2008年06月27日

でんでん電力電力

 今更ながら、Ubuntuのテスト用マシンを用意できる機運が整いつつあります。金額的スペース的な問題がようやく片がついてきたからです。で、残っている問題は「電力」。日々の電気代はもう目をつむるとして、ブレーカーが落ちないかどうかだけが心配です。現在の20A契約を変えればいいらしいんですけれども、どれくらいにすればいいんだか。あと半年ちょいしか居ないところで、工事とかになったらいやだなーと思ったり。

というわけで、現在持っている家電製品をあらいざらい調べてみました。実際に使っている量ではなく、取扱説明書に書いてある数字です。だから、たぶん各機器の最大値?

ほぼ常時使っているもの
  • テレビ:73W/0.73A
  • ノートパソコン:65W/0.65A
  • 液晶ディスプレイ:45W/0.45A
  • デスクトップパソコン:400W/4A?
  • ルータ:20VA/0.2A
  • ハブ:4.5W/0.045A
  • 冷蔵庫:77W/0.77A
  • 合計:6.845A


パソコンが起動している裏で最低2つぐらいは同時に動きそうなもの
  • ポット:405W/4.05A or 17W/0.17A
  • 洗濯機:370W/3.7A
  • 電熱コンロ:1300W/13A
  • 電子レンジ:950W/9.5A or 1340W/13.4A
  • 炊飯器:350W/3.5A
  • ホットカーペット:800W/8A?
  • 平均:7.608A


たまに動かすかもしれないもの
  • ケータイ:11VA/0.11A
  • 扇風機:まだ不要で部屋の奥に隠れているので不明
  • エアコン:1340W/13.4A
  • 掃除機:500W/5A


おそらくもう使わないもの
  • ビデオ:20W/0.2A or 4.7W/0.047A
  • CDラジカセ:15W/0.15A
  • PS2:50W/0.5A


電子レンジ+電熱コンロ+エアコンの三つでブレーカーが落ちたような気がします(二つだと落ちなかったはず)。まぁ、普通に暮らす分にはエアコンいらないところなんで、エアコンは考慮から外すとします。それでも、20Aでは全然足りてない感じ? 今までブレーカー落ちることがほとんどなかったのが奇跡だったのかもしれません。30Aにすれば足りるのかなぁ。

ノートパソコン並のアンペア数ならいいのですけれども。Ubuntuの開発版やKubuntuがインストールできて、Compizが動いて、仮想マシンで複数のディストリビューションをテストできれば良いので、HDDが潤沢なコンパクトパソコンならある程度抑えられるのでしょうか。でも、それはそれで予算オーバーしそうだなぁ。書いているうちに、素直に30Aに契約変更+ML115しとけって気がしてきました。
posted by しぐま at 01:49 | Comment(3) | コンピュータ

2008年05月27日

Ubuntu 8.04 LTS(デスクトップ効果編)

 Ubuntu 8.04 LTS Hardy Heronをインストールしよう第四話(目次はこちら)。今回はUbuntuの紹介記事では必ずと言っていいほど特集される、デスクトップ効果についての簡単な紹介です。


例のごとくうんちくから

 デスクトップ効果(もしくは、3Dデスクトップ視覚効果とも)とは、従来の平面表示だったOSの操作画面を最新のビデオカードの機能を積極的に使うことでより立体風に表示するよう改良したもので、将来的にはより使い易いデスクトップにしていくことを目指しています。Windows Vistaでも、一部のエディションではWindows Aeroという形で導入されていて、CMなどで見た方も多いはずです。LinuxではCompiz/Compiz Fusionが今のところ最有力候補となっています。

Ubuntuでも以前からいろいろな形で利用できましたが、7.10で晴れて公式サポートされるようになりました。インストール時にパソコンのスペックを判別し、デスクトップ効果を動作させるのに十分なスペックなら自動で有効になります。スペックが足りない場合は従来どおりのGNOMEのウィンドウマネージャが利用されます。

いかんせん、現在発展中の分野なため、状況が二転三転しています。さまざまなブログで紹介されていますが、(公式Wikiでさえ)情報が古い場合も多いことに注意してください。デスクトップ効果はいまだ実験的な機能であり、深く利用する場合は常に最新の情報を検索するよう心がけておくと良いでしょう。

とりあえずよく出てくる単語の整理をしておきます。すべてにおいて知っておく必要はありませんが、簡単に把握しておくとトラブルに遭遇したときに解決しやすくなると思います。
X
X.Orgが開発している、デスクトップ上にウィンドウを表示するためのソフトウェア「X Window System」の略称です。バージョン番号を付加してX11やX11R7.2と呼ばれることもあります。
AIGLX
OpenGLを活用してウィンドウの描画をより高速にし自由度を高くする、既存のX Window Systemの拡張機能で、X.OrgとFedora Projectが開発しています。UbuntuでCompiz/Compiz Fusionを使う場合、基本的にX Window System+AIGLX上で動かすことになります。
Xgl
OpenGLを活用してウィンドウの描画をより高速にし自由度を高くする、新しいX Window Systemで、Novell社のDavid Ravemanが開発しています。グラフィックカードによってはXglでないとうまく動かないこともあるようです。X.Orgが提供するX Window Systemが従来通りのX Window SystemにAIGLX機能を取り込んで行くか、SUSE LinuxのようにXglに置き換わるかは今後のX/AIGLX/Xglの発展次第です。
ウィンドウマネージャ
Xはデスクトップ上でウィンドウを管理するソフトウェアと言いましたが、実際にどのような外観をもったウィンドウを表示するかと言ったことはウィンドウマネージャが管理します。X用のウィンドウマネージャは数多くの種類が存在していて、GNOMEの場合Metacity、KDEの場合KWinと呼ばれるものが採用されています(変更することも可能です)。デスクトップ効果を利用するためには、ウィンドウを3D化するウィンドウマネージャであるCompizを使うことになります。
Compiz
Compizはデスクトップ効果で使われているウィンドウマネージャの一つで、Xglと同じくNovell社のDavid Ravemanが開発しています。もともとXgl用のウィンドウマネージャとして開発されましたが、後にAIGLX上でも使えるようになりました。Ubuntuでは最初からインストールされています。
Beryl
3Dデスクトップを実現するウィンドウマネージャの一つです。Compizの私家版としてQuinn Stormによって開発されていたCompiz-quinnstormが、もろもろの理由でCompizから離脱しBerylという名前に変更されました。現在はその理由も解決し、Berylで作成されたプラグインの多くはCompiz Fusionに統合されました。7.10がリリースされるまでUbuntu用の3Dデスクトップとしてよく紹介されるのは、もっぱらBeryl+AIGLXという環境ですので、今でもBerylの紹介記事がたくさん存在します。現在のUbuntuでその紹介記事を元にBerylをインストールしようとすると、システムが不安定になる要因となりますので気をつけてください。
Compiz Fusion
Compiz Fusionは、Compizを拡張するプラグイン集だったりライブラリだったりします。Berylの遺産を含めた便利なプラグインを数多く提供しているので、Compizとセットで語られることが多いです。Ubuntuでは標準でインストールされています。
CompizとCompiz Fusionは基本的に別物です。Compizはデスクトップ効果の基礎部分であり、Compiz Fusionは効果を拡張するものです。ですが、一般的には両者は一まとめにCompizと呼ばれたり、Compiz Fusionと呼ばれたりします。


要求環境

 デスクトップ効果はグラフィックカードの3D描画性能を最大限活用しますので、それなりに新しいグラフィックカードと、Ubuntuでその性能が十分発揮できるドライバが必要になります。たとえ最新の高性能なグラフィックカードを用意できても、Ubuntuで利用可能な適当なドライバがない場合はデスクトップ効果を利用できません。例えば、最近話題のEeePCなど低価格の小型PCでは、比較的新しいグラフィックチップを使っていたりするので、その性能にも関わらずデスクトップ効果がさくさく動くと聞きます。

具体的にどのグラフィックカード(グラフィックチップ)で利用できるかということは一概には言えません。ただ、比較的古いグラフィックスカードや非力なオンボードグラフィックスチップでも動くようです。Intelのドライバパッケージの名前はxserver-xorg-video-i810xserver-xorg-video-intelかも?)になります。ATIのドライバはUbuntuの公式ヘルプのRadeonDriverのページの中で、3D描画がサポートされているもの("Experimental 3D acceleration"と"Full 3D support")が対象になります。ATIの場合、バイナリドライバ(パッケージ名はxorg-driver-fglrx)で動いている場合もあるので注意が必要です。その場合はAIGLXじゃなくてXglを使わなければいけないかもしれません。NVIDIAのものは持ってないのでよくわかりませんがこの辺が参考になるかもしれません。

個人的にはIntelのグラフィックスチップだと比較的動かしやすいようです。NVIDIAの場合は、[システム] - [システム管理] - [ハードウェアドライバ]でバイナリドライバを導入するといけることが多いらしいとか。一番くせのあるのが、ATIのようです。ATIはオープンソースドライバだとバグ持ち、バイナリドライバは非力という噂をちらほら聞きます。最近は比較的どのグラフィックスカードメーカーもドライバをオープンにするという動きが始まりつつあるようなので、今後はもっと改善されることでしょう。


 現在使用中のドライバの確認方法は簡単です。[アプリケーション] - [アクセサリ] - [端末]を開き、以下のコマンドを入力します。
grep autoconfigured /var/log/Xorg.0.log
その結果は“(==) Matched intel for the autoconfigured driver”みたいになるはず(Intelのグラフィックチップ使ってます)。Intelなら"i810"や"intel"、ATIでオープンソースドライバなら"radeon"もしくは"ati"、バイナリドライバなら"fglrx"、NVIDIAなら(たぶん)"nv"か"nvidia"が表示されるでしょう。もし"vesa"と表示されたのなら、デスクトップ効果の使用は諦めてください。"vesa"は基本的にどんなグラフィックカードでも動く汎用のドライバですので、グラフィックカードの独自機能をばりばり使わなくちゃいけない3Dグラフィックスの描画には向いていないんです。インストール時にグラフィックスカードを自動判別できなかったために、"vesa"になっている可能性もあります。その場合は[システム] - [設定] - [メインメニュー]から、未分類にある「モニタとグラフィックスカード」を有効にします。そして、[アプリケーション] - [未分類] - [モニタとグラフィックスカード]を用いて適切なドライバを選択してやると、うまく起動できる場合もあります。この、「モニタとグラフィックスカード」は将来的に削除される可能性もあるので注意してください。

実際にどんなグラフィックカードとして認識されているかは、同じ端末の中で
lspci | grep -i intel
と実行してください(intelの部分はドライバの結果次第でatiとかnvidiaとかに置き換えて)。わけのわからん文字列がいろいろ表示されると思いますが、“VGA compatible controller"、“Display controller”と書いてあるあたりにグラフィックデバイスの名前が載っています。例えば自分のノートパソコン(Compaq nx6310/CT)の場合は
00:02.0 VGA compatible controller: Intel Corporation Mobile 945GM/GMS/940GML (後略)
00:02.1 Display controller: Intel Corporation Mobile 945GM/GMS/940GML (後略)
と表示されました(メーカのスペック一覧を見ると実際のチップセットは"Intel 940GML Express"だそうです)。デスクトップ(Dell Optiplex GX620)の場合は
01:00.0 VGA compatible controller: ATI Technologies Inc RV380 [Radeon X600 (PCIE)]
01:00.1 Display controller: ATI Technologies Inc RV380 [Radeon X600]
でした(メーカのスペック一覧を見ると実際のチップセットは"Radeon X600 Pro"です、たぶんPCI-Express版)。

そのドライバが3D描画に適しているかは、端末内で次のコマンド
glxinfo | grep direct
を入力し
direct rendering: Yes
と表示されれば大丈夫です。ただし、適切なドライバに設定されていて、3D描画を行えていても、Compiz側で「そのグラフィックカードには問題がある」と判断された場合は、デスクトップ効果を有効にすることはできません。


デスクトップ効果の設定

 Compizには数多くのプラグインが存在し、それぞれを適切に設定することはちょっと大変です。そのため、Ubuntuではパソコンのスペックに応じて選択できる複数の設定済み選択肢が用意されています。画面上部のメニューバーから[システム] - [設定] - [外観の設定]から視覚効果タブを開いてください。
デスクトップ効果
前述のとおり、スペックが足りない場合は「効果なし」が選択されます。その場合は、「通常効果」や「追加効果」を選択しようとしても警告メッセージが出て変更できないようになっています。

デスクトップ効果を使えるスペックを満たしている場合は、初期状態で「通常効果」が選択されています(タグが崩れているのは翻訳ミスです)。これは実用的な効果のみです。例えばワークスペースの切り替えをスムーズに行う「デスクトップの壁(Ctrl+Alt+←or→)」や、ウィンドウの透明度を動的に変更したり(Alt+マウスホイール)、ディスプレイを拡大表示したり(Super or Windowsキー+マウスホイール)、ワークスペースを展開したり(Super or Windowsキー+E)……。

「追加効果」を選択すると、さらに派手な効果が有効になります。ウィンドウを動かすとぐんにょりしたり、ウィンドウを最大化するとぷるんと揺れたり、ウィンドウの切り替え(Super or Windowsキー+Tab)がどこかで見たような形式になったり……。


 これら以外にも、もう少し細かく設定できる「設定変更」という選択肢が存在します。これを有効にするためには、まずCompizの設定ツールであるsimple-ccsmをインストールする必要があります。こちらをクリックするか、Synapticからそのパッケージを検索するか、[アプリケーション] - [アクセサリ] - [端末]を起動して、
sudo apt-get install simple-ccsm
と入力してください。インストールが完了してから、[システム] - [設定] - [外観の設定]から視覚効果タブを開いてくと、
設定変更
「設定変更」という選択肢と「設定」ボタンが追加されたことがわかります。設定ボタンによって、「簡易版 Compiz Config 設定マネージャ」(Simple CCSM)が起動しますので自分の好みにあわせて設定してください。またCompizの設定は画面上部のメニューから[システム] - [設定] - [Simple CompizConfig Settings Manager]からでも行えます。

Simple CCSMには“簡易版”と名前が付いていますが、「Simpleでない」CCSMも存在します。元々、こちらが正式な設定ツールだったのですが、多岐に渡るプラグインを詳細に設定できるため、初心者にはわかりづらく、そのため簡易版が作成されました。simple-ccsmパッケージをインストールすれば自動的にcompizconfig-settings-managerパッケージもインストールされ、画面上部のメニューから[システム] - [設定] - [Advanced Desktop Effects Settings]から

Compizの紹介で必ずといってもいいほど出てくる「デスクトップキューブ」も、Simple CCSMやCCSMを使って有効にできます。ちなみに設定画面で出てくる「Superキー」は基本的に「Windowsマークのついたキー」のことです(別のキーに割り当てることもできます)。また、デスクトップキューブを利用する場合、ワークスペースの数の変更はCCSMを使って行う必要があります。CCSMのGeneralあたりを探してみてください。


 プラグインはたくさんありすぎて、どれを使えばいいのかわからないのが正直な感想です。こちらのエントリには、Ubuntuで使えるプラグインとその解説へのリンク一覧を掲載しています(ただし内容が古いです)。また、独学Linuxさんのサイトにはさまざまなプラグインの紹介が載っているので大変参考になります。気になる人は、百聞は一見にしかず。上記サイトでは、さまざまなプラグインの動画をYouTubeにアップロードしてくださっています

また、Compiz-Themes.orgMyX11.orgでは、デスクトップキューブ回転時の背景画像やキューブそのものに張り付ける画像など、Compizプラグインの一部で使える画像を提供しています。

自分はとりあえず「通常効果」を初期設定のまま使うつもりです。


次回から数回に分けて、楽曲管理についての話をします。
タグ:ubuntu
posted by しぐま at 21:29 | Comment(0) | コンピュータ

2008年05月26日

Ubuntu 8.04 LTS(ブラウザ・メーラ設定編)

 Ubuntu 8.04 LTS Hardy Heronをインストールしよう第三話(目次はこちら)。今回はもっとも利用頻度の高いブラウザとメーラに関する設定方法です。


Firefoxの設定

 とりあえずFirefoxの起動。[アプリケーション] - [インターネット] - [Firefox ウェブ・ブラウザ]からでも、GNOMEパネル上のFirefoxのアイコンからでも。一度起動すればホームディレクトリ(ホーム・フォルダ)にプロファイルディレクトリ(.mozilla)が作成されます。あとダウンロード用ディレクトリを作っておくと便利(自分はホームディレクトリの下にDownloadというディレクトリを作っています)。

Firefoxの細かい設定は[編集] - [設定]から
  • 一般:ホームページは初期値のchrome://ubufox/content/startpage.htmlのままで。場合によっては、uboontuに変更するかも。「すべてのダウンロードが完了したら閉じる」にチェック。ダウンロードフォルダは前述の通りDownloadディレクトリに指定する。
  • タブ:「同時に複数のタブを閉じるときは確認する」のチェックをはずし、「常にタブバーを表示する」にチェック。
  • コンテンツ:JavaScriptの詳細設定で「ウィンドウの移動または大きさの変更」のチェックをはずす。
  • プライバシー:「Webページのフォームや検索バーに入力した内容を記憶する」のチェックをはずす。
  • セキュリティ:「サイトのパスワードを記憶する」のチェックをはずす。


さらに画面を効率良く使うために見た目の変更。[表示] - [ツールバー]から、ブックマークツールバーのチェックをはずして、カスタマイズから「小さいアイコンを使用」にチェック。

あとFirefoxは標準でIPv6アドレスを探そうとするために、若干反応が遅くなるらしいのでこれをオフにします。アドレスバーにabout:configと入力して左の緑の矢印をクリック。フィルタに"dns"と入力したときに表示される"network.dns.disableIPv6"の"false"をダブルクリックして"true"に。ずっとこう書いていましたが、どうもルータ側の問題だったっぽいです。学校のルータが更新された途端、問題が解決。でもって、諸事情により古いルータに戻った途端、問題が再発。家のPCだと問題ないので、IPv6は有効にしたままでいきます。


プラグインの確認

 ブラウザを起動しアドレスバーにabout:pluginsを入力して、インストールされているプラグインを確認します。日本語セットアップ・ヘルパで指定した内容にも依存しますが、初期状態では
  • Shokwave Flash
  • Default Plugin
  • Demo Print Plugin for unix/linux
  • iTunes Application Detector
  • Totem Web Browser Plugin 2.22.1
  • Helix DNA Plugin: RealPlayer G2 Plug-In Compatible (compatible; Totem)
  • VLC Multimedia Plugin (compatible Totem 2.22.1)
  • Windows Media Player Plug-in 10 (compatible; Totem)
  • DivX® Web Player
  • QuickTime Plug-in 7.2.0
がインストールされているはずです。プラグインがインストールされていても、Codecがインストールされていないと再生できませんので注意してください。動画関係のCodecに関しては「動画設定編」を参照してください。

気をつけなければいけないのは、Shockwave Flashのプラグインです。このYouTubeなどのFlashを再生するプラグインは標準ではインストールされていません。日本語版セットアップ・ヘルパでubuntu-restricted-extrasパッケージをインストールするか、Synapticなどでflashplugin-nonfreeパッケージをインストールすることで再生できるようになります。もしこのパッケージをインストールしていない状態で、Flashが必要なサイトにアクセスすると“このページをすべて表示するにはプラグインを追加する必要があります。”と表示され、「プラグインを追加」ボタンが表示されますが、このボタンを押すと“Adobe Flash Player (flashplugin-nonfree)”だけでなく、フリーなFlashプラグインである“Swfdec Player for Adobe/Macromedia Flash (swfdec-mozilla)”や“Gnash SWF Player (mozilla-plugin-gnash)”も選択肢として表示されてしまうようです。SwfdecやGnashはフリーではありますが、互換性はまだまだですので通常はAdobe Flash Playerをインストールすると良いでしょう。

ubuntu-restricted-extrasをインストールしておけば必要なパッケージ一式がインストールされますので、YouTubeでFlashが再生されるかや、Shockwave.co.jpのイラストロジックのサイトなどでJavaアプリが動くかを確認すればよいでしょう。


アドオン(旧称:拡張機能)のインストール

 Ubuntu 8.04 LTSでは、現在絶賛開発中のFirefox 3.0のベータ版が採用されました。ベータ版のため多くのアドオンを利用できないようです。まずText Linkは対応済なのでインストール(本家のリンク)。ブラウザの再起動後、ツール→アドオンからText Linkの設定。全般タブのアクション1で「新しい背後のタブで開く(リファラを通知しない)」を選択。「コンテキストメニューに以下の項目を加える」の「開く」のチェックをはずします。

次にGo Upは未対応なので、対応待ち。対応されてインストールできたら、[表示] - [ツールバー] - [カスタマイズ]から「上へ(Up)」のアイコンを「進む」と「再読み込み」の間に配置。


Thunderbirdのインストールと設定

 Ubuntuの標準のメールソフトはEvolutionですが、個人的な趣味からThunderbirdをインストールをします。こちらをクリックするか、[アプリケーション] - [アクセサリ] - [端末]から端末を開き
sudo apt-get install thunderbird
と入力。日本語版セットアップ・ヘルパからもインストールできます。インストールが完了したら、[アプリケーション] - [インターネット] - [Mozilla Thunderbird Mail/News]から起動します。ちなみに日本語化にはthunderbird-locale-jaパッケージが必要になりますが、言語パックによって最初からインストールされていますので気にする必要はありません。

アカウントウィザードが起動するので、メールアカウントを設定します。複数のアカウントを使い分けたいので、「共通受信トレイを使用する」のチェックをはずしておきます。あと前のメールをインポートしたいので、「いますぐメッセージをダウンロード」のチェックははずしておく(このへんちゃんとプロファイルを保存しておけばいいのでしょうけれども)。

で、メッセージをダウンロード(受信)する前に一度終了してから、以前使っていたThunderbirdの~/.mozilla-thunderbird/(ランダムな文字列).default/Mail/ディレクトリ以下の内容をコピーすれば、以前の送受信メールボックスとごみ箱の内容が復帰します。他のアカウントについても同様に([編集] - [アカウント設定] - [アカウントを追加])。

他のアカウントでは別のSMTPサーバを使いたい場合は編集→アカウント設定から「送信(SMTP)サーバ」をクリックして追加します。で、同ウィンドウの各設定名のところの「送信(SMTP)サーバ」を設定したサーバに変更します。

あとは各アカウントに対して「編集とアドレス入力」の「HTML形式でメッセージを編集する」のチェックをはずします。

また[編集] - [設定]から「編集」の「一般」タブを選び「メッセージを転送するとき元のメッセージを」を「メール本文を含める」にします。受信トレイでは「送信日時」の隣の四角いのをクリックして「受信順」にチェックをいれて、受信順の大きな番号が上に表示されるように調整。送信トレイは送信日時が最近のものが上にくるように。

[システム] - [設定] - [お気に入りのアプリ]からメール・クライアントをThunderbirdに。[アプリケーション] - [インターネット] - [Mozilla Thunderbird Mail/News]を右クリックして「このランチャをパネルに追加」をクリック。Evolutionメールのランチャ(標準でFirefoxのアイコンの隣にある白い封筒)を右クリックして「パネルから削除」をクリック。ヘルプのランチャ(青い丸に白いハテナ)を右クリックして「ロックする」のチェックをはずし、同じく「移動」をクリックして右の方に移動。ThunderbirdのランチャがFirefoxの隣にくるようにいろいろ移動。


 Thunderbirdの扱いもどうしたものか悩み中です。どうもGNOMEさんはEvolutionを推しているようだし、MozillaさんはFirefoxに夢中でThunderbirdに手を割けない状態。Ubuntuのヘルプのこともあるし、今のうちにEvolutionを使い慣れておいた方がいいのかなって。でも、ほとんどのメールがインターネット上のGMailで完結できそうな勢いなんですよね。


次回はUbuntuの紹介記事では必ずと言っていいほど特集される、デスクトップ効果についてのお話です。
タグ:ubuntu
posted by しぐま at 22:40 | Comment(2) | コンピュータ

2008年05月25日

Ubuntu 8.04 LTS(基本設定編)

 Ubuntu 8.04 LTS Hardy Heronをインストールしよう第二話(目次はこちら)。今回はインストールした後、初回起動時にまずやっておいたほうがいい細かい設定あれこれです。

無事インストールされたら、特に問題もなくログイン画面が表示されるはずです。ぽんぽんっという音が鳴ればなおよし。グラフィックカードや液晶ディスプレイが認識されていなければ、黒い画面しか表示されないかもしれません。その場合は、いくつかの方法で/etc/X11/xorg.confを修正する必要がでてきます(それ以外にも原因があるかもしれません。大抵はハードウェアの自動認識に失敗しただけです)。その方法についてはGoogleや日本語フォーラムで検索してください。ネットワークがちゃんと設定されていれば、起動後右上に以下の画像のような赤いアイコンが現れて「新しいアップデートがあります。通知アイコンをクリックしてください」というような表示がされるかもしれませんが、今は無視(先にいくつかの設定を行ってから、アップデートします)。
アップグレード通知

ネットワークの自動設定に失敗した場合は画面上部のメニューバーから[システム] - [システム管理] - [ネットワークの管理]を選択して設定したってください(ネットワーク、特に無線LANの設定方法は[システム] - [ヘルプとサポート]の「インターネット」を一通り読むと良いでしょう)。

7.10では、何かをインストールする際、まずインストールCDを読みにいくような設定になっていました。これはネットワーク環境がない場所でも特別な設定をする必要なく、基本的なアプリケーションならインストールできるようにするためです。ただ、ADSLや光回線を引いている恵まれた環境に居る場合はこれは不要で、インストールCDを読まないように設定する必要がありました。8.04では、この初期設定が再び変更され、初期状態ではCDを読まないように設定されています(ネットワークが有効な状態でインストールした場合は、main/restricted/universe/multiverseのコンポーネントがすべて有効になっています)。これらの設定については、画面上部のメニューバーから[システム] - [システム管理] - [ソフトウェア・ソース]の「Ubuntuのソフトウェア」タブで設定できます。

また、インストール時点で設定されているパッケージ配布サーバ(jp.archive.ubuntu.com = ftp.ecc.u-tokyo.ac.jp)はいろんなプロジェクトで利用されており慢性的に調子が悪い状態です。パッケージのアップデートやインストール時に、「パッケージが見つからない」などの問題が生じる可能性もありますので、Wikiの記述を参考に別のサーバに切り替えると良いでしょう。

ちなみに、ハードウェア環境によっては(特にATIやNVIDIAのグラフィックボードを使っている場合)アップデートアイコンの隣に、緑っぽいハードウェアドライバアイコンが現れることもあります。
ハードウェアドライバ1
これは、現在利用されているオープンソースなドライバ以外にも、ハードウェアメーカから提供されているバイナリドライバも利用可能であることを示すアイコンです。アイコンをクリックすると以下のように利用可能なドライバの一覧が表示されますので、必要に合わせて有効にしてください。
ハードウェアドライバ2


 今度は先ほど放置した右上の赤いのアイコンをクリックしてアップデート・マネージャを起動します。上記手順においてパッケージ配布サーバを変更した場合は、念のためまずは「再チェック」ボタンを押してください。時期によっては大量に表示されるかもしれませんが(2008年5月17日の時点で78個)、「アップデートをインストール」をクリックしてがんばって全部インストールさせてください。おそらく、パスワードが求められるのでログイン時に使った自分のパスワードを入力してください。

これはWindowsでいうWindows Updateみたいなものです。けっこう頻繁に「アップデートがあります」と表示されますので定期的にアップデートするようにしてください。アップデートしても再起動する必要はめったにありません。再起動が必要になるのはシステムの根幹部分(カーネルなど)が変更された場合のみです。だから起動したらまずアップデート、でもいいぐらいかもしれません。再起動しなければならないときは、アップデート中に右上に青い丸型矢印のアイコンが表示されて「システムを再起動してください」という表示が出るはずです。
再起動通知1

その場合、アップデート完了後にそのアイコンをクリックして画面の指示に従ってなるべく早く再起動してください。
再起動通知2

ちなみに、赤いアイコンは「重要なセキュリティアップデート」が存在する場合に表示されます。これはセキュリティ的な問題点を修正するアップデートですので、なるべく早く適用するようにしてください。セキュリティアップデートを含まない通常のアップデート通知の場合は、下記のSSのようにオレンジのアイコンが表示されます。

アップグレード通知2


 さて、次に日本語を利用する上で便利なソフトウェアや諸々の事情でJapanese LoCo Teamのみで配布しているソフトウェアを導入します。画面上部のメニューバーから[システム] - [システム管理] - [日本語版セットアップ・ヘルパ]をクリックします(英語版やalternate版だとありません。その場合はこちらの「Japanese Teamによる追加パッケージの利用方法」を参考に、リポジトリを追加し、ubuntu-ja-setup-helperをインストールしてください)。パスワードが求められるのでログイン時に使った自分のパスワードを入力。

まずはUniverseコンポーネントにあるパッケージのインストールです。ここにリストアップされているのはUbuntuの公式リポジトリで配布されている、自由なソフトウェアのみになります。とりあえず自分はチェックしていない状態のままでOKをクリック(Thunderbirdについては、ブラウザ・メーラ設定編でインストールします)。
初期設定1

次はMultiverseコンポーネントにあるパッケージのインストールです。ここにリストアップされているのはUbuntuの公式リポジトリで配布されているけれども、再配布や改変については制限のあるソフトウェアです。ubuntu-restricted-extrasは基本的にチェックをつけておいた方がいいでしょう。xpdf-japaneseはXpdfで日本語を表示するために必要となります。日本語PDFファイルを表示するのにAdobe Readerや文書ビューワ(Evince)を使う場合は必要ないと思います。poppler-dataはPDF表示ライブラリであるPopplerや、それを利用したUbuntuの標準のPDF閲覧ソフトである文書ビューワ(Evince)で日本語を表示するために必要となるので、チェックをつけておいた方がいいでしょう。
初期設定2

Japanese LoCo Teamのリポジトリのアプリケーションは、Ubuntuの公式リポジトリで配布されていないけれども、インストールするのに便利なパッケージをリストアップしています。lha-sjisだけでなくadobereader-jpnadobereader-jpn-ipamonafontにもチェックをいれておきました。LaTeX関係は別エントリで。JDパッケージは本家のリポジトリでも提供されていますが、Japanese LoCo Teamのリポジトリを使うとより新しいバージョンがインストールされます。
初期設定3

最後はMedibuntuリポジトリの追加です。Medibuntuは法的・権利的な理由によりUbuntu公式リポジトリでは配布できないソフトウェア(特にマルチメディアコーデック)を代わりに配布するプロジェクトです。Medibuntuで配布されているSkypeはUbuntuに合わせて若干調整されているようです。また、別のエントリで紹介するAmarokやMPlayerもより多くのコーデックに対応したMedibuntu独自版が配布されているので、Skypeが必要でなくてもこちらを参考に導入しておいた方がいいかもしれません。
初期設定4

Adobe Readerにチェックをいれた場合は、日本語セットアップ・ヘルパ終了後に[アプリケーション] - [オフィス] - [Adobe Reader 8 (Installer)]をクリックし、Adobe Readerのインストールを完了させてください。


以降は個々の要求に応じて設定します。


細かい環境の設定

  • 画面解像度は[システム] - [設定] - [画面の解像度]から変更できます。自分は17インチの液晶を使っているので初期値の1024x768のままにしています。初期値や変更できる解像度はグラフィックカードとそのドライバと設定に依存します。「画面の解像度」に希望する解像度がなくても、設定ファイルを修正することで追加できる場合があるので、日本語フォーラムを検索してみてください。とりあえず[システム] - [システム管理] - [ハードウェアドライバ]でバイナリドライバを検索してみればうまくいくかも。
  • 右下のワークスペースの数は、右クリック→設定で変更できます。いろいろ考えた結果“3”にしてみました。[システム] - [設定] - [外観の設定]で視覚効果を「追加効果」や「設定変更」にしている場合は「デスクトップ効果」のエントリ(第四話)を参照してください。
  • CapsLockキーをCtrlにするために、[システム] - [設定] - [キーボード]からレイアウトタブを開きます。「レイアウトのオプション」ボタンを押すと「キーボード・レイアウトのオプション」ウィンドウが開きますので、“Ctrl キーの位置”を“CapsLock をもう一つの Ctrl にする”に設定します。
  • 一度、スクリーンショットを撮影して標準の保存先を画像ディレクトリになるように変更。
  • 初期状態ではスクリーンセーバが無効になっています。[システム] - [設定] - [スクリーンセーバー]から、好きなスクリーンセーバを選んでください。自分は「宇宙」にしています。
  • Anthy用コーパスのログを保存できるようにします。具体的な方法はこちらを参照のこと。
  • 各種鍵をインポートするために、SSH鍵(id_rsa.pubid_rsa)を~/.sshディレクトリに、GPG鍵(pubring.gpgsecring.gpgtrustdb.gpg)を~/.gnupgディレクトリにコピーします。あと最初にsshgpgコマンドを使うと「秘密鍵の解除」というダイアログが開き、鍵のロックを解除するためにパスワードを尋ねられるので、鍵生成のときに設定したパスフレーズを入力してください。
  • よく使うテキスト・エディタと端末をパネル上から起動できるようにします。[アプリケーション]から該当メニューを表示し右クリックして「このランチャをパネルへ追加」を選択するだけで簡単に設定できます。位置はメールクライアントとヘルプの間ぐらいで。
  • 現在の天候と気温を表示するために画面右上の日付と時刻の部分をクリック、場所を開いて世界地図を表示し、「編集」ボタンをクリックします。場所タブで「追加」ボタンを押して、場所の名称の右にある「検索」ボタンで場所を指定できます。自分はアジア/日本の仙台を選択。


また、デスクトップPCについては、以下の設定も行います。
  • PrintScreenキーを押すと、標準ではスクリーンショットをどこに保存するか尋ねるウィンドウが出てくるのですが、誤爆して押しっぱなしになると大変なことになります(デスクトップPC用のキーボードでよくやるんです)。なんで、[システム] - [設定] - [キーボード・ショートカット]から「スクリーンショットを撮る」をCtrl+PrintScreenになるように設定。
  • 起動時にNumLockが有効になるようにnumlockxをインストールします。まずこのnumlockxへのリンクをクリックするか、[アプリケーション] - [アクセサリ] - [端末]を起動し
    sudo apt-get install numlockx
    と入力。パスワードが聞かれるので自分のパスワードを入力。インストールされたら、端末にsudo cp /etc/gdm/Init/Default /etc/gdm/Init/Default_backup
    gksudo gedit /etc/gdm/Init/Defaultと入力。テキスト・エディタ(gedit:Windowsでいうメモ帳)が起動するので"exit 0"と書いてある行の前に
    if [ -x /usr/bin/numlockx ]; then
    /usr/bin/numlockx on
    fi
    と書き込みます。これで次回ログイン時からNumLockがオンになります。ちなみに、“Ctrl+Alt+Backspace”を押せばコンピュータ全体を再起動することなく、GNOME(Ubuntuのグラフィック部分を担当しているソフトウェアだと思ってください)だけ再起動することでログイン画面に戻ることが出来ます。
  • ログイン時の音が少し大きいので調整します。[システム] - [設定] - [サウンド]からサウンドタブでログイン・ログアウト直後の音を、[システム] - [システム管理] - [ログイン画面](ただし起動しない場合があるみたい)からアクセシビリティタブの効果音でログイン画面表示時の音を切り替えられます。また、環境によっては画面右上のスピーカーのアイコンを左クリックして調節した音量は、ログイン時の効果音には反映されない場合があるようです。よって、音の大きさ自体は、画面右上のスピーカーのアイコンを右クリックし「音量調節ツールを開く」を選択して、適切なスピーカの音量を調節します。


おそらくもっとも利用するであろうアプリケーションである、ブラウザとメーラに関する設定方法は第三話で解説します。
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2008年05月22日

Ubuntu 8.04 LTS(インストール編)

 Ubuntu 8.04 LTS Hardy Heronをインストールしよう第一話(目次はこちら)。今回はとりあえずインストールするだけです。

インストールするマシンの構成は以下の二つ。ノートパソコン(hpのCompaq nx6310/CT
CPU:     Celeron M 430 1.73GHz
Memory: 512MB
Chipset: Intel 940GML Express
Display: 15.0インチ TFT(1,024×768/XGA)
LAN: Broadcom(無線LANは付属せず)
グラフィック・音声(出力)・ネットワークは自動認識してくれます。その他は未確認。

研究室のパソコン(DellのOptiplex GX620 (PDF)
CPU:     Pentium 4 3GHz(2CPUs)
Memory: 1GB
Chipset: Intel 945G/P
Graphic: Radeon X600 Pro(256MB)
Display: Dell M770(17inch CRT)
Sound: SoundMAX Digital Audio
LAN: Broadcom NetXtreme 57xx Gigabit Controller
グラフィック・音声(出力)・ネットワークは自動認識、2CPUも認識してくれます。その他は未確認。ただオープンソースドライバでデスクトップ効果を有効にすると不意にXごと固まります(カーネルは生きているっぽい)。

ちなみに、Ubuntuデスクトップ版の一般的な機能が使える最低環境
CPU:     x86互換 700MHz
Memory: 384MB
Disk: 8GB
Graphic: 1024x768の解像度で表示可能
Sound: 音が鳴ればなんでも
LAN: インターネットに接続できればなんでも
となっています。デスクトップ効果を有効にしたければ、CPUは1.2GHz、メモリは384MB、Ubuntuが利用できるドライバでハードウェアレンダリングが可能なグラフィックカードが必要になります。


インストール

 まずはUbuntu Japanese LoCo Teamの公式サイトからCDイメージファイル(ubuntu-ja-8.04-desktop-i386.iso)をダウンロードします。BitTorrentを使えるならTorrentファイルをダウンロードした方が速いし、サーバに優しいし、ダウンロードに失敗していないかどうかを確認してくれるのでおすすめです。CDイメージファイルでもTorrentファイルでも、最終的にISOファイルになるので、それを「ISOイメージとして」CDに焼きます(この辺はCD作成ソフトによって名称が違います。具体的な方法はこちらを参照してください)。できたCDを開いてみて、中身が「なんとか.iso」というファイル一個だけが表示される状態でなければ大丈夫です。

あとはCDから起動します。問題なければLiveCDとしてUbuntuが立ち上がります。少なくとも上記の構成だとグラフィック・音声デバイスやネットワークも含めてちゃんと設定された状態で、下記のようなデスクトップが自動的に起動しました(Xが起動しない場合やBusyBox云々言われる場合の解決方法のヒントはこちら)。
8.04のデスクトップ画像
Firefoxを起動してネットワークにつながることを確認したり、Examplesディレクトリの中身のファイルをダブルクリックして各種アプリケーションが機能することを確認してみましょう。あとはデスクトップにある「インストール」アイコンをダブルクリックしたらインストール作業が開始します。

スクリーンショット付きインストールガイドは日経ITProのサイトにあります。ただ、基本的にそれ読まなくても大丈夫なほど簡単。"進む (Forward)"をクリックするだけでOKな勢いです。


言語の選択

 まず言語の選択は「日本語」で。「リリースノート」をクリックするとFirefoxが起動し、こちらのページが表示されます(日本語ローカライズドCDの場合。公式版の場合は、こちらに飛ばされると思います)。
インストール


タイムゾーンの設定

 タイムゾーンの設定は「Tokyo」で。
タイムゾーンの設定


キーボードの設定

 キーボードの設定は日本語キーボードなら「Japan」で。「Japan - Kana」は不思議な配列なので選ぶことはなさそうです。「Japan」と「Japan - OADG 109A」の違いも不明です。「Japan」が106で、「Japan - OADG 109A」が109キーボードってことなのでしょうか。でも、「Japan」の方でも106にはないはずのWindowsキーが使えたりするので、歴史的な経緯とかいろいろあるのかもしれません。あと、テストを行うために入力欄に何か入力しようとするとインストーラが固まったかのように反応が悪くなりました(数分ほどUbiquityだけ無反応になる。他は普通に動作)。再現性とか原因とか全然確認していないので、単純に運が悪かっただけかもしれません。
キーボードの設定


ディスクの準備

 一番の難所はこのディスクの準備でしょう。「ガイド - ディスク全体を使う」が一番簡単ですが、HDDを丸々Ubuntuのためだけに使ってしまうので、既存のWindows領域やデータはすべて消えます。自分はWindows領域はそのまま残しておいて、空き領域にUbuntuをインストールしたかったので「手動」を選びました(事前にLinux用のパーティションが作成されていない場合は「リサイズ」を選択する必要があるかもしれません。「リサイズ」も大抵の場合は問題ないはずですが、不測の事態によりWindows領域が消えてしまう可能性もあるので、バックアップをとってから実行した方がいいでしょう)。
ディスクの準備
HDDの空き容量によっては「ガイド - パーティションをリサイズして空き領域を使う」という選択肢も出るようです。これは試したことがないのでちょっとわかりません。また、「ガイド」を選択した場合は、「アカウントの作成」のステップまで読み飛ばしても大丈夫です。

前のステップで手動を選ぶと、HDDの構成が表示されます。以下はノートパソコンの構成です。
パーティションの設定1
ここで“ntfs”はWindows XPがインストールされている領域で、“fat32”はリカバリ用領域です。通常のノートパソコンにはじめてインストールする場合、大抵はこの2つの種類のパーティションしかないと思います。UbuntuをインストールするためにDドライブをフォーマットしたり、GPartedなどでハードディスクの切り分け方(パーティション)を調整し、“free space”を作成してください(やり方はかなりケースバイケースなので、フォーラムなどで質問・相談する方がいいと思います)。この“free space”は(パーティションを含めて)何も設定されていない領域です。Deviceはsdaと表示されていますが、接続されているハードディスクの種類や接続方法によってはsdbとかhdaとかhdbとかあるかもしれません。

実際にUbuntuをインストールするためには、いくつかのパーティションを作成する必要があります。まず作るのはLinuxに必要なファイルを保存するルート領域(WindowsでいうCドライブみたいなもので、“Mount point”は“/”になります)で、これは必須の領域です。最低でも3GB、今後いろんなソフトウェアをインストールすることを考えれば、5GB以上は欲しいところです。加えて、音楽や動画などの大きなデータファイルを保存することも考慮の上でサイズを決定してください。ただし、個人用のデータを保存する領域(/home)や一時ファイルやログファイルを保存する領域(/var)など、インストール後に肥大化する領域を別のパーティションにわけておくという方法もあります。

もう一つ考えておくパーティションは、メモリの内容をHDDに退避するためのスワップ領域(“Mount point”は存在せず、“Type”がswapになります)です。メモリが十分に大きければスワップ領域は必須ではないようですが、それでも大きなアプリケーションを複数起動したときは足りなくなる場合があるかもしれませんし、ハイバネーションを使いたい場合は必須になるので、作っておいた方がいいでしょう。だいたい、メモリ容量の2倍程度を確保しておくのが一般的なようです。

自分は、上記の“free space”を使って、ルートパーティション(/)にext3で約13GB、スワップパーティション(swap)に約1GBを割り当てることにしました。


まずはルートパーティションを作成しましょう。“free space”の部分をクリックし、“New partition”ボタンを押せば、次の「パーティションを作成」ダイアログが開きます。
パーティションの設定2
タイプは自動で適切なものを選んでくれるますので、よくわからなければ変更する必要はありません。新しいパーティションのサイズは利用可能な最大限のサイズが自動入力されていると思いますのでご希望に合わせて変更してください。自分は前述の通り13GB(13000MB)を入力しています。パーティションのサイズを正確に指定するのは難しいので、多少ずれる(例えば“13000”と入力しても、“12995”と表示される)のは諦めてください。場所も特別な理由がなければ先頭のままで。利用方法はファイルシステムの種類を選びます。普通は“ext3”を選んでおけば大丈夫。マウントポイントには“/”を入力してください。これで「OK」ボタンをクリック。

これで、表示内容が次のように変わったはず(4800MBもUsedになっているのは、以前インストールしたものの残骸だと思います)。ルートパーティションに“Format”にチェックが入っていることを確認してください(入ってなかったらいれてください)。ちなみに、ここまでの作業は「進む」ボタンを押さない限りはやり直すことができます。言い換えると、「進む」ボタンを押せばHDDの内容が変更されるので注意してください。
パーティションの設定3

さらに、スワップパーティションを作成します。先ほどと同様に、“free space”を選択した上で“New partition”をクリックします。
パーティションの設定4
今度は残りすべてをスワップ領域に割り当てればいいので、サイズを変更する必要はありません。利用方法は「スワップ領域」に変更してください(同時にマウントポイントは入力できなくなります)。あとは「OK」ボタンを押すだけ。

再び「パーティションの準備中」画面に戻ります。スワップ領域は自動的にフォーマットされるので、チェックを入れる必要はありません。
パーティションの設定5
これでハードディスクに必要な設定は完了しました。正しい設定になっているかどうかをしっかりと確認の上、「進む」ボタンを押せばHDDに情報が書き込まれます(場合によっては少し時間がかかるかもしれません)。


アカウントの作成

 Ubuntuで使うためのアカウントの設定です。「あなたの名前」は適当でも大丈夫ですが、通常の設定だと画面上部のツールバーに常に表示されることになるので気をつけてください(ログイン名と同じでも問題ありません)。「ログインに使いたい名前」(要するにログイン名)とパスワードはよく考えて。コンピュータの名前はいつも悩むんですけど……自動で設定されるやつでいいや(コンピュータの名前はインストール後でも修正できます)。ここで設定する項目はすべて半角英数字のみを利用してください。必須かどうかはわかりませんが、そうしておくことで問題に遭遇する可能性が減ります。
アカウントの設定


移行アシスタント

 移行アシスタントでは、同じパソコンにインストールされているWindowsからよく使いそうなデータ(IE/FxのブックマークやOutlookのメールデータ、Windowsの壁紙画像など)をUbuntuへ移動するための設定を行います。使ったことがないのでどこまで「うまく動く」かはわからないのですけれども……。ちなみに、この移行アシスタントツールはUbuntuにインストール後に実行する方法がないので、気をつけてください。移行したい場合は、アカウント/OSの名前にある左の四角にチェックをいれてください。
移行アシスタント


インストール準備完了

 これでインストールの準備はすべて完了しました。
インストール準備完了
あとは「インストール」ボタンを押すだけでインストールが開始されます。そうそうDesktop CDの場合そのまま進めて行くとUbuntuのブートローダであるGRUBはMBRにインストールされます。他のところにインストールしたい場合は、「インストール準備完了」ウィンドウの右下にある「拡張...」ボタンを押し、「詳細オプション」ダイアログを開きます。
詳細オプション
「ブートローダをインストールするデバイス」で設定できます。ちなみに「人気投票」にチェックを入れるとUbuntuのサーバにインストールしたパッケージ情報が日々送信され、「追加と削除」アプリケーションで表示される星印に影響を与えます。なお、本家のサイトからDownloadを選び、ダウンロードサイトを選択したあとに出てくるリストから“Other installation options”を選択して“Alternate install CD”をダウンロードして、このCDからインストールすることでもGRUBのインストール場所を変えられます。


インストール中は

 インストール開始すると当分の間は放置です。インストール作業中もそのままインターネットを徘徊するぐらいならできますが、場合によってはCDドライブを酷使することになるのでそっとしておいた方がいい感じ。最近のパソコンなら、インストール完了まで20分もかからないでしょう。あと、最近はUbuntuの日本ミラーサイトやJapanese Teamのサイトの調子がおかしい場合があり、インストール途中にそれらのサイトにアクセスしようとして止まる場合があります。1時間待っても同じ状態から動いていないように思えた場合は、一度終了して上記インストール手順を最初からやり直してください。LANケーブルを抜くなど、ネットワークに接続していない状態でインストールすることも可能です。


インストールの完了

 インストールが完了したら次のようなダイアログが開きます。
インストール完了
「すぐに再起動」をクリック(この時点ではまだCDを取り出さないように)すると、画面の背景が黒くなって電源が切れる間際に「ドライブからCDを取り出してね (Please remove the disc, close the tray(if any), and press ENTER to continue)」みたいな橙色のメッセージが表示されるので(もしかしたらドライブが勝手に開くかも)、CDを取り出してEnterキーを押します。そうすれば再起動してUbuntuが起動します。

これでインストール自体は完了です。実際に使い始める前に、細かい設定をしたほうがいいかもしれません。それに関しては第二話で解説します。
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posted by しぐま at 19:33 | Comment(4) | コンピュータ

2008年05月21日

Ubuntu 8.04 LTSインストールメモ

 2008年4月24日にリリースされた、Ubuntu 8.04 LTS “Hardy Heron”のインストール手順と細々した設定の自分用メモです。日本でもUbuntuが着々と普及してきたおかげで、色んな人が日本語でもっと素晴らしい記事を書いてますし、困ったら日本語公式フォーラムを検索したり尋ねたりするという手段もありますし、有益な本も販売されていますし、雑誌やムックでも特集記事を組んでもらってますので、通常はそちらを参考になされた方がいいでしょう。ここの目的はあくまで、「僕はこうやっていましたよ」というのを未来の自分に紹介することです。
  1. インストール編
  2. 基本設定編
  3. ブラウザ・メーラ設定編
  4. デスクトップ効果編
  5. CDのリッピング編
  6. 音楽プレイヤー・Rhythmbox編
  7. 音楽プレイヤー・Amarok編
  8. 携帯音楽プレイヤー編
  9. 動画設定編
  10. メッセンジャとボイスチャット編
  11. TeX編
  12. その他便利なツール編
Linuxを使うなら当然知っておくべきようなことでも、知らないことを前提としてなるべく丁寧に書くようにしています。なもんで、冗長もいいとこ。上でも書きましたが、基本コンセプトは他のマシンにインストールするようなことがあったときに、明日の自分がこの内容を機械的に進めていけば、書いてある内容に疑問を感じることなく今と同じ環境を構築できるようにするというものです。

7.10からAptURLが標準でインストールされるようになりました。これは、apt:packageにリンクを張れば、ブラウザからそのリンクをクリックするだけでパッケージをインストールできるというものです(apt://packageでもいけるらしいんですけど、どっちがいいんでしょう)。複数パッケージをインストールする場合は、apt:packageA,packageBというようにカンマで区切って書いていきます(複数のパッケージをインストールできない問題は、0.1.1で修正されました)。ただし、カンマで区切っても同時に複数パッケージをインストールできるわけではないようです。このインストールメモでも、パッケージのインストールを必要とする場面では積極的に使っていこうと思います。ただ、どこぞのアフィリエイトサイトばりに「インストールはこちらをクリック」って文が多くなってしまったので、もう少しスマートな使い方を募集中。

今後の課題としましては、以前も書いたようにOpenOfficeの簡単な利用法、一通りできたあと次にどんなことができるのかの指針みたいなものも書けたらいいなぁと。なかなか着手できそうにないので、どっか既にいいサイトがあればいいのだけれど。以前の課題だったCDの焼き方については、日本語版Wikiに書くつもりです。バックアップの取り方はUbuntu Weekly Recipeに編として紹介されましたのでこっちを参照のこと。

おまけ編

  1. 任意のアプリケーションの検索・インストール方法
  2. 問題の解決方法
  3. 不要なサービスを止める方法
リンクがないのはまだ未完成のものです。

参考サイト:

などなど。上記以外にも主だったブログサイトやGoogleで検索すれば、けっこういろいろ便利な情報が出てきます。

過去記事:

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posted by しぐま at 00:34 | Comment(0) | コンピュータ

2008年04月13日

はーでぃーべーた

 メインマシンをようやくHardyのBetaにすることができました。何を今更とか言われそうだ。テスト他のためにはやいこと移行したかったんですけど、あれやこれやと追っかけられているうちにこんな時期になってしまいました……。表向きの理由は、フォーラムで回答するなら7.10で、なるべく標準的な構成のマシンを使っていた方がいいよねってことで。

というわけで、改めて使ってみて気づいたことをいくつか。前回の記事も参考のこと。


 language-support-translations-jaなるものがインストールされました。OO.oやThunderbirdの日本語化パックに依存しているらしい。language-support-fonts-jaと同時に作成されたのかな。ちなみにthunderbird-locale-jaに依存してますが、thunderbird-locale-jaの依存が、thunderbird | language-support-translations-jaなんで、Thunderbirdがインストールされるとは限らない、と。よく考えられていますね……。

起動時にキーボード関係のエラーが出ました。たぶん、この報告と同じ問題。とりあえず、/etc/X11/xorg.confのXkbVariantを
#       Option          "XkbVariant"    "latin,"
Option "XkbVariant" ""
のように修正。これはリリース前になおしたいのですけれども、どこから手を付けていいのかさっぱりです……。


 Firefoxが3(現時点でBeta 5)になったため、ほとんどのアドオンが使えません。スケジュール的にはBetaのままHardyのリリースってことになりそうなんだけど、大丈夫なんでしょうか……。とりあえずFirefox 2はfirefox-2パッケージをインストールすれば使えます。

Firefox自体はいろいろ変わっていて、何から試せばいいか……。えむもじらさんのこの記事をゆっくり読んでみようと思います。Gmailの体感速度は劇的に向上しました。でも、Gmailのクイックコンタクトとかはボックスがあふれて、メールが読みづらくなってしまいました(とりあえずクイックコンタクトを閉じて回避)。他にも細かいところでデザインの崩れが気になっています。

また、UIは日本語化されていません。設定でロケールをjpにしても日本語化されません。このへんの問題が関係していると思いますが、動きはありません……。今のところはMozillaで配布している日本語パックをいれるしか方法はないと思います。


 「制限付きドライバの管理」は制限の付かないドライバも管理するようになったため、「ハードウェアドライバ(jackey)」に名前を変えました。「モニタとグラフィックスカード」の一部の機能は「画面の解像度」に統合され、「モニタとグラフィックスカード」のメニューは無効化されました。もし使いたい場合は、[システム] - [設定] - [メインメニュー]から、[未分類]にある「モニタとグラフィックスカード」にチェックをいれてください。Human Murrineテーマは不採用になったみたいです。

その他、いくやさんが「Hardyで想定されるFAQ」というエントリをまとめていらっしゃいます。
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posted by しぐま at 20:04 | Comment(2) | コンピュータ

2008年03月30日

ubuntu-docs

 Hardyリリースに向けて翻訳の締切りが迫っているので、とりあえずubuntu-docsだけ仕上げておきました(サーバガイド以外)。と言っても、いろんな人がほとんど翻訳仕切ってくれていたので、omfファイルで使われるような概要部分とか、クレジットラインの一部とか、地味に残っている細かい部分だけをちょこちょこやるだけで済みました。サーバガイドを除いてすべてのドキュメントが翻訳完了になったはずです(ドキュメントによってLauchpadが貢献者一覧を自動生成するものがあるので、100%にならない場合があります)。

問題はサーバガイドですが、どっから手を付けるべきか……もうちょっと細分化していただけると取り組みやすいのですけれども……。というかリリースごとにサーバガイドだけ、えらい肥大化していってませんか。単語数の半分がサーバガイドって。
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posted by しぐま at 22:16 | Comment(0) | コンピュータ

2008年03月13日

Hardyのちょっとした変更点

 来週のベータリリースに向けてHardy Heronのアップデートも活発になっています。本当はWeekly Topicsに載せた方がいいのかもしれないけれど、よくわかってない&時期を逸してしまったあれこれをここに書いておきます。そういえば、GNOME 2.22は3月12日だったんですね(GNOMEのリリースノートの翻訳は質が高い&スピーディ……)。もう少し早く気づいていれば今週のTopicsに載せられたのにorz


標準のフォントがVLゴシックになりました

 IRCでいくやさんに教えていただいたのですが、M+フォントとさざなみフォントをベースに、独自の追加・改変を施したVLゴシック(ttf-vlgothic)が、mainに入りました。各言語パッケージごとに必要となるフォントを指定したメタパッケージlanguage-support-fonts-*ってのが作成されて、それに東風フォント(ttf-kochi-*)だけでなくVLゴシックも追加されるようになったみたいです。

さらに、標準のUIフォントもVLゴシックになっているようです。これは、fontconfig-configパッケージの/etc/fonts/conf.d/65-nonlatin.confで指定されるserifのエイリアスにVLゴシックが指定されるようになったから、なのかな?


テーマが変わっています

 テーマや配色はHardyの次の10月にリリースされるIntrepidで大きく変化するようですが、Hardyでも細々としたところで変わっています。現在使われているGTKのテーマは「Human Murrine」というテーマで、「Human Clearlooks」と覇権を争っているみたい。目につく変更点としては、メニューの左やタブの上部にオレンジのラインが入るようになりました。あとGDMも変わったらしいけどよくわかりません。


壁紙がまた変わりました

 壁紙も変わっています。以前まではちょっとグロテスクな暗い感じ(Elephantという名前からすると象の肌がモチーフ?)だったのですけれど、今回は鶴です。たぶん鷺(heron)だと思うんだけど、第一印象が鶴だったので……。ファイルの情報に書いてある"Feta Kuti"が何なのかわからないので、実際のところはどっちかわかりません。今週にはアートワークのデッドラインがあるので、たぶんこれで確定なんじゃないかな。もう一回ぐらい変更があるのかな。

Hardyのメニューと壁紙


Jockey

 これまたいくやさんに教えていただいたのですが、制限付きドライバの管理(restricted-manager)は全面的に書き直され、Jockeyという名前に変わっています。Jockeyだとわかりにくいので、メニュー上では「Hardware Drivers」になっています。変更の理由は「UbuntuでもKubuntuでもタイムラグなく同じ機能が使える」「ドライバのダウンロード元が変更されても簡単に修正できる」「動作設定によってフリーなドライバしか扱えないようにする」などの機能を実装するためのようです。


mlocateが採用され、slocateは削除されました

 議論の発端はこれ。Trackerという検索機能を採用したのに、slocateなんてコマンドラインでしか使えないツールのために、毎日データベースを更新させる初期設定は、標準的なデスクトップユーザにとって(特にノートパソコンを使っているユーザにとって)無駄でしかないのではないか、という話です。Trackerはホームディレクトリ以下しか検索してくれないとか、一般的なユーザでもシステムに「あるファイルが存在するか否か」を確認するためには大変便利なコマンドだとか、いろんな議論があった結果、「mlocateはもっと負荷がちっちゃいからそれにしようよ」という結論になったみたいです(mlocateの名前が出てから、この決定に至るまでの議論の流れはよくわかりませんでした)。

mlocateがslocateと一番違うのは、データベースの作成方法みたいです。ディレクトリのタイムスタンプを保持することでデータベース更新の際に無駄なく処理ができるとかなんとか。locateコマンド自体は違いはないみたい。
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posted by しぐま at 04:18 | Comment(3) | コンピュータ

2008年03月06日

OSC追記

書き忘れていたこといくつか。
  • 次期バージョンであるHardy Heron(堅牢な鷺)のモチーフとして、姫路城(白鷺城)はどうかと提案したら、「わかりにくすぎる」と一蹴されてしまいました。たしかに。
  • SCIMは「えすしーあいえむ」と読むのが主流みたいです。ずっと「すきむ」と読んでいました……。
  • IPAは「あいぴーえー」と読むのが主流みたいです。ずっと「いぱ」と読んでいました……。
  • 今までブースではUbuntuインストール済みマシンを触ってもらう程度でしたが、「Ubuntuをインストールすればこんなこともできるよ!」というデモもやってみたいです。例えば
    1. Ubuntuのインストールデモ:長くても30分かからないし、インストールの簡単さをアピールするには良いデモンストレーション。ただ、hitoさんも言っていたけど、その時間の大半はファイルのコピーというつまらない工程になってしまう問題が……。
    2. アプリケーションのインストールデモ:Synapticや「アプリケーションの追加と削除」を使って、求めるアプリケーションを探し実際にインストールしてみるとか。あとソースからコンパイルしてインストールする方法を実演してみるとか。でも、どういう層に受けるかは、かなり疑問。
    3. Webカメラを使って会場の様子を配信:小江戸らぐさんがやってました。去年秋のOSCではDebianさんもやってました。あと会場によってネットワーク環境が良かったり良くなかったりするみたいなので、あんまりいい画質ではできないかも。
    4. Stellarium+プロジェクタでプチプラネタリウム:即興で10分ぐらいのものなら簡単にできるし、一般受けは良さそう。でもUbuntuはあんまり関係ない。
    うーん、「Ubuntuらしさ」が出るものを全然思いつかないです。他のLoCoチームはどんなことやっているんでしょう?
タグ:ubuntu
posted by しぐま at 19:05 | Comment(2) | コンピュータ

OSCに参加してきました

 先週末に開催されたオープンソースカンファレンス 2008 Tokyo/Springに参加してきました。今更ですがいろいろ感じたことを列挙。
  • 会場は小さめの教室で、お隣は大人数で賑やかな小江戸らぐの皆さんと、誰にでも丁寧な解説を行っていたTOMOYOのお二人でした。
  • 机には小林さんが購入してきたUbuntuカラーであるオレンジの画用紙(?)を張り付けてみました。けっこう目立っていい感じでした。
  • 窓にはhitoさんが作成したB2のタペストリを貼ってみました。タペストリ自体の出来は良かったのですが、後ろが明るすぎて少し見づらかった模様。マイクスタンドみたいなスタンド付きで、ブースから少し離れた位置に配置できればいいのだけれど。
  • ブーススタッフはUbuntuネックストラップをかけていましたが、来訪者にわかりやすかったかどうかは微妙なところです。
  • いろんな人に名刺をもらいました。が、ぜんぜんその人の顔を覚えられませんでした……。また会ったときにまた名刺をもらうことになったらごめんなさい。
  • LoCo KitのCDセットとシールいろいろをもらいました(画像はmizunoさんのブログ参照)。
  • LoCo KitのCDは枚数の配分によるところも大きいのですが、まずKubuntuがなくなり、次になぜか64bit版サーバCDがなくなりました。
  • チラシはhitoさんが刷ってきた分(50枚程?)×2〜3ぐらいを配ったと思います。よってブース来場者もそれくらいじゃないかと。
  • 二日目にはpersiaさんが来てくれました。まさか来てくれるとは思ってなかったのでびっくり。すっごい黒ずくめでした。
  • 二日目はmizunoさんにも手伝っていただきました。文体から想像通りの好青年でした。
  • そのmizunoさんの将来設計には驚かされました。
  • さらにhitoさんの経歴にはもっと驚かされました。
  • あと懇親会での食に対する貪欲さ……じゃなかった、人の詰め込みっぷりにも驚かされました。
  • これまで「Ubuntuってなんですか」「名前だけは聞いたことがあります」というコメントが多かったのですが、今回は「Ubuntu使ってます」というコメントがだいぶ増えたように感じました。
  • と、同時にさまざまなトラブルに関する質問も多かったです。あんまりちゃんと答えられなくてごめんなさい。
  • これまで以上にいろんな人とお話しする機会があったのは自分にとって収穫でした。
  • ただ、Ubuntuブースに来られた方とは、あまりお話できなかかったのは反省点です。


今回の参加で、Ubuntuにおける自分のやりたいことがいろいろ出てきました。とりあえず3月中に本格的なHardyのテスト環境を作成したいです。ML115買っちゃおうかなぁ。でも今月は東京に試験とか行かなくちゃいけないしなぁ。みたいな感じで悶々としています。あと、なるべく早くgutsy-experimentalレポジトリを追加して、いろいろ確認しないと。

Ubuntu Japanese Teamとして次に参加するのは7月18日、19日に京都で開催されるOSC Kyotoになると思います。自分は7月末に学校のイベントが控えているので、時期的に参加できるかどうか微妙な所です。
タグ:ubuntu
posted by しぐま at 00:53 | Comment(4) | コンピュータ

2008年02月22日

Intrepid Ibex

 Ubuntu Linuxは2008年の4月に8.10 Hardy Heronをリリースする予定ですが、さらにその次のバージョン、つまり2008年10月リリース予定の8.10の開発コードネームを"Intrepid Ibex"になることが決定されました。で、国内のコンピュータ系ニュースサイトでもさっそく報じられていますので、その比較とかなんとか。たぶん、新着順です。

CNET Japan:「Canonical、モバイル重視のUbuntu Linux「Intrepid Ibex」を明らかに
 翻訳記事なためか、一番補足情報が充実。ただ、「Intrepid Ibex」そのものは翻訳していません。

@IT:「Ubuntu Linux、次の次は「Intrepid Ibex 勇敢な野生ヤギ」
 タイトルにもある通り、「Intrepid Ibex」を「勇敢な野生ヤギ」と翻訳しています。

マイコミジャーナル:「次のUbuntuは「Intrepid Ibex」 - 2008年10月リリース予定
 こちらでは、「Intrepid Ibex」を「大胆不敵な野生ヤギ」と翻訳しています。


gooの辞書だと、
 intrepid:恐れを知らない; 勇敢な
 ibex:アイベッックス((アルプスの)野生ヤギ)
だそうです。"intrepid"なんて初めて聞きました……。そういえば、"gutsy(勇敢な)"はなぜか"gusty(突発的な)"と間違われることが多かったですね。これも"interpid"なんて間違われることがでてくるのでしょうか。

でもってアイベックスってのは一般的な白いヤギとは違って、アルプス山脈に生息する茶色いヤギのことを指すみたい。要するに、LTSにふさわしいほど「堅牢(hardy)」で、さらなる飛躍を象徴するような鷺(heron)を飛び立たせたあとは、まるでアルプスの岸壁を「勇猛果敢(intrepid)」に攻める「野生ヤギ(ibex)」のように、険しいけれど新しい領域に積極的に取り組んでいこうということみたいです。



 そんな自分は今のところ、Hardyリリースに向けてどんな優先順位でがんばっていこうか模索中です。Launchpadを使って翻訳する人は続々増えているみたいですし、バグの報告自身を重点的にやったほうがいいのかな、それともHardy以降を見越した手順の紹介をメインに行った方が建設的なのかなとも。

いずれにせよ、Celeron1GHz/768MBなパソコンでHardyをテストするのはちょっときついかなーと思うようになってきたので、テスト用のマシンが欲しくなってきているところです。特に簡単にクリーンな環境を用意できるように、複数の仮想環境がそこそこ動くスペックのマシンが欲しいのですが……ちょっと夢見すぎでしょうか。
タグ:ubuntu
posted by しぐま at 20:26 | Comment(0) | コンピュータ

2008年02月20日

FFまでの成果

だいぶ過ぎちゃいましたが、FeatureFreezeまでの成果。

New:3つ
Upgrade:1つを2回
Sync:2つ
Merge:0

すべてにおいて手順をメモってあるので、近いうちにまとめてアップしたいなと思いつつ後回しになっています……
タグ:ubuntu MOTU
posted by しぐま at 22:58 | Comment(0) | コンピュータ

2008年01月31日

Anthyとサーバ証明書とCDのカスタマイズ

Anthy-9100eのリリース

 Ubuntuでも使われているかな漢字変換システムであるAnthyの9100eがいくやさんによってリリースされました。主な変更点は辞書の拡充とコーパスの追加のようです。現行バージョンのUbuntuでもgutsy-experimentalレポジトリを追加すれば利用できます(試験的に導入されているパッケージなどもありますので、このレポジトリを利用するには注意が必要です)。次のリリースが3月末なので、変換結果で気になっている部分がある人はどんどん報告していきましょう。


Ubuntu Japanese Wikiのサーバ証明書

 Ubuntu Japanese Wikiのサーバ証明書が変更され、アクセスしても警告が表示されなくなりました。前々から気になっていたのでうれしい限り。もし、まだ警告が表示されるといった場合は、フォーラムに報告してください。


Ubuntu Weekly Recipe

 Ubuntu Weekly Recipeは先週今週で前後編の、「Desktop CDを使いこなす」と題したデスクトップCDのカスタマイズ方法の解説でした。自分用に必要なパッケージをインストール済みのLive CDを作成したい場合などに大変参考になるでしょう。
タグ:ubuntu
posted by しぐま at 18:35 | Comment(0) | コンピュータ

2008年01月26日

upgrade++

よし、一個完了。

目標はFeature Freezeまでに、あと二つ。
タグ:ubuntu MOTU
posted by しぐま at 20:15 | Comment(0) | コンピュータ

2008年01月24日

Ubuntuにおけるサーバ版

 日経BP社のITProに、「注目集める「Ubuntu Linux」,デスクトップ版とサーバー版の違いを探る」なんて記事が出ていました。Ubuntuのサーバ版をデスクトップ版と対比させた、簡単な紹介記事です。

Ubuntuはデスクトップ版に注力しているとよく言われますし、以前まではそうだったと思います。ですが、7.10リリース前後から、今までよりもサーバ版にこだわり出しているような気もします。Hardyが6.06以来のLTSだからなのかもしれませんが、LTSだから安定化のため新機能の追加見合わせる、という話がよく飛び交っていますし。7.10が3Dデスクトップ導入という大目玉機能を備えた、デスクトップ版における勝負のリリースだったために、Hardyはサーバ版における勝負のリリースとしようとしているのかもしれませんね。

実際のところ、Hardyのもっとも重要な機能は「LTSUpgrades」だと考えています。前のLTSである6.06からワンステップでHardyにアップグレードするための機能です。これがうまくいけば、「LTS→LTS」もしくは「LTS→(一つ飛ばして)→LTS」ができるようになって、よりサーバ版利用者に安心感を与えることができるでしょうから。

その、6.06ですが、二回目のメンテナンスリリースである、6.06.2がリリースされています。前回のメンテナンスリリースが2006年の8月ですから、約1年半越しですか。というか、一回目のメンテナンスリリースが早すぎるんですね、きっと。そういえば、マイコミジャーナルの「Dapper Drakeの最新版「Ubuntu Linux 6.06.2 LTS」が公開」という記事には、「インストールイメージは「Desktop CD」と「Alternate install CD」、「Server install CD」の3種類が用意され」と書いてありますが、6.06.2のインストールイメージはサーバ版のみ、デスクトップ版とAlternate版は6.06.1を使ってインストールし手動でアップデートする必要がある、という認識でいいんですよね。
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posted by しぐま at 20:14 | Comment(2) | コンピュータ

かな漢字変換の精度向上

 以下の内容は、2ヶ月ほど前の状況を元に書いた内容です。アップロードする前にいろいろ修正しているうちに、事情が変わっていったみたいなので、他の人が読んでもまったく役に立たないと思われます。とりあえず、自分の備忘録のために残しておきたいので投稿しました。最近の日本語入力に関する事情は、いくやさんのブログにある「2008年のオープンソースな日本語入力」に簡単にまとまっています。

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posted by しぐま at 20:10 | Comment(0) | コンピュータ

2008年01月17日

Ubuntuニュースあれこれ

EeePCに続け

 昨年のEeePCの大ヒット以来、いろんなところで低価格とかLinuxプリインストールとかのモバイルノートの話が出ていますね。gOSで一世を風靡したEverexのWal-Mart PCは今月中に399ドルの7インチラップトップ版 "CloudBook"を販売するだとか、AcerはUbuntu 7.10プリインストールノートをニュージーランドで販売することを考えているだとか。個人的には今年中に、このへんのどれかとか、もうちょっとがんばって工人舎のSH-6やNokiaのN810を手に入れてUMEを動かしてみたいなーとか思っていたり。でも基本的に英語キーボードなんですよね……。


gOSの最新版

 そのgOSですが、最新版である"gOS Rocket 2.0.0"がリリースされたそうです。ただ、まだベータ版であるという話も……。今月末のCloudBookリリースごろに正式リリースとなるのかもしれません。ちなみに、gOSではウィンドウマネージャとしてEnlightenmentを採用していますが、同じくUbuntuをベースにEnlightmentを採用したGeubuntuというディストリビューションも最近リリースされました


KDE 4リリース

 今月頭のビックイベントといえば、KDE 4のリリースです。既存のKubuntuでも利用できますし、OpenTechPressには詳細な紹介記事が投稿されています。


PCLinuxOS

 そのKDE、性能はともかく「デフォルト」としての位置はGNOMEに負けている状況です。そんな中、PCLinuxOSではデフォルトのデスクトップ環境になっているんですね。PCLinuxOSと言えば、DistroWatchでずっと一番人気だったUbuntuを昨年追い落とし、2007年ではわずかにUbuntuに負けたものの、最近12ヶ月ではUbuntuを越えて一番人気になっている新進気鋭のOSです。もしかしたら、実際使ってみたことはないのでその実力のほどはよくわからないのですが、来年あたりはPCLinuxOSの年になるのかもしれません。


日本語圏のUbuntu

 海外ではUbuntuをPCLinuxOSが猛追しているらしい状況ではありますが、数ヶ月前の記事に「日本語圏だけUbuntu話題にならず」なんて報道がありました。Googleトレンドを見ると海外ではUbuntuの検索回数が多いのに、日本では極端に少ないよって話です。Ubuntuの日本語フォーラムを見ていると、日本のユーザは着実に増えていると思います。質問する人だけじゃなくて、回答者も徐々に増えています。Linux自体を始めて触る人もけっこういるみたいです。ブログでもこれまでのLinux関係のブログでの言及だけでなく、こちらのように、より(コマンドに怯んでしまう)初心者が読むことを想定したブログを書く人も増えているようですし……。

Ubuntu関係の書籍も増えていますね。Linxu 100%がけっこう売れたらしく、いろんな会社からムックが発売されるそうです。昨年末なんかは週刊アスキーみたいなより一般向けの雑誌でも取り上げてもらえましたしね(Viva! Ubuntuさんのような、ユーザ向けのブログが活発なのも一因?)。既存のLinux系雑誌にも、今年はもうちょっと露出していけるんじゃないかと思います。技術評論社のサイトでは、Ubuntu Japanese Teamのhitoさんが週1でデスクトップ機能を活用するためのレシピを紹介する、Ubuntu Weekly Recipeという連載が始まりましたし。

今年の前半ぐらいには、Googleトレンドの状況も変わってくるんじゃないかと期待しています。6.06以来、二番目の長期サポート版である、8.10のリリースも控えていますからね。
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posted by しぐま at 22:07 | Comment(5) | コンピュータ

2008年01月12日

OLPCとEeePC

 今年の目標に「ブログにもっと投稿する」を入れなくて正解だったぜべいべー。

Benjamin Mako Hillさんが日本に講演に来られるとのことなので、ディナーに参加してきました。とっても楽しかったです、とっても楽しかったけれども反省する点もかなり……。


楽しかった点

  • Hill夫妻(?)は、まるでドラマに出てくるような美男美女でした。いろんなことを熱く、おもしろおかしく語ってくれました。半分も聞き取れなかったけれど。
  • 一度会ってみたかったanoirさんに会えました。年末年始の飲みすぎで喉をこわしてドクターストップかかっているはずなのに、ビールがんがん飲んでいました。すげー。
  • OLPCを触らせてもらいました。見た目だけでなく、いろんなガジェットやソフトウェアを見るとパソコンというよりも「おもちゃ箱」みたいな感じ。ちなみに、自分には、そのおもちゃ箱のふたを「自力で開ける」ことはできませんでしたorz
  • hitoさんが持ってきたUbuntuをインストールしたEee PCも触らせてもらえました。Compizも普通にうごいてます。キーボードとディスプレイのサイズが小さいので、常用すると肩が凝ると仰ってたけど、あのサイズなら自分には大丈夫そう。あとは日本語キーボードになってくれれば……みたいなことを言ったら奇異なものを見る目で見られてしまいました。


反省すべき点

  • ぜんぜん発言できませんでした。Makoさんにも、他の人にもいろんな話をしたかったのに、英語を聞き取ろうとするのにいっぱいいっぱいだった上に、いざ喋ろうとするとなんか気後れしてしまいます。
  • 気後れ云々は英語じゃなくてもしばしば起こります。夏のOSCの打ち上げの時もそうだったし。考え過ぎちゃうのがいけないのですけど、考えずに発言し出すとなんか妙な汗が出てきて、語尾がだんだん小さくなっていくんですよね。この悪癖はなんとかしたいところ。
  • OLPCとEee PCは写真を撮っておけば良かった……。
  • また奢ってもらってしまいましたorz
posted by しぐま at 11:51 | Comment(3) | コンピュータ

2007年12月30日

OTPD 2007/12

 オープンソース関係を中心としたニュースサイト、Open Tech Pressから気になる記事をピックアップするOTPD、ようやく12月分です。OTPDといい、先日の記事といい、一つにまとめずに個別の記事毎に別エントリにしたら?と言われました。たしかに、タグ付けしてるんだし、あまりまとめる意味ありませんね。来年からそうしようかな。


Linux向けのCHMファイルビューア

 Linuxを使いながらWindowsのヘルプファイルが必要になる、ということはこれまで一度もありません。たぶんこれからもないかな……。でも、まあ、「ビューアがある」ということだけでも知っておいた方がいいかな、ということで。


OpenOffice.orgで日めくりカレンダーを作る

 最近のOO.oは、上方(?)から送られてくるWord/Excel/PowerPointファイルの閲覧専用と化しています。どうも自分の思い通りに編集できなくて。でもこういうハウツーをしっかり実践していけば、そのうちちゃんと使えるようになるのかな。


次期ブラウザ「IE 8」がWeb標準テストをパス――正確なサイト表示を重視

 Firefoxは開発版ではクリア済みで、リリース版としてはFirefox 3からクリアできるようになるそうです(Firefox 3っていつリリース予定なんでしょう。Hardyに間に合うのかな)。というわけで、これで主要なブラウザはすべてクリアできる目処がたったのでしょうか(Safari/Konqueror/Operaなどは対応済です)。IEについては、当分は6/7が幅をきかせそうですけど。あれ、でもIEの8が2008年前半にリリース予定ってことは、日本におけるIE 7の立場ってどうなるんだろう……。


Gmailのバージョンアップ

 上のブラウザ関係で検索していて知ったのですけれども、Gmailが根本から改善されるそうです。これは10月末の記事なんで、もうすでに新しくなった人もいるらしい……。いろんな新機能もがしがし追加されているとか。個人的には、ラベルデザインの自由度が上がるM&Mがうれしいかな。

ずっと日本ロケールで使っているせいか、うちのアカウントは未だ有効になっていません。そういえばIMAP機能もまだ使えませんね。日本ロケールのまま(一度英語に切り替えるとかいうことをせずに)有効になる日は来るのかな。


ビデオのフォーマット変換を簡単に実行できるOggConvert

 簡単に音声フォーマットを切り替えてくれる「SoundConverter」のビデオ版、かな。UbuntuではSynapticからインストールできますが、7.10だと以前のバージョンである0.2.1.1がインストールされます。対応している入力フォーマットはGStreamerが対応しているもの、つまり動画プレイヤー(Totem)で再生できるものです(MIMEタイプというのは、/usr/share/mimeディレクトリ以下で確認できます)。出力フォーマットはTheoraDiracになります。

Diracは英国放送がインターネット放送用に開発中のコーデックで、参照実装はMPL/GPLv2/LGPLでライセンスされ、関係する特許に対して使用料はとらないことを宣言しています。つまり、フリーなビデオコーデックとしてはTehoraの強力なライバル。


GUIを持つGRUB構成エディター

 いきなりでなんですがQGRUBEditorは開発を停止し、現在はKDE4リリースに向けてKGRUBEditorを開発中だそうです。どちらもUbuntuのレポジトリには存在しないので、Ubuntuにインストールするにはサイトからバイナリパッケージをダウンロードするか、ソースコードをコンパイルしてインストールする必要があります。

デュアルブートしつつWindowsを優先したい初心者や、標準とは異なるパーティション構成でインストールしたい初心者にとって、GRUBの編集が一番の難関になるみたいですね。特にUbuntuの場合は、カーネルアップデート時に古いカーネルをGRUBメニューから削除するため、/boot/grub/menu.lstの中でも、勝手に編集してはいけない領域があります。ここで紹介されているQGRUBEditor/KGRUBEditorはそういうことをちゃんと考慮してくれるのかどうかはちょっとわかりません。

ちなみに、同様の機能を持ったソフトウェアとして、StartUp Managerというものがあります。標準で起動するOSを変更したい場合のような簡単な変更についてはこちらの方が適しているかもしれません。StartUp ManagerはSynapticからインストール可能です。
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posted by しぐま at 14:59 | Comment(0) | コンピュータ