2006年09月19日

宇宙開発の話が続いてますが

 ソユーズ(TMA-9)の打ち上げが成功したそうですね。これは国際宇宙ステーション(ISS)に補給物資を供給し、滞在クルーの交代することを目的としています。

ISSにおいてソユーズは、常にISSにドッキングしておいて、緊急時の脱出装置の役割を兼ねています。ところが、ソユーズには寿命が存在します。このため半年ごとに新しいソユーズを打ち上げているのです。

このとき、一緒にISSのクルーの交代も行います。補給物資と一緒に新しいクルーを乗せて、古いクルーは古い方のソユーズ(今回はTMA-8)に乗って地球に帰還することになります。

今後の流れは次の通り(全部日本時間)。
20日14:24 TMA-9がISSにドッキング
20日14:55 スペースシャトルアトランティスが大気圏突入開始
20日18:57 アトランティス着陸
23日06:00 日本でSOLAR-B(M-V7号機)打ち上げ
29日06:54 TMA-8がISSから分離
29日10:10 TMA-8着陸
新しいのがISSにドッキングしてから、古い方が分離していますがこれはドッキングポートが複数(二つ?)あるためです。普段、ソユーズはザーリャの地球側ポートに接続しています。で、新ソユーズが来る場合は、ドッキングする前に旧ソユーズをズヴェズダの後部ポートに移動させるのです(この辺、自信ない)。

アトランティスが接続していた時点では、ザーリャポートは埋まっていたようなので、今後、移動ミッションが行われるはず。ちないみに前回の移動ミッションのレポート(JAXA)


 さらに今回は、4人目のそして女性初の民間人宇宙旅行者としてアメリカのアニューシャ・アンサリ氏が搭乗されています。アンサリ氏といえば、「てめーら、1000万ドルの賞金目指して、民間で宇宙船作りやがれ」という(意訳)、Xプライズの出資者で有名な女性実業家。今回はTMA-9に乗ってISSに行き、9日間の滞在の後、旧クルーと共にTMA-8に乗って帰ることになります。

ちなみに、このソユーズは現役の有人宇宙船の中ではもっとも経済的で安全な宇宙船と言われています。その40年以上の歴史の中で、1971年以降、30年を超える間、死亡事故を起こしていません。そのため、ISSへのクルーの輸送や、民間宇宙旅行に使われているわけです。

しかも、まったく過去の技術ばかり、というわけではなく、何度となくバージョンアップを重ねていて充分近代的な性能を持っています。人を運ぶという点では、おそらく現役最強です。
posted by しぐま at 09:34 | Comment(0) | 天文学と教育
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