来週のベータリリースに向けてHardy Heronのアップデートも活発になっています。本当はWeekly Topicsに載せた方がいいのかもしれないけれど、よくわかってない&時期を逸してしまったあれこれをここに書いておきます。そういえば、GNOME 2.22は3月12日だったんですね(GNOMEのリリースノートの翻訳は質が高い&スピーディ……)。もう少し早く気づいていれば今週のTopicsに載せられたのにorz
標準のフォントがVLゴシックになりました
IRCでいくやさんに教えていただいたのですが、
M+フォントとさざなみフォントをベースに、独自の追加・改変を施した
VLゴシック(
ttf-vlgothic)が、mainに入りました。各言語パッケージごとに必要となるフォントを指定したメタパッケージ
language-support-fonts-*ってのが作成されて、それに東風フォント(
ttf-kochi-*)だけでなくVLゴシックも追加されるようになったみたいです。
さらに、標準のUIフォントもVLゴシックになっているようです。これは、
fontconfig-configパッケージの
/etc/fonts/conf.d/65-nonlatin.confで指定されるserifのエイリアスにVLゴシックが指定されるようになったから、なのかな?
テーマが変わっています
テーマや配色はHardyの次の10月にリリースされるIntrepidで大きく変化するようですが、Hardyでも細々としたところで変わっています。現在使われているGTKのテーマは「Human Murrine」というテーマで、「Human Clearlooks」と覇権を争っているみたい。目につく変更点としては、メニューの左やタブの上部にオレンジのラインが入るようになりました。あとGDMも変わったらしいけどよくわかりません。
壁紙がまた変わりました
壁紙も変わっています。以前まではちょっとグロテスクな暗い感じ(Elephantという名前からすると象の肌がモチーフ?)だったのですけれど、今回は鶴です。たぶん鷺(heron)だと思うんだけど、第一印象が鶴だったので……。ファイルの情報に書いてある"Feta Kuti"が何なのかわからないので、実際のところはどっちかわかりません。今週にはアートワークのデッドラインがあるので、たぶんこれで確定なんじゃないかな。もう一回ぐらい変更があるのかな。

Jockey
これまたいくやさんに教えていただいたのですが、制限付きドライバの管理(restricted-manager)は全面的に書き直され、Jockeyという名前に変わっています。Jockeyだとわかりにくいので、メニュー上では「Hardware Drivers」になっています。変更の理由は「UbuntuでもKubuntuでもタイムラグなく同じ機能が使える」「ドライバのダウンロード元が変更されても簡単に修正できる」「動作設定によってフリーなドライバしか扱えないようにする」などの機能を実装するためのようです。
mlocateが採用され、slocateは削除されました
議論の発端は
これ。Trackerという検索機能を採用したのに、slocateなんてコマンドラインでしか使えないツールのために、毎日データベースを更新させる初期設定は、標準的なデスクトップユーザにとって(特にノートパソコンを使っているユーザにとって)無駄でしかないのではないか、という話です。Trackerはホームディレクトリ以下しか検索してくれないとか、一般的なユーザでもシステムに「あるファイルが存在するか否か」を確認するためには大変便利なコマンドだとか、いろんな議論があった結果、「mlocateはもっと負荷がちっちゃいからそれにしようよ」という結論になったみたいです(mlocateの名前が出てから、この決定に至るまでの議論の流れはよくわかりませんでした)。
mlocateがslocateと一番違うのは、データベースの作成方法みたいです。ディレクトリのタイムスタンプを保持することでデータベース更新の際に無駄なく処理ができるとかなんとか。
locateコマンド自体は違いはないみたい。