょう。


PP3のインストール(RPMファイルのインストール)

 Ubuntu(Debian系)はapt/dpkgというパッケージ管理システムを使っていて、パッケージの拡張子は.debになります。それに対して特に日本でもっとも利用されていると思われるFedora Coreはyum/rpmというパッケージ管理システムを使っています(パッケージの拡張子はrpm)。そのため、欲しいソフトがあってもrpm形式でしか配布されていない場合があります。

実はrpm形式で配布されているものでも、うまくdeb形式に変換してやればUbuntuで使える場合があります。それをしてくれるのがalienというソフトです。
sudo apt-get install alien
とすればインストールできます。あとは
sudo alien hoge.rpm
とすれば"hoge.rpm"を"hoge.deb"に変換してくれます(変換するだけでもroot権限が必要です)。

具体例として以前紹介したことがある星図作成ソフト、PP3をインストールします。これはソースアーカイブ、Windows用バイナリ、rpmバイナリなどが用意されていますので、今回はpp3-1.3.3-1tb.i586.rpmをダウンロードします。

まずはdeb形式に変換しましょう(変換後そのままインストールするオプションもあります)
sudo alien pp3-1.3.3-1tb.i586.rpm
そうすると"pp3_1.3.3-2_i386.deb"というファイルが作成されます。次にdebファイルをインストールします。それにはdpkgというコマンドを使います。
sudo dpkg -i pp3_1.3.3-2_i386.deb
これでインストール完了です。

PP3で天の川を表示させるためには、さらに設定が必要です。具体的な方法はこの記事を参照してください。と言いたいところなのですが、前述のようにptetex3をインストールした場合、この限りではありません。もともとその記事ではコマンドの意味を理解できずに書いているので、今思うとだいぶ混乱した状態になっているみたい。今後、解決策が判明したらこことその記事で追加・修正しようと思います。

PP3を利用するために非公式な日本語マニュアルも用意してあります。


その他のソフトウェア

 他に使うソフトとしては、ベクトル画像編集ソフトウェアInkscapeviライクなバイナリエディタbviUTF-8に対応したa2psなgnome-u2ps、定番のグラフ作成ソフトウェアgnuplot、3DCG用レイトレーシングソフトウェアPOV-Ray3DCG用モデリング・レンダリングソフトウェアblenderがあるのでそれらをインストールします。
sudo apt-get install inkscape bvi a2ps gnome-u2ps gnuplot \
povray povray-includes blender
これだけで完了です。インストール後の設定や使いかたは、各リンク先の紹介記事を参照してください。



 これでUbuntu Linux 7.10 Gutsy Gibbonのインストールに関する話は終了です。というか長すぎですね。LyXの話とか、各メッセンジャの話とかは個別のエントリたてれば良かったとか今更ながら思っています。今後はとりあえずいくつか補完したい部分があるのでそれの追記をします。その後、おまけ編みたいな感じでアプリケーションの一般的なインストール方法や、トラブルシューティングなどを書いていきたいと思っています。
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posted by しぐま at 06:42 | Comment(0) | コンピュータ

2007年12月15日

Ubuntu 7.10(TeX編)

 Ubuntu Linux 7.10 Gutsy Gibbonをインストールしよう第十話(目次はこちら)。今回は日本語でTeXを利用可能にするためのパッケージをインストールし、設定します。


歴史的経緯

 TeX/LaTeXは組版ソフトとして世界的に有名なソフトです。特に複雑な数式の入力・表示が容易なので、学術系でよく使われています。TeX/LaTeXには基本的な機能しか備わっていないので、より便利に使うためにはいろんなパッケージが必要です。それをひとまとめにし、簡単にインストールできるようにしたのがTeXディストリビューション(解説)であり、以前までの主流がteTeXでした。アスキーのpTeXはteTeXをベースに、縦書きなどの日本語特有の機能を使えるようにしたものです(ここでは、texコマンドを日本語化したptexと、latexを日本語化したplatexの両方をあわせてpTeXと呼びます)。

ところがteTeXは2006年5月以降アップデートされないことが発表されました。そこで最近はteTeXに代わるTeX Liveというディストリビューションが注目されています。teTeXに含まれるパッケージのライセンスの問題もあって、DebianやUbuntuでは完全にTeX Liveに移行しました。その辺りの詳しいことは、2006年4月に開催されたDebian勉強会の「Debian TeX Policy と Debian の LaTeX の日本語処理」に書いてあります。暫定的な処置として7.10にもteTeX関係のパッケージ(tetex-*)は存在しますが、それらをインストールしようとすると、自動的にTeX Live関係のパッケージ(texlive-*)がインストールされます。


 pTeXはteTeXベースなので、Ubuntuの場合は今までpTeXパッケージとteTeXパッケージをインストールする必要がありました。7.10以降、teTeXパッケージは廃止されたのですが、代わりにTeX Liveパッケージをインストールしても動くようです。これは、teTeXもTeX Liveも基本のディレクトリ構造や機能はほぼ同じためです。ただし、あくまで「ほぼ同じ」であり、特殊なことをしようとするとteTeXとTeX Liveの差異によりトラブルが生じるかもしれません。

今後のpTeXの見通しについては、正直自分にはさっぱりわかりません。まずアスキーが今後もpTeXを管理する気があるのかどうかが不明です(やる気が感じられないとかそういう意味ではなく、管理体制が不透明に思えるだけで、問い合わせたら回答をもらえるかもしれません)。2007/09/14に1年半ぶりの更新を行っているので、まだまだやれるのかもしれません。次にTeX Liveベースへの移行をするかどうかが問題になってきます。もし、移行しないとなるとTeX Liveに大幅な修正が加われば、Ubuntu上では使えなくなるという危険性があります。

もちろん、これを問題視している方はたくさんいらっしゃって、皆さんいろいろな解決策を模索しているようです。UTF-8に対応したXeTeXの日本語組版スタイルを向上させたり、TeX Liveで日本語が使えるようなパッチ集を整備したり、TeX LiveにpTeXの成果を取り込んでもらったりなどなど。自分は情勢の変化を追いかけられていないので、最新の情報を(日本語で)知りたい方は以下のサイトなどをチェックするといいでしょう。日本語TeXまわりの状況は、現在のところ過渡期にあると思ってください。今後、もっと使いやすいように整備されるでしょうし、実際に少しずつ整備されつつあります。


現在の選択肢

 現状、Ubuntu 7.10(Gutsy Gibbon)において、日本語でTeXを使うためには三種類の方法が考えられます。
  1. pTeX/TeX Liveを使う
    一番簡単で確実な方法です。ただし今後この方法が通用するかは不明。文字コードはEUC-JPしか使えないので、コンパイル時のエラーメッセージのソース表示部分が化けます(端末の文字コードを変更すれば問題なし)。
  2. ptetexを使う
    ptetexはteTeXや各種ツールにあてるべき日本語用パッチをまとめたソフトウェアです。Vine 4.0でも採用されていて、Ubuntuでの動作実績もあります。またなんといってもUTF-8も使えるという利点が大きいです(UTF-8のソースファイルも自動的にEUCなどに変換してくれるという意味。よってUnicodeの全ての文字が使えるというわけではありません)。ただUbuntu用のバイナリパッケージは用意されていないので、ソースのビルドが必要です(手順自体は簡単です)。今後の開発は下記のptexliveに注力し、ptetexはptexliveの変更点を反映させるだけにとどめるそうです。
  3. ptexliveを使う
    ptexliveは上記のptetexの後継であり、TeX Liveにあてるべき日本語用パッチをまとめたソフトウェアです。最新のTeXディストリビューションの機能が使える反面、TeX Liveの性質上、とても巨大なソフトウェアになってしまうという問題があります(1GBに近いサイズになります)。ptetexと同様、ソースのビルドが必要ですが、Ubuntuでの動作実績もあります。
結論から言うと、TeXファイルをEUC-JPで統一しても構わないのなら「pTeXのインストール」だけを読めば充分ですし、一番簡単です。TeXファイルをUTF-8で編集したいなら「ptetexのインストール」の部分だけを読んでください。「ptexliveのインストール」は今のところおすすめしません。


pTeXのインストール

 pTeXのインストールは[システム] - [システム管理] - [日本語版セットアップ・ヘルパ]を使うのが一番簡単でしょう(英語版やalternate版だと日本語版セットアップ・ヘルパはありません。その場合はこちらの「Japanese Teamによる追加パッケージの利用方法」を参考に、レポジトリを追加し、ubuntu-ja-setup-helperをインストールしてください)。これを使えば、pTeXパッケージのインストールだけでなく、いくつかの環境整備も行ってくれるからです。ステップ3にて、latex-env-jalatex-extra-jaにチェックをいれて、あとはOKを押していってください。

上記二つのパッケージによってインストールされるのは、
  • latex-env-jaパッケージ:pTeXに必要なパッケージ(必要最低限のTeX LiveとpTeX)と、日本語DVIファイルを表示するために必要なxdvik-jaパッケージ
  • latex-extra-jaパッケージ:日本語DVIファイルを日本語PostScriptファイルに変換できるdvipsk-jaパッケージ、日本語DVIファイルを日本語PDFファイルに変換できるdvipdfmxパッケージとそれに必要なcmap-adobe-japan1パッケージ、新ドキュメントクラスを使う場合必要になるokumura-clsfilesパッケージ、その他jmpostjbibtex-binmendexkなど
となっています。また、dvipsコマンドを新クラスファイルに対応させるためには、latex-extra-jaをインストール後にsudo jisftconfig addを実行する必要があります(日本語版セットアップ・ヘルパを利用した場合は自動的に実行されます)。以上のことを把握しておけば、日本語版セットアップ・ヘルパを使わずに個人の必要に応じてインストールしても良いでしょう。ちなみに、ptex-binから依存関係に任せてteTeXパッケージをインストールする方法はおすすめしません。なぜなら、tetex-extraがほとんどの日本人にとって不要なパッケージ(例えばtexlive-lang-*などの外国語向けパッケージ)を大量にインストールしディスク領域を圧迫するからです。


 初期状態では、xdviでのDVIファイルの表示に東風フォントを利用してしまいます。他と同じくIPAモナーフォントを利用したい場合は、設定ファイルの編集が必要です。まず、[アプリケーション] - [アクセサリ] - [端末]を開き、
gksu gedit /etc/texmf/vfontmap.d/20ptex-jisfonts.map
と実行してください。そして、内容が以下のようになるように2行目と4行目を修正します。
### For ptex-jisfonts
@Mincho Roman|Mincho@
rml-jis JIS-H
@Gothic SansSerif|Gothic@
gbm-jis JIS-H
保存し、テキスト・エディタを終了させたら、端末内で
sudo update-vfontmap
を実行してください。エラーがでなければ、設定完了です。

あと、以前に書いたPDFにフォントを埋め込む話ですが、以前のエントリで書いた内容はptetex用です。pTeXの場合、まずフォントのパスを通す必要があります。件のエントリの参考リンクのやり方だとうまくいくと思います。

これで、pTeXのインストールは完了しました。もしEvince(文書ビューア)で作成した日本語PostScriptファイルや日本語PDFファイルを表示させたい場合はもう一手間必要です。下記の「日本語PDF/日本語PostScriptの表示」を参照してください。


ptetexのインストール

 ptetexとは、teTeXに日本語パッチを当てたり、日本語の使えるpTeXを追加したりしてくれるパッチ集です。一連のコマンドを実行するだけで必要なものを全て用意してくれるのがポイント。Ubuntuの場合、ソースからビルドすることになるのでパッケージ管理ソフトの恩恵には預れませんが、TeXパッケージはアップデートがそれほど頻繁じゃありませんし、作成したファイルは特定のディレクトリにしかインストールしないのであまり気にしなくてもいいと思います。もちろん上でインストールしたpTeXとの共存も可能です。より詳しいことは公式Wikiにある、FAQを見るとよいでしょう。ここではptetex3-20071203をインストールします。

ptetex Wikiの動作報告にはUbuntu 7.10 Gutsy Gibbonの動作報告が掲載されています(トラブルに遭遇した時は、7.04のときの動作報告も参考になるかもしれません)。上記FAQにも書いてあるように、ビルドするためにいくつかのパッケージが必要となります。まずbuild-essentialflexbisonは開発環境のため必要です。それ以外にライブラリとしてlibxaw7-devが必要なようです。よって、[アプリケーション] - [アクセサリ] - [端末]の中で
sudo apt-get install build-essential flex bison libxaw7-dev
と入力してください。

これで必要なものはすべてそろっているはずなので、あとは下記の手順でmakeすればエラーはおきないはずです。もし、ptetex Wikiのトラブルシューティングに掲載されていないようななんらかのエラーがおきた場合、このあたり7.04のときのインストール記事などを参考に関係ありそうなパッケージをインストールしてみてください。その際、'make c'でコンパイルを中断したところから再開出来ます。しかし、'make distclean'と'make clean'を実行して最初からコンパイルを開始しないと問題を解決できない場合もあるようです。

パッケージが揃ったあとの詳しいインストール方法はREADMEファイルに書いてあります。自分の場合、ダウンロードしたファイルは~/Downloadに一時的に保存するようにしています。今回はその下に~/Download/src/ptetex3というディレクトリを作って、そこに三つの圧縮ファイルを保存。あとは上記READMEファイルの手順に沿って端末内にて
tar xzvf ptetex3-20071203.tar.gz
cd ptetex3-20071203
cp my_option.sample ../my_option
gedit ../my_option
my_optionはインストールのオプションを指定するファイルです。
### ptex/platex コマンドの入出力文字コードを指定(ディフォルトは EUC)
### 'UTF8' は ptetex3 の独自拡張
# KANJI_CODE=EUC
# KANJI_CODE=SJIS
# KANJI_CODE=JIS
# KANJI_CODE=UTF8
となっている部分を、
### ptex/platex コマンドの入出力文字コードを指定(ディフォルトは EUC)
### 'UTF8' は ptetex3 の独自拡張
# KANJI_CODE=EUC
# KANJI_CODE=SJIS
# KANJI_CODE=JIS
KANJI_CODE=UTF8
にしてください(変わったのは最後の行だけ)。これにより、platexコマンドを使ったとき、ソースファイルがUTF-8だとして解釈されます。EUCなソースファイルを利用したいときは、platex --kanji=eucとオプションをつけて実行することになります(Shift JISだとplatex --kanji=sjis)。

また、pTeXをインストールしていた場合、~/.texmf-varというディレクトリが自動で作られているかもしれません。ptetexのビルドには邪魔になるだけなので、これを削除しておきます。
rm -rf ~/.texmf-var
オプションの設定が終わればビルド&インストールです。
make
sudo make install
とすればインストール完了です。最初のmakeが完了するまで結構時間がかかりますので、気長に待ちましょう。

実行ファイルは/usr/local/teTeX/binに格納されるので、そこにパスを通す必要があります。~/.gnomercに(存在しない場合は作成して)、
# for ptetex3
PATH=/usr/local/teTeX/bin:$PATH
を書き込みます。端末から実行する場合は~/.bashrcでもいいのですが、後述するLyXからptetexを使う場合は、~/.gnomercに書いておいた方が便利です。GNOMEかシステム全体を再起動すればパスが通っているはずなのでwhichコマンドなどでplatexコマンドへの正しいパスが通っているか確認してみてください。またdvipsdvipdfmxdvipngというコマンドもptetex3オリジナルなものを使うことになります。同梱されているプレゼンテーション用のbeamerクラスはバージョンが古いため正しく動作しません。別途インストールする必要があるのですが、方法については別のエントリで。


 platexコマンドは適切なオプションを指定することで、EUC-JP/Shift_JIS/UTF-8なTeXファイルに対応することが可能です。今回の例とは違い、ビルド時に特定のオプションをあたえていない場合は、platexはTeXファイルの文字コードがEUC-JPだと考えて変換します。もし、UTF-8なファイルを変換したい場合は
platex --kanji=utf8 TeXファイル.tex
としてください。

ptetexをアンインストールする場合、ptetexのソースファイルを展開した場所(makesudo make installを実行したディレクトリ)にMakefileが残っているなら、その場所で
sudo make uninstall
を実行すればアンインストールできます。残っていないなら/usr/local/teTeX以下を削除すればOKです。

dvipdfmでPDFにフォントを埋め込む場合は、こちらのエントリを参考にしてください。pTeXインストール時に行った、フォント関係の設定(jisftconfigコマンドの実行やxdvi用の設定)はおそらく必要ありません。


ptexliveのインストール

 ptexliveとは、前述のptetexのTeX Live対応版です。新しさから言えばこちらの方がいいのですけれども、インストールが大変そうなのでしり込みしています。なんせ、1GB近いZIPファイルをダウンロードしてきて、それを展開し、DVDに焼くなりマウントするなりして、その巨大なソースファイルをビルド……という形だそうですから。

Ubuntu 7.10にインストールされた方がいらっしゃいますので、動かないということはないと思います。


日本語PDF/日本語PostScriptの表示

 少し困った事情により、Ubuntuの初期状態では日本語PDF/日本語PostScriptを表示させることはできず、いくつかのパッケージのインストールと設定が必要になります。英語のPDFの場合は、標準でインストールされる文書ビューア(Evince)を使えば表示させることは可能です。

まず、日本語PostScriptを表示させる場合は、[アプリケーション] - [アクセサリ] - [端末]を開き、
sudo apt-get install cmap-adobe-japan1 gs-cjk-resouce
と入力します。これだけで、表示できるようになっているはずです。ちなみに、Ubuntuの場合はPostScriptファイルを表示するのに文書ビューア(Evince)を利用します。インストールすればgvも利用可能です。また、以前は存在したgnome-gv(もしくはggv)はEvinceに移行されました。

次に日本語PDFファイルを表示させる方法です。確実なのは、[システム] - [システム管理] - [日本語版セットアップ・ヘルパ]を利用する方法です。2ステップ目でxpdf-japaneseを選択してください(最初から選択されているはずです)。あとはOKボタンを押せば必要なパッケージのインストールと設定がされます。日本語版セットアップ・ヘルパを利用せずに手動で行いたい場合は、[アプリケーション] - [アクセサリ] - [端末]を開き、
sudo apt-get install cmap-adobe-japan1 xpdf-japanese
sudo mkdir -p /usr/share/poppler/cidToUnicode
sudo ln --symbolic /usr/share/xpdf/japanese/Adobe-Japan1.cidToUnicode \
/usr/share/poppler/cidToUnicode/Adobe-Japan1
sudo mkdir -p /usr/share/poppler/cMap
sudo ln --symbolic /usr/share/fonts/cmap/adobe-japan1 /usr/share/poppler/cMap/Adobe-Japan1
を実行してください。

また、日本語版セットアップ・ヘルパを利用してadobereader-jpnadobereader-jpn-ipamonafontをインストールすれば、Adobe製のAdobe Readerを使って日本語PDFを閲覧することもできます([アプリケーション] - [オフィス] - [Adobe Reader])。Adobe純正なため、Evinceよりも高機能ですが重いです。


latex2htmlのインストール

 インストールは簡単です。[アプリケーション] - [アクセサリ] - [端末]から
sudo apt-get install latex2html
を実行するだけです。ただし、一緒にteTeXもしくはTeX Liveもインストールされることに注意してください。teTeXが先に来ているのが肝です。「pTeXのインストール」でも説明しましたがtetex-extraがほとんどの日本人にとって不要なパッケージ(例えばtexlive-lang-*などの外国語向けパッケージ)を大量にインストールしますのでlatex-env-jaパッケージなどでTeX Liveをインストールしていない場合は、上のインストールコマンドの代わりに
sudo apt-get install texlive latex2html
というコマンドでインストールした方が良いでしょう。ptetexはaptからインストールされたTeX Live環境と共存できるので特に問題はないはずです。どうも日本語化パッチはあたってないようなのですが、特に問題なく日本語も解します、不思議だ。

そのままだとTeX Liveのlatexコマンドとdvipsコマンドを使ってしまうためなのか、jarticleなどの日本語クラスファイルを指定したTeXファイルだとエラーが起きて数式を画像に変換できません。よって設定ファイルを変更する必要があります。全体の設定ファイルである"/usr/share/latex2html/l2hconf.pm"を直接編集してもいいのですし、ホームディレクトリに".latex2html-init"を作って設定する方法もあります。

まず、雛型から".latex2html-init"を作成します。
cp /usr/share/latex2html/dot.latex2html-init ~/.latex2html-init
その後、テキストエディタで"~/.latex2html-init"を開き、ファイルの最後の方が
}

#For LaTeX commands
$LATEX = 'platex';
$DVIPS = 'dvips';

1; # This must be the last line
となるように、真ん中の三行を追加します。こうすれば、pTeXのplatexコマンドか、(パスの設定がしてあれば)ptetexのplatexコマンドが使われます。ちなみにこの設定をしても、jarticleなどを指定したら警告が出ます(警告が出るだけでちゃんと変換されているので問題はないのですが)。

あとは
latex2html test.tex
などとすれば、test.texからhtmlファイルが作成されます。ただし、日本語を含むhtmlファイルを作成しても、ブラウザが正しく文字コードを認識できない場合があります。よってできあがったhtmlファイル全部に、文字コードを指定するMETAタグを挿入するようなスクリプトを作っておくと便利かもしれません。実は上記LaTeXコマンドを指定したときと同様に、$CHARSETを指定すれば自動的にMETAタグが挿入されるらしいのですが、やってみたところ機能していませんでした。何か別の方法で指定できるかもしれません。


LyXのインストール

 LyXは直感的にに編集できるワードプロセッサで、バックエンドとしてTeXの機能を使っています。TeXの組版能力の恩恵にあやかりたい、TeXの強力な数式作成機能を利用したい、でもTeXソースを直接いじるのは大変って場合には便利かもしれません。Ubuntuでは、こちらをクリックするか、[アプリケーション] - [アクセサリ] - [端末]から
sudo apt-get install lyx
とすればバージョン1.5.1をインストールできます。起動は[アプリケーション] - [オフィス] - [LyX Document Processor]から。

すばらしいことに、バージョン1.5から本格的に日本語が使えるようになりました。LyXで日本語を使うことに関する情報はこちらの"LyX HowTo"が参考になります。LyXの初期設定では、日本語を利用する場合、通常の(platexではない)latexコマンドとCJKパッケージを使うようです。
  1. まずplatexコマンドを使うようにします。[ツール] - [設定]から、「変換子」の"LaTeX (plain) -> DVI"を選択し、"変換子"の部分を"platex $$i"に変更し、右上の「修正」ボタンを押し、右下の「適用」ボタンを押します。ptetexを使用している場合は、"/usr/local/teTeX/bin/platex $$i"の方がいいかもしれません。
  2. 次に、DVIファイルを表示するためのコマンドをxdviに変更します。標準で使われるEvinceでは日本語DVIファイルを表示できないためです。[ツール] - [設定]から、「ファイル形式」の"DVI"を選択し、ビューアの部分を"xdvi"に変更し、右上の「修正」ボタンを押し、右下の「適用」ボタンを押します。
  3. 最後にCJKパッケージを使わないようにします。[文書] - [設定](これは適当にファイルを作らないと選択できません)を開きます:
    • pTeXを使う場合:「言語」の"言語"を"日本語"にし、「言語の既定のエンコーディングを使用」のチェックをはずし"エンコーディング"を"EUC-JP"にします。
    • ptetexを使う場合:「言語」の"言語"を"日本語"にし、「言語の既定のエンコーディングを使用」のチェックをはずし"エンコーディング"を"utf8-plain"にします。
    「文書の既定値として保存」ボタンを押しておくとよいでしょう。
さらにpTeXを利用する場合は、LyXの設定ファイルを直接編集する必要があります。/usr/share/lyx/encodings
# For japanese
Encoding euc-jp EUC-JP EUC-JP variable CJK
End
の部分が
# For japanese
#Encoding euc-jp EUC-JP EUC-JP variable CJK
Encoding euc-jp EUC-JP EUC-JP variable none
End
となるように修正してください。要するにCJKパッケージを使わないという設定ですね。

これで必要な設定は一通り終了です。ツールバーの左端にある「dvi」ボタンを押せばDVIファイルが出力されxdviを使って表示されます。PDFファイルを出力し、Evince(環境によってはAdobe Reader)で表示させたい場合は[表示] - [PDF (dvipdfm)]を選択してください。ツールバーの「dvi」ボタンと「PS」ボタンの間にある「PDF」ボタン(PDFのマーク?)はpdflatexコマンド専用なので日本語は使えません(変更することもできます、方法は後述)。

 他にも以下の設定をしておくと、便利かもしれません。
  • 日本語対応参考文献作成ツールjbibtexと、日本語対応索引作成ツールmendexを使には、[ツール] - [設定]の"BibTeXコマンド"は"jbibtex"に、"索引コマンド"は"mendex -c -q"にします。
  • PDFファイルの表示には標準ではEvinceを、Adobe ReaderがインストールされていればAdobe Readerを利用します。Adobe Readerは起動が遅いので確認のためだけならEvinceを使った方が便利です。[ツール] - [設定]から、「ファイル形式」の"PDF (dvipdfm)"を選択し、ビューアの部分を"evince"に変更し、右上の「修正」ボタンを押し、右下の「適用」ボタンを押します。
  • 日本語特有のクラスファイル"jarticle"や"jsarticle"を利用したい場合は、上記"LyX HowTo"の「日本語スタイルのレイアウトファイル (〜1.5.2)」に従ってファイルを設置し、[ツール] - [システムの再検出]を行ってからLyXを再起動すれば可能だそうですが、こちらではクラスファイルの検出がうまくできませんでした。"jarticle.cls"などをLyXのパスの通った場所に配置しなければいけないかもしれません。
  • 「DVI」ボタンの隣にある「PDF」ボタンで"dvipdfmx"コマンドを使いたい場合は、レイアウトを設定するファイルを修正します。/usr/share/lyx/ui/stdtoolbars.inc
            Toolbar "view/update" "View/Update"
    Item "View DVI" "buffer-view dvi"
    Item "Update DVI" "buffer-update dvi"
    Item "View PDF (pdflatex)" "buffer-view pdf2"
    Item "Update PDF (pdflatex)" "buffer-update pdf2"
    Item "View PostScript" "buffer-view ps"
    の部分が
            Toolbar "view/update" "View/Update"
    Item "View DVI" "buffer-view dvi"
    Item "Update DVI" "buffer-update dvi"
    Item "View PDF (dvipdfm)" "buffer-view pdf3"
    Item "Update PDF (dvipdfm)" "buffer-update pdf3"
    Item "View PostScript" "buffer-view ps"
    となるようにしてください(修正したのはPDFに関する2行です)。Itemの次はツールチップで表示される内容、その次がコマンドです。"pdf3"となっているのは[ツール] - [設定]の「ファイル形式」の"形式"の値です。

  • 上記設定をし、LyXを再起動した場合、「PDF」ボタンのアイコンが歯車になっていると思います。従来どおりのPDFアイコンにしたい場合は、[アプリケーション] - [アクセサリ] - [端末]から
    sudo cp /usr/share/lyx/images/buffer-view_pdf2.xpm /usr/share/lyx/images/buffer-view_pdf3.xpm 
    sudo cp /usr/share/lyx/images/buffer-update_pdf2.xpm /usr/share/lyx/images/buffer-update_pdf3.xpm
    を実行してください。


上記の設定方法では、"/usr/share/lyx/"以下のファイルを変更しましたが、個人用設定として"~/.lyx/"で作成・編集することも可能なようです。


次回は個人的にインストールしておくと便利なツールあれこれです。
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posted by しぐま at 12:36 | Comment(2) | コンピュータ

2007年12月12日

Ubuntu 7.10(メッセンジャとボイスチャット編)

 Ubuntu Linux 7.10 Gutsy Gibbonをインストールしよう第九話(目次はこちら)。今回は人によっては連絡を取るために欠かせない道具となっている、インスタントメッセンジャとボイス・ビデオチャットに関するソフトウェアあれこれです。

Linuxでもいくつかのソフトウェアを利用できますがそれぞれに一長一短があるので、要求機能の全てをなるべくカバーできるように、Pidgin(Gaim)、Skype、Ekiga、WengoPhone、Jabbinという5種類のソフトウェアについて解説していきます。ここではインスタントメッセンジャーと言えば主にテキストチャット機能を重点に置いたソフトウェアで、ボイス・ビデオチャット機能を重点を置いたものはインターネット電話と呼ぶことにします(VoIPとはちょっと違うらしい)。


ハードウェアの確認

 ボイス・ビデオチャットに関しては、ハードウェアが原因で動かないことも結構あることに注意してください。まず音声入力関係について。普通のヘッドセットなら特に問題なく動くと思います。問題があるとしたらサウンドカードの方でしょう。幸い、自分のノートパソコン(HP Compaq nx6310/Intel HDA AD1981)の場合、サウンド関係(マイクとヘッドフォン)はUbuntuが自動認識してくれました。ただしちゃんと認識されたとしても、マイクは自動でミュート設定になっている上に設定画面が隠されていることがあるので注意が必要です。

確認方法は単純です。まず出力は、Examplesディレクトリにあるubuntu Sax.orgを再生してみるといいでしょう。入力については[アプリケーション] - [サウンドとビデオ] - [サウンド・レコーダ]で確かめることができます。使い方は簡単で、「録音」ボタンを押せば録音開始で、「停止」ボタンを押せば録音終了、「演奏」ボタンで確認です。もし鳴らなければボリュームなどの設定を疑ってみてください。自分の場合は、画面右上のスピーカーのアイコンを右クリックして、[音量調節ツールを開く]をクリック(サウンド・レコーダからでも起動できます)。[編集] - [設定]から「音量コントロールの設定」ウィンドウを開きます。標準では"Master"、"PCM"、"Microphone"がチェックされていますので、"Capture"にもチェックをいれ「閉じる」ボタン押します(このへんの名称・状態はサウンドデバイスによって大きく変わります)。そうすると「録音中」というタブがあらわれるので、ここで録音用のマイクの音量を調節します。これで録音できるようになりました。


 鬼門はビデオチャットに欠かせないウェブカメラ(英語圏では"WebCam"というらしい)です。Linuxにおける数多のハードウェアと同様に、動くかどうかは運任せのようです。印象として、「最新」の「高機能」なウェブカメラよりも、「ちょっと古め」の「安っぽい」ウェブカメラの方が動く可能性が高いそうです。UbuntuのWikiには、メーカ毎の動作実績の一覧が掲載されていますので、購入前に一度見ておくと良いでしょう(海外と国内ではメーカ名に若干の違いがあります。例えば海外で言うLogitechは日本ではロジクールという名前です。日本で言うロジテックは海外ではLogitecという名前になっています。その他、型番なども微妙に違ったりするので注意してください)。日本語のフォーラムにも、動いたとか動かないとかの情報が若干存在します。

どうも、Video 4 Linux(v4lv4l2)で、そのウェブカメラを動作させることができるかどうかがキモのようなのですが……如何せんウェブカメラ自体の経験がないのでよくわかりません。Open Tech Pressの「LinuxでWebカメラの設定に挑戦する」という記事も参考になるかもしれません。


Pidgin(Gaim)

 Linuxにおけるインスタントメッセンジャソフトの定番と言えばPidgin(旧称Gaim)があります。これはMSN Messenger、Google Talk、Yahoo IM、ICQ、IRCなど有名どころのメッセンジャソフトのIMプロトコルに対応している優れものです。今風のウィンドウに加えて、昨今のメッセンジャソフトが備えている基本機能の多くを実装できているようです。自分の周囲にはMSN Messenger(Windows Live Messenger)な人が多いのでメンバリストに表示されるアイコン(英語では"Buddy Icon"と言うらしい)のサポートはうれしいところ。

テキストチャットのみのインスタントメッセンジャを探している場合はPidginを選べば問題ありません。Ubuntuの場合、最初からインストールされているので[アプリケーション] - [インターネット] - [Pidgin インターネット・メッセンジャー]で起動できます(ほとんどの部分は日本語化されています)。初回起動時はアカウントの設定を求められるでしょう。
Pidgin_初回起動時
追加ボタンを押せばアカウント設定画面があらわれます。
Pidgin_アカウント設定
「スクリーン名」にはログインID(大抵の場合メールアドレスかな)を入力します。プロトコルには通信したいメッセンジャソフトが使っているプロトコルを指定してください。MSN Messenger(Windows Live Messenger)だったら"MSN"、Google Talkなら"Jabber"になります。Pidginを一つ起動するだけで、複数のメッセンジャ機能をもたせることも可能です。つまりMSN MessengerとIRCとGoogle Talkに同時にログインして、一つのウィンドウの複数のタブでそれぞれの相手とすることもできます。

基本的にテキストチャットしかできません。各メッセンジャソフトの拡張機能(例えばMSN Messengerだとゲーム機能や手書きメッセージなど)は標準状態では使えません。ただ、Pidginにはプラグインが大量に存在するので、適切なプラグインを導入すればできる場合もあります(pidgin-plugin-packとか)。ファイルの転送が遅いのは仕様です。あとMSN Messengerの「表示メッセージ」機能(再生中の曲を表示したりするあの欄)はプロトコルの問題でサポートされていません

また、ビデオチャットやボイスチャットには対応していません。Google Talkに対応しているとは言ってもこれはテキストチャットの部分(Jabber/XMPP)だけ、ボイスチャットの部分(Jingle)には今のところ対応していません。いつごろ実装されるかは未定だそうです。


Skype

 ボイスチャット、ビデオチャットをするにおいて、最初に候補にあがってくるのがSkypeです。たぶん、世界的にもっとも有名でユーザ数の多いボイスチャットソフトウェアでしょう。ヘッドセットやハンドフォンなどの周辺機器が充実しているのも魅力(大抵は他のソフトに流用できそうだけど)。

SkypeはWindows版の開発がメインですが、Linux版やMac版も出してくれているので、テキストチャットとボイスチャットだけならLinux版でも利用可能です。ただし、Linux版の現時点での最新版1.4ではビデオチャット機能は実装されていません。ベータテスト中の2.0では待望のビデオ機能が実装されているそうです(Open Tech PressにはUbuntu 7.10で動いたという記事が掲載されています)。ところで、SkypeってWindowsで使うとちょっと重くないですか。Google Talkの方が軽快で音も聞きやすい感じがします。

あとSkypeはソースコードが公開されていません。インストールは、[システム] - [システム管理] - [日本語版セットアップ・ヘルパ]を使うとよいでしょう(12月の時点では1.4がインストールされます)。インストールすれば、[アプリケーション] - [インターネット] - [Skype]から起動できます。初回起動時はライセンスへの同意が必要になります。"Language"を"日本語"にすれば、日本語ライセンスが表示されます。「Accept」ボタンを押せば同意したものとみなされます。
Skype_EULA
初期状態ではメニューは英語で表示されます。ログイン後、Ctrl+Oを押すか、ウィンドウの左下のSkypeボタンを押して"Options"を選択してください。"General"の"Set program language to:"の"English (English)"を"日本語 (Japanese)"に……って、日本語はないのですか。日本語化は諦めましょう(メニューが英語になるだけで、日本語を使ったチャットなどは問題なくできます)。
Skype_設定

テストコールはコンタクトリストに表示されている"Skype Test Call"に。英語で喋ってきますが自動応答ですので、臆せずぽーんっと鳴るのを待ちます。鳴ったら適当に喋ります、再びぽーんっと鳴ったら喋った内容が再生されるはずです。うまくいかなければ、どこかに問題がありますが、それを見つけるのは至難の技かも。前述の録音テストが成功していれば、Skypeの"Options"ウィンドウを適当にいじれば、うまくいくかもしれません。


Ekiga

 Linux上でのビデオチャットに拘るのなら、Ekiga(旧称gnomemeeting)もあります(OpenTechPressの紹介記事)。音声・画像の品質はともかく、簡単に接続できるのはよさそう。ただし、SIPアドレスなるものを取得する必要があるらしいです。

EkigaのWikiには、各ソフトととの接続状況が載っています。曰く、MSN MessengerでもWindows Live MessengerでもないWindows MessengerとならEkiga用に取得したSIPアドレスを用いて、ボイス・ビデオチャットができるとのこと。つまり、EkigaがWindows Messenger用の互換クライアントとして機能するわけではなく、Windows MessengerをEkigaと接続できる互換クライアントに設定可能だということです。Skype/MSN Messengerプロトコルへの対応は、「コミュニケーションソフトに公開されていないプロトコルを使うのは良いこととは思えない」ということで対応は絶望的、Google Talkとの接続は、(Windows Messengerのように?)Google Talk側がSIPに対応してくれるのを待っているみたいです。要するにEkigaでビデオ・ボイスチャットするには相手側もEkigaを使用することを期待するのが一番、と。


 Ubuntuには最初からインストールされていて、[アプリケーション] - [インターネット] - [Ekiga ソフトフォン]から起動することができます。SIPアドレスをもってない場合は、起動する前にこちらのサイトで取得しておきましょう。まず右下の"Subscribe!"というリンクをクリックして必要事項を入力します。必須項目は"first name(名前)"、"last name(名字)"、"email(メールアドレス)"、"your timezone(タイムゾーン)"、"pick your user name(ユーザ名)"、"pick password(パスワード)"、"confirmation password(上と同じパスワード)"の7つ。タイムゾーンは"Asia/Tokyo"を選んでおくといいでしょう。ユーザ名はアルファベットと数字が使えるようです。最後に"I accept"にチェックを入れて"Register"ボタンを押しましょう。

必須項目がしっかりと入力されていれば、上で入力したメールアドレスに"Welcome to Ekiga.net!"というタイトルのメールがすぐに届くはずです。そのメールの中の
To finalize your registration, please check the following URL within 24 hours:
の後ろにあるURLにアクセスすると正式に登録されます。SIPアドレスは登録したユーザ名を使って
sip:ユーザ名@ekiga.net
なります。

ではEkigaを起動しましょう。
Ekiga_設定アシスタント
初回起動時には設定ウィザードが起動し、ビデオやサウンドの設定をします。"個人の情報"の氏名は、半角スペースで区切られた名字と名前の入力が必要になります(なんでこんなややこしい仕様になってるんでしょう)。半角スペースを含めないと、「進む」ボタンが有効にならないので注意してください。"ekiga.net のアカウント"では、先ほど登録したユーザ名("@ekiga.net"の前の部分)とパスワードを入力します。ekiga.netアカウント以外の場合は、SIPアドレスの入力を求められるかもしれません。
Ekiga_アカウント
"接続方法"は回線にあわせて。自分はADSLなので、"xDSL/ケーブル"を選択しました。"NATの種類"ではいろいろ探索してくれたりします(ちょっと時間がかかるかも)。"STUNのサポートを有効にしますか?"と聞かれたらとりあえず「はい」と答えておけばいいでしょう。
Ekiga_NATの種類
"オーディオ・マネージャ"もわからなければそのままで。"オーディオ・デバイス"ではマイクやスピーカーのテストができます。「設定のテスト」ボタンを押して適当に喋ってみてください。"映像マネージャ"では、カメラを管理するプラグインを指定します。"映像デバイス"ではカメラのテストができます。ウェブカメラをもってない場合も適当に選んでおいていいでしょう。これらは、起動後も変更することが可能です。これで設定は完了。

Ekiga_メインウィンドウ
相手に連絡するときは、テキストエリア("sip:"と入力されているところ)に相手のSIPアドレスを入力して右のプラグのボタンを押します。他の設定や操作方法も、ほとんど日本語化されているので簡単に使うことができます。とりあえずテストコール(sip:500@ekiga.net)にかけてみましょう。女の人が英語でまくしたてるので、黙ったら喋ってみてください。うまくいけば自分の声が聞こえてくるはず。

プロトコル・ソース共に公開されている上にUbuntuに標準でインストールされていて、十分に日本語化もされているので、Ubuntuユーザ同士や、相手がWindowsユーザでもEkigaのインストールをしてくれるなら、Ekigaを利用するのが最良の選択だと思います。Ubuntuのヘルプにも詳しい話が載っていますし。


WengoPhone

 WengoPhoneはOpenWengoプロジェクトが提供するSIPアドレスを用いたオープンソースのインターネット電話です(OpenTechPressの紹介記事Ubuntu日本語フォーラムでの紹介記事)。つまりEkigaと同様、利用するためにはまずSIPアドレスを取得する必要があります。

機能的にはボイス・ビデオチャット機能のついたPidginと言った感じ。Pidginが開発しているlibpurpleを使っているので、インスタントメッセンジャ対応プロトコルは、まんまPidginと一緒です。ただ、先のOpenTechPressの記事によると、インスタントメッセンジャ機能に関しては今ひとつ芳しくないとのこと。

インストールは簡単です。こちらをクリックするか、画面上部の[アプリケーション] - [アクセサリ] - [端末]から、
sudo apt-get install wengophone
と入力してください。これで[アプリケーション] - [インターネット] - [WengoPhone]から起動できます。

利用するにはSIPアドレスが必要ですので、WengoPhoneの設定ウィザードで取得します(Ekiga.netのは使えないみたいです)。起動時に表示される"You don't have any account ? Click here"をクリックするとブラウザに登録画面が表示されるのでそれに従ってください。登録後メールが送られてくるので書いてあるURLにアクセスすれば登録完了です。設定ウィザードの最初で、"Wengo account"を選びます。あとは登録したメールアドレスとパスワードを入力するだけ。あとは自動で接続して、メインウィンドウが表示されます。

デバイスのテストは[ツール] - [Configuration...]から「オーディオ」を選び「テストコール」ボタンを押します(ダイヤルパッドから"333"を入力してかけても可)。男の人と女の人の英語が流れて、ぽーんっと鳴ったら喋ってみてください。自分の声が少し遅れて聞こえてくるはずです。ちなみに日本語化の状況は五割ってところです。2.1リリースで大幅に変わったからでしょうか。


Jabbin

 JabbinはGoogle Talkでも使われているJabber/Jingleプロトコルに対応したオープンソースのインスタントメッセンジャ・ボイスチャットソフトウェアです。また、日本語でのテキストチャットも可能です。現在のところビデオチャット機能には対応していません。

Ubuntu公式レポジトリにはパッケージが用意されてませんが、Jabbin公式サイトにUbuntu用のパッケージが用意されています。ですが内容が古く依存関係の問題で7.10にはインストールできません。そこで有志が公開している、最新版を元に作成したパッケージをダウンロードします。こちらから、"jabbin_2.0.1~20071031.svn_i386.deb"をダウンロードします(2.1の方が古いみたいなので、2.0.1をダウンロードしましょう)。

ファイルとしてダウンロードしてください。"GDebi Package インストーラ"で実行してもうまくいかないみたいです。あとは、[アプリケーション] - [アクセサリ] - [端末]を起動し、ダウンロードしたファイルがある場所へ移動、
sudo dpkg -i jabbin_2.0.1~20071031.svn_i386.deb
でインストールできます。起動は、メニューから[アプリケーション] - [その他] - [Jabbin]から。この場所じゃあれなんで、[システム] - [設定] - [メインメニュー]を用いて、[その他]から[インターネット]に移動しておきます(設定を逐一コピー)。

起動する前に日本語化しておきましょう。日本語化用のファイル(psi_ja.qm)を公開してくださっている人がいるのでここからpsi_ja.qmをダウンロードして使います。psi_ja.qm
/usr/share/jabbin/
に移動してください。これで次回起動時からJabbinの大部分が日本語化されます。JabbinはインスタントメッセンジャであるPsiというソフトウェアを流用して作ってあります。よって、Psiの日本語化用ファイルがそのまま使えるのです。

起動後は設定ウィザードが起動しますので、"名前"には"Google Talk"を、次のウィンドウの"アカウント"タブでは"Jabber ID"と"パスワード"にGMailのアドレス("@gmail.com"も含む)とパスワードを、"接続"タブでは全てのチェックボックスにチェックをいれ、"ホスト"にはtalk.google.comを"ポート"には5223を入力し、「保存する」ボタンを押します。これで設定は完了です。また設定ウィンドウで文字を入力する際にはインプットメソッドを切るようにしておいてください。

これでいけるはずです。Google Talk用のテストコールって存在しないのでしょうか。


まとめ

 以上のことをまとめると、Linuxなユーザが、多くのWindowsなユーザとインスタントメッセンジャーソフトを用いてコミュニケーションを取るためには
  • テキストチャットのみ
    Linuxな人はPidginを使う。プロトコル(MSN Messenger or Google Talk or etc...)はWindowsな人のメインアカウントにあわせる。
  • ボイスチャット+テキストチャット
    • Linuxな人はJabbinをWindowsな人はGoogle Talkを使う。
    • Linuxな人もWIndowsな人もSkypeを使う。
    • Linuxな人もWindowsな人もEkiga/WengoPhoneのどちらかを使う
  • ビデオチャット+ボイスチャット+テキストチャット
    • Linuxな人もWindowsな人もEkiga/WengoPhoneのどちらかを使う。
    • Linuxな人もWindowsな人もSkypeを使う(ただしLinuxはベータ版)。
が現在の答え(?)のようです。EkigaとWengoPhoneのどちらを使うかについては、実際に自分の使っているデバイス(特にマイクやカメラ)を問題なく使えるのはどちらかという情報を元に判断すればいいと思います。原理的にEkigaとWengoPhoneの相互通信は可能なはずですが……ちょっと自信ありません。

Windowsな人にSkypeをインストールしてもらうのは(流行っているから)まぁいいとして、EkigaやWengoPhoneなんてオープンソースでフリーソフトウェアな得体の知れないもの(何)をわざわざインストールしてもらうのはちょっと気がひけますね。あとEkigaやWengoPhoneは自分が一番使っているGoogle Talkのボイスチャット機能に対応していないのが残念です。日本のWindowsな人はビデオチャットならMSN Messenger(Windows Live Messenger)が多そうなのでLinux側との相互通信ができれば便利なのですけど、いかんせんあのプロトコルは非公開だからLinux側のソフトウェアが対応するのは大変でしょうし。

とりあえず自分はカメラを持ってないのとビデオチャットの必要性はあまり高くないので、インスタントメッセンジャだけならPidginで十分です(主にMSN Messengerの人との会話や、#ubuntu-jpのIRCミーティングで利用しています)。

ボイスチャットは現状で動くのはSkypeのみ、でもできればオープンなものを使いたいのでEkiga/WengoPhone/Jabbinのどれかが動けばいいんですけれども。音関係はどこから手をつければいいのか……。


次回はこれまでとは違いあんまり一般的ではない、TeXの利用についてです。
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posted by しぐま at 23:52 | Comment(6) | コンピュータ

2007年12月11日

Ubuntu 7.10(動画設定編)

 Ubuntu Linux 7.10 Gutsy Gibbonをインストールしよう第八話(目次はこちら)。今回は各種動画が再生できるように設定します。前提として、基本設定編の日本語版セットアップ・ヘルパを実行時に"ubuntu-restricted-extras(制限のあるパッケージ集)"がインストール済みであることとします(インストールはこちらをクリック)。このパッケージ集には、動画には欠かせない特許の絡むファイルの再生に必要なパッケージが含まれているからです。

といっても以前にも書いた通り、僕は動画自体よくわかっていません。とりあえず、動画プレーヤーの設定とFirefoxプラグインの設定が主体になるかと思います。また、この内容は常に最新版であるとは限りません、特にレポジトリ関係は常に変わるので、うまくいかなかったり疑問が生じたのなら、おそらく一番まとまっていて最新の情報になっているであろう、Ubuntu Documentationの"Restricted Formats"のページやUbuntu Guideの"Multimedia Players"の項目をチェックするようにしてください。


動画が抱える問題

 Ubuntuにおけるマルチメディア対応への最大の敵は「特許」です。特に動画ファイルの仕様(コーデック)は特許の塊となっていて、自由な利用への障壁となっています。音楽ファイルや、古くは画像ファイルにも同様の問題を抱えてましたが、事実上の標準フォーマットが存在し、それ用のある程度自由に利用可能なソフトウェアが普及したこともあって、現在はそれほど大きな障壁にはなっていません。

動画の場合、さまざまなコーデックが乱立している上に、それぞれに利用許諾を必要としている状態です。多くの有志が、自由に利用できるようさまざまな手段を講じている段階ですが、まだまだ十分ではありません。特に著作権保護機能のついたファイルについては法的な制約もあり、Linux上での再生はほぼ絶望的な状況です。そのためUbuntuの場合は、これら完全に自由に利用できるわけではないものをubuntu-restricted-extrasというパッケージに集めて本体とは別に配布するようにしています。

動画を再生するには主に、動画の内容を表示するプレーヤーとなるフロントエンド、各種ファイル形式を読み込むバックエンド、そしてブラウザ上で再生させるためのプラグインの三つが必要になります。


Totem(動画プレーヤー)

 Ubuntuで使える動画プレーヤーとして、有名どころとしては多くのフォーマットに対応しているMPlayer(Wikipediaの記事)、GNOMEの標準プレーヤーであるTotem(Wikipediaの記事)、多くのプラットフォームで使えるVLCメディアプレイヤー(Wikipediaの記事)などがあります。

また、Wikipediaにはプレーヤーごとの詳細な機能比較の記事が掲載されています。全体的にMPlayer/VLCは高機能で、大抵のことは可能であると思っておいていいでしょう。Totemは機能的には劣るのですが、Ubuntuに最初からインストールされているという強みがあります([アプリケーション] - [サウンドとビデオ] - [動画プレイヤー])。というわけで、ここではまずTotemに焦点を当てて書きます。Totemを使ってみて満足できないようなら、後述のMPlayerやVLCを試してみるといいでしょう。

 Totemは最初からインストールされていますが、再生できるファイル形式は限られています(Examplesディレクトリにあるマンデラ氏のビデオは再生できる形式の一つです)。一般的なファイル形式を再生できるようにするためには、前述の通りバックエンドをインストールする必要があります。Totemは標準ではGStreamerというバックエンドを利用しますが、Xineも利用できるそうです。ファイルの種類によってはXineの方がうまく再生できる場合もあるようです。

さきほどのWikipediaの機能比較の記事を見ると、Totemは、コーデックとしてMPEG-1/MPEG-2/MPEG-4/H.264/WMV/RealVideo/Theoraをサポート、Flashを非サポート、コンテナとしてAVI/ASF/MOV/Ogg/OGM/Matroska/MP4をサポートのようです。とりあえずバックエンドを全部入れればこれらは再生できると思われます。

Totemの場合、未知のファイルを再生しようとした場合(例えばTotemのウィンドウに、動画ファイルをドラッグアンドドロップした場合)、必要なバックエンドを探してきてくれるという機能があります。例えばAVIファイルなどを再生しようとすると
Search for suitable codec?
The required software to play this file is not installed. You need to install suitable codecs to play media files. Do you want to search for a codec that supports the selected file?
The search will also include software which is not officially supported by Ubuntu.
というウィンドウが表示されるでしょう(「再生に必要なソフトウェアを検索しますか。表示されたソフトウェアの中にはUbuntuが公式にサポートしていないものも含まれているかもしれません」と言っています)。「はい」というボタンを押すと、「アプリケーションの追加と削除」ウィンドウが開き、インストールすべきソフトウェアが表示されるので、それにチェックをいれて適用ボタンを押せばインストールされます。

新しいファイルを再生するごとにインストールしていたんじゃ面倒なので、必要ありそうなものはとりあえず全部インストールしちゃいましょう。こちらをクリックするか、日本語版セットアップ・ヘルパからubuntu-restricted-extrasパッケージをインストールすることで、芋づる式に必要なパッケージ(gstreamer0.10-*のうちのいくつか)がインストールされると思われます。

これで大抵の動画ファイルは再生できますが、WMVWMAはまだ無理です。「WindowsMediaなんとか」や暗号化されたDVDを再生するためにはもう一手間必要で、それについては後述(「WMVの再生」と「DVDの再生」)します。また、Firefox用のTotemプラグインはインストール済みのはずなので、Totemで再生できる動画ならブラウザ上でも再生できるはずなので確認してみてください(あまり使い勝手はよくありません)。


MPlayer

 MPlayerもまたTotemと同様にオープンソースで自由に利用可能なプレーヤーであり、多種多様なファイル形式に対応しているのが特徴です。Totemのバックエンドをインストールしたときと同じ方法でインストールできます(MPlayerはフロントエンドとバックエンドが一体となっています)。まず、こちらをクリックするか、日本語版セットアップ・ヘルパからubuntu-restricted-extrasパッケージをインストールしていることが前提です。次に、こちらをクリックしてインストールするか、[アプリケーション] - [追加と削除...]を起動し、「サウンドとビデオ」を選択、右上は「全ての利用可能なアプリケーション」にして、左上の検索ボックスに"MPlayer"と入力します。表示されたパッケージの中から、
MPlayer Movie Player
MPlayer Plugin for Mozilla
にチェックをいれると、
サポートされず、制限のあるソフトウェアのインストールを有効にしますか?

MPlayer Movie Player の使用や変更、配布は国によっては著作権、法律で制限されます。

続行するにはインターネットに接続する必要があります。
と表示されるかもしれません。日本での使用は特に問題ないと思われるので、「有効」ボタンを押します。あとは「変更の適用」ボタンや「適用」ボタンを押していけば、インストールが開始されます(ユーザのパスワードの入力を求められる場合もあります)。

MPlayerは[アプリケーション] - [サウンドとビデオ] - [MPlayer Movie Player]から起動することができます。適当なファイルを開いてエラー("Error opening/initializing the selected video_out (-vo) device.")が出て再生できない場合は、メインウィンドウを右クリックしてPreferencesを選択、Videoタブの"Avilable drivers"をx11にしてMPlayerを再起動してください。また、smplayerというパッケージをインストールすれば、見た目が良くなるそうです。


VLCメディアプレイヤー

 VLCメディアプレイヤーもまたTotemと同様にオープンソースで自由に利用可能なプレーヤーであり、MPlayerと同じくらい多種多様なファイル形式に対応しているのが特徴です。MPlayerと同じような方法でインストールできます。まず、こちらをクリックするか、日本語版セットアップ・ヘルパからubuntu-restricted-extrasパッケージをインストールしていることが前提です。次に、こちらをクリックしてVLCをインストールするか、[アプリケーション] - [追加と削除...]を起動し、「サウンドとビデオ」を選択、右上は「全ての利用可能なアプリケーション」にして、左上の検索ボックスに"VLC"と入力します。表示されたパッケージの中から、
VLC media player
にチェックをいれると、
コミュニティによってメンテナンスされているインストールを有効にしますか?
Sound Converter はUbuntuコミュニティでメンテナンスされている。Ubuntuコミュニティはサポートとセキュリティアップデートを可能な限り提供します。

続行するにはインターネットに接続する必要があります。
と表示されるので「有効」ボタンを押します。あとは「変更の適用」ボタンや「適用」ボタンを押していけば、インストールが開始されます(ユーザのパスワードの入力を求められる場合もあります)。

VLCは[アプリケーション] - [サウンドとビデオ] - [VLC media player]から起動することができます。


WMVの再生

 WMVを再生するために必要なパッケージ(w32codecs)は、法的な制約のためUb